【NEJM】大腸癌スクリーニング、 cfDNA解析検査の有効性は?
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海外ジャーナルクラブ

2ヶ月前

【NEJM】大腸癌スクリーニング、 cfDNA解析検査の有効性は?

【NEJM】大腸癌スクリーニング、 cfDNA解析検査の有効性は?
Chungらは、 平均的リスクを有する大腸癌スクリーニングの適格集団を対象に、 血中無細胞DNA (cfDNA) 解析検査の有効性について臨床検証コホートを用いて評価した。 その結果、 大腸癌に対する感度が約83%、 進行新生物に対する特異度が約90%、 進行前癌病変に対する感度が約13%であることが確認された。 本研究はNEJM誌において発表された。

📘原著論文

A Cell-free DNA Blood-Based Test for Colorectal Cancer Screening. N Engl J Med. 2024 Mar 14;390(11):973-983. PMID: 38477985

👨‍⚕HOKUTO監修医コメント

Cell-free DNA (cfDNA) とは血漿や尿などの体液中に存在する細胞外DNA分子の複合体とのことです。 NEJMでは2024年に入って大腸癌スクリーニングにおいて次世代Multitarget Stool DNA Testの研究成果も報告されており注目されています。


大腸癌スクリーニング受診率の向上が課題

大腸癌は、 米国の成人が診断される癌の中で3番目に多い。 また、 大腸癌スクリーニング適格集団の3分の1以上が、 多様な検査を利用可能であるにもかかわらずスクリーニングを受けていない。 血液検体を用いた検査によりスクリーニングの受診率を向上させ、 大腸癌の早期発見と大腸癌関連死を減少させる必要がある。

cfDNA解析の精度を調査

対象

大腸癌スクリーニングに適格な集団 : 7,861例

感度と特異度をそれぞれ評価

主要評価項目

大腸癌に対する感度、 進行新生物 (大腸癌または進行前癌病変) に対する特異度

スクリーニング大腸内視鏡検査との比較

副次評価項目

進行前癌病変発見の感度

大腸癌への感度83%、 進行新生物への特異度90%

大腸癌に対する感度

83.1%

(95%CI 72.2-90.3%)

I期、 II期、 III期の大腸癌に対する感度

87.5%

(95%CI 75.3-94.1%)

進行前癌病変に対する感度

13.2%

(95%CI 11.3-15.3%)

大腸内視鏡検査で進行癌 (前癌病変含) が発見されなかった参加者の結果

  • 陰性率 : 89.6%
  • 陽性率 : 10.4%
  • 特異度 : 89.6%
(95% CI 88.8-90.3%)

大腸内視鏡検査陰性の特異度

89.9%

(95% CI 89.0-90.7%)

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編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。

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