【Eur Heart J】ESCが妊娠中の心血管疾患管理ガイドライン2025年版を発表
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3ヶ月前

【Eur Heart J】ESCが妊娠中の心血管疾患管理ガイドライン2025年版を発表

【Eur Heart J】ESCが妊娠中の心血管疾患管理ガイドライン2025年版を発表
欧州心臓病学会 (ESC) は、 心血管疾患合併妊娠の管理に関する2025年版の新ガイドラインを発表した。 本ガイドラインは2018年版の改訂版であり、 心血管疾患を有する妊娠中の患者に対する最適な診断および治療アプローチを推奨するものである。 本ガイドラインはEuropean Heart Journal誌において発表された。 

📘原著論文

2025 ESC Guidelines for the management of cardiovascular disease and pregnancy. Eur Heart J. 2025 Nov 14;46(43):4462-4568. PMID: 40878294

👨‍⚕️HOKUTO監修医コメント

Pregnancy Heart Team による心臓病患者の妊娠前から産後までの全期間を通じた管理を強く推奨し、 ケアの中心と位置づけた点が最も変わった点と言えます。

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編集部が確認した主な主な変更点

2025年ESC妊娠中の心血管疾患管理ガイドラインの変更点のひとつは、 Pregnancy Heart Team (PHT) による心臓病患者の妊娠前から産後までの全期間を通じた管理を強く推奨し、 ケアの中心と位置づけた点である。

Pregnancy Heart Team (PHT) の重視

mWHO II-III以上の患者に対し、 妊娠前から妊娠中、 産後までPHTによる評価・管理を強く推奨している。

妊娠リスク層別化 (mWHO 2.0) の更新

母体心血管リスク分類mWHO 2.0が疾患カテゴリごとにIからIVに整理され、 心室機能、 肺高血圧、 心筋症、 先天性心疾患などにおける具体的な数値閾値が示された。

DOACの妊娠中非推奨

直接経口抗凝固薬 (DOAC) は妊娠中の使用が推奨されない (Class III C) と明記された。

LMWHの用量とモニタリング

低分子ヘパリン (LMWH) の予防量および治療量に関する具体的なレジメンと、 抗Xa活性の目標値 (0.8-1.2 U/mL) が示された。

心筋症の管理

肥大型心筋症 (HCM) において、 左室流出路閉塞 (LVOTO) が50 mmHg以上または左室駆出率 (EF) が50%未満の場合、 妊娠高リスクとしてPHTによる説明が推奨される。 ミオシン阻害薬は推奨されない (Class III C)。

大動脈疾患の管理

マルファン症候群 (MFS) で大動脈基部径が45 mmを超える場合、 妊娠前の予防手術が推奨される (Class I C)。

妊娠高血圧疾患の管理

子癇前症予防として、 アスピリン75-150 mg/日を12週から36/37週まで投与することが強く推奨される (Class I A)。

重症高血圧 (収縮期血圧160 mmHg以上または拡張期血圧110 mmHg以上) は救急対応とし、 入院治療が推奨される (Class I C)。

妊娠中心停止時の対応

妊娠20週以上のCPRでは、 左子宮手動偏位が推奨される (Class I C)。 母体ROSCが4分で得られず胎児が生存可能であれば、 現場での緊急帝王切開が考慮される (Class IIa C)。

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編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。

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