海外ジャーナルクラブ
11日前

Dengらは、 JAK阻害薬アブロシチニブで十分な反応が得られた中等症以上のアトピー性皮膚炎 (AD) 患者を対象に、 減量または投与間隔延長による24週間の漸減の実施可能性と2つの漸減法の比較を後ろ向きに検討した。 その結果、 97.4%が漸減に成功し、 非再燃率は12週時97.4%、 24週時91.0%であった。 病勢変動による漸減戦略の変更は、 投与間隔延長群で減量群より多かった (28.6% vs 8.3%)。 研究結果はJ Am Acad Dermatol誌に発表された。
対象は病勢が良好にコントロールされ漸減に同意した患者のみであり、 漸減を拒否した患者が除外されているため、 選択バイアスの可能性があります。
中等症以上のアトピー性皮膚炎 (AD) で十分な治療反応が得られた後に、 JAK阻害薬を漸減できるかどうかを示すエビデンスは限られており、 漸減レジメン同士の直接比較も行われていない。
本研究では、 アブロシチニブで十分な反応が得られた中等症以上のAD患者を対象に、 24週間かけて行う漸減の実施可能性を2つの漸減法で後ろ向きに検討した。
組み入れられた78例中76例 (97.4%) が漸減に成功した。
非再燃率は12週時97.4%、 24週時91.0%であった。
24週時点の平均累積投与量は6,908mgで、 標準投与*の16,800mgから9,892mg減少した。 薬剤費も標準投与の想定費用より低かった。
病勢変動による漸減戦略の変更割合は、 投与間隔延長群28.6% (12/42例) vs 減量群8.3% (3/36例) と、 投与間隔延長群で有意に高かった (p=0.041)。
著者らは、 「アブロシチニブに十分に反応した中等症以上のAD患者では、 24週間の漸減は実施可能で、 有効性を維持しながら治療負担を軽減できる」と報告している。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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