医療の最前線から
2日前

世界の注目総説論文を紹介する 「医療の最前線から」。今回は、 2026年のNature Reviews Disease Primers誌に掲載された 「不眠症」 に関する総説を取り上げます。 不眠症は成人の10~16%にみられ、 精神疾患や身体疾患の独立したリスク因子となる負担の大きい疾患です。 本総説では、 最新の病態生理から診断基準、 認知行動療法や薬物療法といった推奨マネジメントまでが体系的にまとめられています。
❶成人の不眠症有病率は「10~16%」
❷約35%が「閉塞性睡眠時無呼吸」を合併
❸うつ病や不安障害との併存率は「50%」に近い
❹診断は睡眠困難「週3回以上かつ3ヵ月以上」等
❺第一選択治療は「認知行動療法(CBT-I)」
❻CBT-Iの核心は「睡眠制限と刺激統制」
❼CBT-Iは「デジタル→集団→個別」で段階的に
❽睡眠薬は「CBT-I不十分例」の二次選択肢
❾BZ系・BZRAは「4週以内」の短期使用が原則
❿オレキシン拮抗薬は「3ヵ月」までは使用可
⓫抗ヒスタミン薬や抗精神病薬は「非推奨」
原著論文で詳細を確認する
Insomnia disorder. Nat Rev Dis Primers. 2026 Apr 9;12:17.

編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。