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1時間前

Leeらは、 侵襲的冠動脈造影を受ける患者における冠微小血管障害の有病率と予後について、 前向き多施設共同コホート研究 (Multicenter FLOW-CMD Registry) で検証した。 その結果、 冠微小血管障害は閉塞性心外膜冠動脈疾患を有する患者の21.5%、 有さない患者の9.3%に認められた。 また、 追跡1.9年で主要評価項目 (全死亡、 心筋梗塞、 再血行再建、 心不全入院の複合) の推定発生率は冠微小血管障害あり群で18.8%であり、 なし群の10.5%に比べて、 有意に高率であった (HR 1.91)。 試験結果はLancet誌に発表された。
対象は中等度の冠動脈狭窄を有し侵襲的生理学的評価を受けた患者に限定されており、 正常冠動脈や軽微な病変しか有しない患者には一般化できない可能性があります。
冠微小血管障害は心外膜冠動脈疾患に併存し得るが、 侵襲的冠動脈造影患者における有病率と予後のデータは限られている。
本研究では、 日常診療で侵襲的冠動脈造影を受ける患者での、 冠微小血管障害の有病率と予後を評価することを目的とした。
本研究は、 韓国で実施された前向き・多施設共同コホート研究 (Multicenter FLOW-CMD Registry) であり、 侵襲的冠動脈造影目的に紹介された患者を対象に生理学的評価を実施した。
閉塞性心外膜冠動脈疾患は、 狭窄率40~90%かつ冠血流予備量比 (FFR) 0.80以下、 または狭窄率90%超で血行再建が行われた場合と定義した。 冠微小血管障害は、 冠血流予備能2.0未満かつ微小循環抵抗指数25以上の場合と定義した。
主要評価項目は全死亡、 心筋梗塞、 再血行再建、 心不全入院の複合とした。
1,003例が登録された。 冠微小血管障害は、 閉塞性心外膜冠動脈疾患を有する患者で併存する割合が高かった。
冠微小血管障害の有病率
追跡期間中央値1.9年時点で、 主要評価項目の発生率は、 冠微小血管障害を有する患者で有意に高かった。
主要評価項目
HR 1.91 (95%CI 1.22-2.99、 p=0.0047)
著者らは、 「侵襲的冠動脈造影を受けた虚血性心疾患疑い患者において、 冠微小血管障害は心外膜冠動脈疾患と併存し、 全死亡、 心筋梗塞、 再血行再建、 または心不全による入院の複合リスク上昇と関連していた」 と報告している。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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