海外ジャーナルクラブ
14日前

Mangoldらは、 皮膚筋炎患者を対象とした第Ⅲ相二重盲検プラセボ対照無作為化比較試験 (VALOR) の事前規定二次解析において、 first-in-classの経口選択的TYK2/JAK1阻害薬brepocitinibが皮膚症状に及ぼす効果を検討した。 その結果、 投与4週以降、 brepocitinib 30mg群はCDASI-Aスコアの変化においてプラセボ群を上回った (-6.4 vs -3.5)。 安全性プロファイルは、 既承認のJAK阻害薬およびTYK2阻害薬で知られているものと一貫していた。解析結果はJAMA Dermatol誌に発表された。
有効性評価のため疾患修飾性抗リウマチ薬 (DMARD) は用量固定されましたが、 実臨床では疾患コントロール後にDMARDを減量することが一般的であり、 実臨床との乖離があります。
brepocitinibはfirst-in-classの経口選択的TYK2/JAK1阻害薬であり、 皮膚筋炎を対象とした第Ⅲ相無作為化比較試験 (VALOR) で広範な有効性を示した。
本解析では、 52週間の治療における皮膚疾患活動性・そう痒・皮膚関連QOL、 および寛解レベルへの効果を検討することを目的とした。
本試験は、 20ヵ国90施設で実施された52週間の第Ⅲ相二重盲検プラセボ対照無作為化比較試験 (VALOR) の事前規定二次解析である。 対象は活動性の皮膚病変と筋病変を有する成人皮膚筋炎患者であった。 241例が登録され、 以下の3群に無作為化された。
主要な副次評価項目は、 CDASI-Aスコアのベースラインからの変化と臨床的に意味のあるCDASI-A反応*の達成である。
探索的評価項目には、 そう痒 (PP-NRS)、 皮膚関連QOL (Skindex-16)、 皮膚筋炎皮膚活動性医師全般評価 (CDA-IGA) でのclear/almost clear**の達成、 機能的皮膚寛解 (CDASI-A 5点以下) が含まれた。
4週以降、 brepocitinib 30mg群はCDASI-Aスコアの変化、 および臨床的に意味のあるCDASI-A反応の達成率でプラセボ群を上回った。
CDASI-Aスコア 変化
差 -3.0 (95%CI -4.6~-1.4、 p<0.001)
臨床的に意味のあるCDASI-A反応 達成率
差 15.1㌽ (95%CI 1.7-28.6㌽)
探索的評価項目では、 そう痒寛解の達成割合および皮膚関連QOLの改善を高めた。
そう痒寛解 (PP-NRS 1点以下) 達成率
差18.9㌽ (95%CI 5.0-32.9㌽)
皮膚関連QOL (Skindex-16スコア) 変化
差-11.9 (95%CI -17.9~-6.0)
これらの指標の差は、 4週から52週までの全時点で認められた。
ベースラインで中等症~重症の皮膚病変を有した155例では、 brepocitinib 30mg群はCDA-IGAでのclear/almost clear達成割合および機能的皮膚寛解の達成率を改善した。
CDA-IGA : clear/almost clear達成割合
52週時点の差 21.1㌽ (95%CI 2.5-39.7㌽)
機能的皮膚寛解 達成率
52週時点の差 26.6㌽ (95%CI 7.6-45.5㌽)
brepocitinibの安全性プロファイルは、 既承認のJAK阻害薬・TYK2阻害薬と一貫していた。
著者らは、 「brepocitinib 30mg 1日1回投与は、 許容可能な安全性プロファイルとともに、 皮膚症状の迅速かつ持続的な寛解レベルの制御をもたらした」 と報告している。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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