インタビュー
3ヶ月前

福岡徳洲会病院 (福岡県) は、 年間12,500件以上の救急搬送を受け入れています。 屋根瓦式の手厚いサポート体制のもと、 勤務時間内は密度濃く学び、 勤務以外はしっかりと休める――。 そんなメリハリある研修環境が整っているといいます。
今回は、 同院で初期研修を修了し、 現在は救急科専攻医として勤務する津代 海先生に、 初期研修について話を聞きました。
――初期研修先に選んだ理由を教えてください。
「学生時代から、 急性期から慢性期まで幅広く診られる医師になりたいという思いがありました。 当院は、 救急車の搬送件数が非常に多い点が魅力的でした。 病院見学で研修医の先生が丁寧なレクチャーを受けている様子を見て『救急でも一般病棟でも満足度の高い研修ができる』と感じたことも理由の一つです」

――実際に研修が始まってみて、 いかがでしたか?
「屋根瓦式の体制を採用しており、 縦のつながりがある中でしっかりと指導を受けることができます。 例えば、 1年目で内科を回っていた際に、 処置がうまくできなかったことがあったのですが、 2年目の先輩がさっと代わって対応してくれたことをよく覚えています」
「毎週土曜日にあるERカンファレンスでは、 研修医が症例を発表してディスカッションをします。 自分が間違って理解していたところや、 見立ての甘さに気づかせてもらえるので、 とても学びになりました」

――福岡徳洲会病院で研修を続けられた理由を教えてください。
「初期研修で指導をしてくれた先生方が本当に教育熱心だということに尽きます。 何か質問すると想像以上に深いフィードバックが返ってきて『自分も将来こうなりたい』と憧れを抱きました。 この環境でさらに学びを深めようと決めました」
――忙しさは5段階中どのくらいでしたか?
「4くらいです。 当直は月7~8回入っていました。 ただ、 勤務時間外の呼び出しは全くなく、 当直明けの日はしっかり休めます。 勤務時間外にストレスを感じることはなかったです」
「オフの日は先輩と出かけてリフレッシュして、 精神的にも支えてもらえました。 いっぱいいっぱいになってしまう時も先輩のさりげない声がけがある今の環境に救われたと感じます」

――実際に長期休暇は取れましたか?
「長期休暇はきちんと取れました。 あらかじめいくつかの時期が決まっており、 その中から同期と調整して取得する形になっています。 1年目は海外旅行に行きました。 1週間まるごと仕事から離れられたので、 リフレッシュできました」
――同期との関係性はどうですか?
「同期は10人以上いて、 徳洲会グループの中でも比較的多い方です。 出身大学はさまざまですが、 すぐに仲良くなりました」
「当直の回数が多く、 自然と顔を合わせる機会が増えるので、 仲が深まりやすかったと思います。 当直は1年目が3~4人で入り、 そこに2年目の先輩や指導医の先生が加わる体制です」

――医学生へのメッセージをお願いします。
「初期研修先は、 実際にいろいろな病院を見学して、 自分のやりたいことに合った環境を見つけることが重要です。 救急科はもちろんですが、 他の科もバランスよく経験し、 オンとオフのメリハリをしっかりとつけて働きたいと考えている人には、 当院が合うと思います」

▶福岡徳洲会病院 ホームページ
▶同病院 初期臨床研修医募集ページ ホームページ
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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