海外ジャーナルクラブ
2年前
Myburghらは、 集中治療室 (ICU) で人工呼吸器管理を行っている成人患者を対象に、 選択的消化管除染 (SDD) が患者の院内死亡率を低下させるかどうかをクラスタークロスオーバー無作為化臨床試験で検討。 その結果、 SDDは標準治療と比較して、 院内死亡率を有意に低下させなかった。 本研究は、 JAMA誌において発表された。
本研究結果では、 SDDは人工呼吸器管理患者の院内死亡率を有意には改善していません。 しかしながら、 全体の結果の印象として全く効果がない治療ではない、 と言えます。 ある特殊な群、 例えば外傷などでは効果が期待されるかもしれません。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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