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5日前

Patelらは、 全身性エリテマトーデス (SLE) 患者を対象に、 ヒドロキシクロロキン (HCQ) 血中濃度に影響する臨床的因子、 および治療域内HCQ血中濃度の維持がSLEの転帰に及ぼす影響を、 前向き縦断コホート研究で検討した。 その結果、 腎機能の指標である推定糸球体濾過量 (eGFR) が75mL/分/1.73m²以下の患者では、 HCQが5mg/kg/日で投与されていたにもかかわらず経時的に治療域を超えるHCQ血中濃度が認められた。 また、 HCQ血中濃度が非常に低値または治療域未満の患者では、 治療域内濃度の患者と比べて経時的な活動性SLEのオッズがそれぞれ6.7倍および2.6倍高かった。 本研究はArthritis Care Res誌において発表された。
急性腎障害 (AKI) と慢性腎臓病 (CKD) でのHCQ血中濃度変動を比較できていない点がlimitationです。
HCQは、 SLE治療の基幹薬である一方で、 体重に基づく投与量では、 薬物代謝やクリアランスに個人差をもたらす臨床的因子が考慮されていない。
そこで本研究では、 前向きSLEコホートの縦断データを用いて、 体重に基づくHCQ投与にもかかわらず、 HCQ血中濃度に大きな変動をもたらす臨床的因子を特定するとともに、 治療域とされるHCQ血中濃度 (750~1,150ng/mL) を維持することがSLE転帰の改善と関連するかを検討した。
前向きSLEコホートに登録された247例から得られた計962回の受診データを解析した。
解析では、 ランダム切片およびランダム傾きを含む一般化線形混合モデルを用いて、 CKD、 HCQ投与量、 経時的なHCQ血中濃度などの関連を評価した。
さらに、 被験者内・被験者間の分解モデルを用いて、 HCQ血中濃度および治療域内HCQ血中濃度の個人内および個人間の変動が、 経時的な活動性SLEおよび再燃に及ぼす影響を検討した。
ベースライン時の対象患者の平均年齢は47歳で、 91%が女性、 66%が白人であった。 45%でHCQ血中濃度が治療域未満 (<750ng/mL) であり、 79%でHCQが5mg/kg/日以下で投与されていた。
HCQが5mg/kg/日で投与されていたにもかかわらず、 eGFRが75mL/分/1.73m²以下の患者では、 経時的に治療域を超えるHCQ血中濃度が認められた。
また、 HCQ血中濃度が非常に低値 (<200ng/mL) または治療域未満 (200~<750ng/mL) の患者では、 治療域内濃度の患者と比べて経時的な活動性SLEのオッズがそれぞれ6.7倍および2.6倍高かった。
個々の患者レベルでは、 各受診時のHCQ血中濃度が100ng/mL上昇するごとに、 活動性SLEのオッズは33%、 再燃のオッズは22%低下した。
著者らは 「HCQ血中濃度モニタリングは、 特にeGFRが75mL/分/1.73m²以下の患者において、 SLEの疾患コントロールを改善し、 HCQの最適な使用につながる可能性がある」 と報告している。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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