海外ジャーナルクラブ
2ヶ月前

国立循環器病研究センターのKhairan氏らの研究グループは、 大豆食品およびその栄養成分の接種量と心房細動 (AF) 発症リスクとの関連を検証した。 その結果、 女性では、 納豆およびビタミンK摂取量の最接種群で、 低接種群に比してAFリスクの低下が認められた。 納豆接種では56% (HR 0.44、 95%CI 0.24–0.80)、 ビタミンK接種では67% (HR 0.33、 95%CI 0.15–0.71) のリスク減となった。 試験結果はJ Nutr誌に発表された。
女性のAF発症率は比較的低く、 女性症例数は限られているため、 納豆摂取とAF発症リスクとの関連を確認するにはより多くの症例を含む追加研究が必要です。
大豆食品は心血管疾患を予防する可能性が示されているが、 心房細動 (AF) の予防効果は明らかでない。 本研究では、 大豆食品およびその栄養成分であるイソフラボンとビタミンK摂取と、 AF発症との関連を検証した。
本研究は、 食物摂取頻度調査票 (FFQ) に回答した30~90歳の男女5,278例を対象とした前向きコホート研究である。 AFは心電図、 定期健診、 医療記録、 死亡診断書をもとに診断した。
多変量調整Cox回帰分析を用い、 大豆食品 (納豆、 味噌、 豆腐)、 大豆、 イソフラボン、 ビタミンKの、 残差法によるエネルギー調整摂取量の三分位間 (低接種群 : T1、 中間群 : T2、 高接種群 : T3) でのAF発症HRと95%CIを算出した。
平均12.6年における6万6,487人年の追跡期間中に、 222例がAFを発症した。
女性では、 納豆およびビタミンK摂取量の高接種群 (T3) で、 低接種群 (T1) に比してAFリスクの低下が認められた。
女性でのAFリスク低下 (高接種群vs低接種群)
なお男性では、 味噌摂取量において、 中程度摂取とAFの逆相関が認められた。 また、 総大豆食品、 豆腐、 大豆、 イソフラボン摂取とAFリスクとの関連は、 男女いずれにも認められなかった。
著者らは、 「女性において、 納豆およびビタミンKの高摂取は AFリスク低下と関連していた」 と報告している。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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