海外ジャーナルクラブ
1ヶ月前
Bonacaらは、 末梢動脈疾患 (PAD) を合併した2型糖尿病成人患者792例を対象に、 セマグルチドによる歩行能力改善効果を第IIIb相二重盲検無作為化比較試験 (STRIDE) で検討した。 その結果、 52週週時点の最大歩行距離のベースラインに対する推定比中央値は、 セマグルチド群が1.21 (IQR 0.95-1.55)、 プラセボ群が1.08 (IQR 0.86-1.36) であり (推定治療比1.13、 95%CI 1.06-1.21、 p=0.0004)、 セマグルチドにより最大歩行距離が有意に改善したことが明らかになった。
末梢動脈疾患ありで2型糖尿病なしの患者に対しての効果は不明ですし、 現段階では長期アウトカムも不明です。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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