【Int J Clin Oncol】日本人食道癌への化学療法+ICIのRWD
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海外ジャーナルクラブ

6日前

【Int J Clin Oncol】日本人食道癌への化学療法+ICIのRWD

【Int J Clin Oncol】日本人食道癌への化学療法+ICIのRWD
Satoらは、 切除不能または転移性食道癌患者を対象に、 化学療法+免疫チェックポイント阻害薬 (ICI) 併用療法の有効性、 実行可能性、 予後因子について、 国内の多施設共同レトロスペクティブコホート研究 (リアルワールドデータ; RWD) で検討した。 その結果、 化学療法+ICIの併用療法は、 過去の無作為化比較試験と同等の腫瘍反応性、 安全性、 および長期生存率を示したことが明らかとなった。 本研究はInt J Clin Oncolにおいて発表された。

📘原著論文

The real-world data of immune-checkpoint inhibitor combination therapy for unresectable or metastatic esophageal cancer: a multi-institutional cohort study. Int J Clin Oncol. 2024 Apr 28. PMID: 38679627

👨‍⚕HOKUTO監修医コメント

71症例の後ろ向き研究ですが、 なんとかCox比例ハザードモデルを用いて予測因子を同定しています。 テキストの英語表現を含めて一生懸命さが伝わってくる論文です。

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食道癌 (扁平上皮癌) のTNM分類

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規約版

食道癌へのICI併用療法のRWDは?

切除不能または転移性食道癌に対するICI併用療法の実臨床における有効性、 実行可能性、 予後因子は十分に確立されていない。

71症例を後ろ向き研究で評価

対象

2021年3月~22年12月に食道癌で化学療法+ICI併用療法を受けた患者 : 71例

評価項目

腫瘍反応、 安全性、 長期生存

腫瘍反応性は過去の試験と同程度

腫瘍反応率

(測定可能病変を有する患者の結果)

奏効率

58%

病勢コントロール率

80%

転院手術の成功率

7.0% (5例)

安全性評価

Grade3以上の免疫関連有害事象発現率は13%に認められ、 うち1例 (1.4%) が胆管炎により死亡した。

長期生存

無増悪生存期間 (PFS) 中央値

9.7ヵ月

(95%CI 6.5ヵ月-NR)
p=0.001

Cox比例ハザード解析により、 C反応性蛋白値とパフォーマンスステータス (PS) がPFSの有意な予測因子であることが同定された。

C反応性蛋白低値の患者に適応か?

著者らは 「食道癌に対する化学療法+ICI併用は、 過去の試験と同等の腫瘍反応性、 安全性、 長期生存率を示した。 PSが良好かつC反応性蛋白値が低値の患者は、 同治療法の適応となる可能性がある」 と報告している。

Satoらは、 切除不能または転移性食道癌患者を対象に、 化学療法+免疫チェックポイント阻害薬 (ICI) 併用療法の有効性、 実行可能性、 予後因子について、 多施設共同レトロスペクティブコホート研究で検討した。 その結果、 ICI併用療法は、 過去の無作為化比較試験と同等の腫瘍反応性、 安全性、 および長期生存率を示したことが明らかとなった。 本研究はInt J Clin Oncolにおいて発表された。

📘原著論文

The real-world data of immune-checkpoint inhibitor combination therapy for unresectable or metastatic esophageal cancer: a multi-institutional cohort study. Int J Clin Oncol. 2024 Apr 28. PMID: 38679627

👨‍⚕HOKUTO監修医コメント

71症例の後ろ向き研究ですが、 なんとかCox比例ハザードモデルを用いて予測因子を同定しています。 テキストの英語表現を含めて一生懸命さが伝わってくる論文です。

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食道癌 (扁平上皮癌) のTNM分類

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食道扁平上皮癌/頚・胸部食道癌-腺癌のTNM分類

規約版

研究の背景

切除不能または転移性食道癌に対するICI併用療法の実際の有効性、 実行可能性、 予後因子は十分に確立されていない。

研究デザイン

対象

2021年3月~22年12月に食道癌で化学療法+ICI併用療法を受けた患者:71例

評価項目

腫瘍反応、 安全性、 長期生存

研究結果

腫瘍反応率

(測定可能病変を有する患者の結果)

奏効率

58%

病勢コントロール率

80%

転院手術の成功率

7.0% (5例)

安全性評価

Grade3以上の免疫関連有害事象発現率は13%に認められ、 うち1例 (1.4%) が胆管炎により死亡した。

長期生存

無増悪生存期間 (PFS) 中央値

9.7ヵ月

(95%CI 6.5ヵ月-NR)
p=0.001

Cox比例ハザード解析により、 C反応性蛋白値とパフォーマンスステータス (PS) がPFSの有意な予測因子であることが同定された。

結論

食道癌に対するICI併用療法は、 過去の試験と同等の腫瘍反応性、 安全性、 長期生存率を示した。 PSが良好かつC反応性蛋白値が低値の患者は、 同治療法の適応となる可能性がある。

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HOKUTO編集部
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編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。

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