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2時間前

Xuらは、 HER2陰性の再発/転移乳癌を対象に経口パクリタキセル製剤DHP107の静注パクリタキセルに対する非劣性を無作為化比較試験 (OPTIMAL) で検討した。 その結果、 無増悪生存期間 (PFS) 中央値はDHP107群で10.0ヵ月、 静注パクリタキセル群で8.5ヵ月であり、 DHP107の非劣性が示された。 DHP107では好中球減少や消化器毒性が多くみられたが、 管理可能であった。 試験結果はAnn Oncol誌に発表された。
タキサン系薬剤の有害事象には人種差 (アジア人では好中球減少、 アフリカ系では末梢神経障害が多いなど) が知られていることから、 今後はより多様な人種・民族を対象とした検証が必要です。
静注パクリタキセルは長時間の点滴を要し、 過敏反応や末梢神経障害を伴う。
OPTIMAL試験は、 経口パクリタキセル製剤DHP107の有効性と安全性について、 HER2陰性の再発/転移乳癌患者において静注パクリタキセルと比較することを目的とした。
同試験は多国籍・多施設・非盲検の第Ⅲ相・無作為化比較試験であり、 DHP107の静注パクリタキセルに対する非劣性を検証した。 対象はHER2陰性の再発/転移乳癌で、 転移後の化学療法歴がない患者とした。 549例が以下の2群に無作為化され、 投与は28日サイクルで行われた。
主要評価項目*はper-protocol set (PPS) における治験医師判定の無増悪生存期間 (PFS) であり、 副次評価項目は独立中央判定PFS・全生存期間 (OS)・腫瘍奏効・QOL・安全性とした。
PFSにおいて、 DHP107群のパクリタキセル群に対する非劣性が示された。
PFS中央値
HR 0.869 (95%CI 0.707-1.068ヵ月)
OS中央値
HR 0.967 (95%CI 0.762-1.227ヵ月)
DHP107群では好中球減少・発熱性好中球減少・悪心・下痢・嘔吐が多く、 パクリタキセル群では末梢神経障害と過敏反応がより多かった。
治療関連死はDHP107群で0例、 パクリタキセル群で1例 (0.4%) であった。
QOLは両群で同程度であった。
著者らは、 「DHP107は静注パクリタキセルに対して非劣性の有効性と管理可能な安全性プロファイルを示し、 HER2陰性乳癌における有効かつ利便性の高い代替治療としての使用が支持された」 と報告している。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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