海外ジャーナルクラブ
16日前

Whitneyらは、 前立腺生検前男性から採取した精液RNAの遺伝子発現プロファイルを用いて、 前立腺癌検出用の機械学習分類器を開発し、 精度を検証した。 その結果、 検証コホートではAUC 0.90、 感度92%、 特異度69%を示し、 高リスク癌を陰性的中率96%で除外した。 これにより、 自宅採取精液検体を用いた非侵襲的検査の開発可能性が示された。 試験結果はJ Urol誌に発表された。
精液サンプルの採取は患者依存性が高く、 採取条件や保存・解析過程のばらつきが結果に影響した可能性があります。
精液RNAバイオマーカーによる、 前立腺癌検出およびグレード鑑別性能を評価する。
本研究は、 多施設共同前向き研究であり、 前立腺生検前の男性から採取した精液RNAの遺伝子発現プロファイルを用いて、 前立腺癌検出用の機械学習分類器を開発・固定し、 検証コホートで独立評価した。 病理組織診断を参照基準とし、 ISUPグレードグループ別の性能も解析した。
301例中279検体がモデル開発に組み入れられた (訓練セット : 199例、 検証セット : 80例)。
検証コホートではAUC 0.90、 感度92%、 特異度69%を示し、 訓練コホートと同等の性能を示した。 また、 高リスク癌 (ISUPグレードグループ3以上) を陰性的中率96%で除外できた。
著者らは、 「本研究により、 自宅採取の精液検体を用いた非侵襲的な前立腺癌検査の開発可能性が示された。 本検査により、 不要な生検の60~70%を回避できる可能性がある」 と報告している。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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