gMG治療薬リスティーゴの在宅自己注射が可能に、 患者への個別配送サービス開始
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HOKUTO編集部

10日前

gMG治療薬リスティーゴの在宅自己注射が可能に、 患者への個別配送サービス開始

gMG治療薬リスティーゴの在宅自己注射が可能に、 患者への個別配送サービス開始
ユーシービージャパンは4月1日、 全身型重症筋無力症 (gMG) 治療薬の抗FcRn抗体製剤ロザノリキシズマブ (製品名 リスティーゴ®皮下注) について、 在宅自己注射指導管理料の対象薬剤となり、 在宅自己注射が保険適用された旨を発表した。 また、 在宅自己注射を行う患者に対してロザノリキシズマブを自宅へ配送するサービスを開始した。

背景およびポイント

3月に電子添文改訂、 在宅自己注射が可能になり手動投与も選択肢に

ロザノリキシズマブは6週間を1サイクルとして、 週に1回皮下注射する。 バイアル製剤であり、 投与に必要な薬液をシリンジに充填し、 緩徐に投与する必要がある。

2025年3月に電子添文が改訂され、 患者自身による在宅自己注射が可能となった。 また、 従来のシリンジポンプを用いての投与に加えて、 手動投与 (マニュアルプッシュ) が選択可能になった。

患者の負担軽減のため個別配送サービスを開始

同社は、 医師の管理指導のもと在宅自己注射を行う患者に対して、 リスティーゴを自宅へ配送するサービスを開始した。 易疲労性が特徴であるgMG患者がシリンジや投与セットを持ち帰る負担の軽減を目的としているという。

ロザノリキシズマブとは

ロザノリキシズマブ (製品名 リスティーゴ) は、 2023年11月に発売されたgMG治療薬で、 FcRnに結合し、 IgG自己抗体を含む血中のIgG濃度を減少させるヒト化IgG4モノクローナル抗体である。 gMGの最も一般的なサブタイプである抗アセチルコリン受容体 (AChR) 抗体陽性および抗筋特異的受容体型チロシンキナーゼ (MuSK) 抗体陽性gMGに有効性が認められている。

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編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。

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