海外ジャーナルクラブ
7ヶ月前

Koivusaloらは、 成人の血友病A (HA) およびB (HB) 患者を対象としたフィンランドの後ろ向き登録研究において、 凝固因子製剤の半減期標準型 (SHL) から半減期延長型 (EHL) への切り替えが臨床転帰と医療費に及ぼす影響を検討した。 なおHA患者の74%、 HB患者の71%がEHL製剤へ切り替えていた。 その結果、 週あたりの平均投与回数はHAで2.8→2.2回、 HBで1.6回→0.9回へと有意に減少した (いずれもp<0.001)。 年間平均消費量は、 HA患者1例あたりでは21万9,534→25万8,317 IUへ18%増加し (p<0.05)、 HB患者1人あたりでは22万1,685→16万209 IUへ28%減少した (p<0.01)。 年間出血率 (ABR) はHA (2.8→0.9)、 HB (1.6→0.8) ともに低下傾向を示し、 HAの治療遵守率は81%→95%へと有意に改善した (p<0.01)。 年間総医療費はHAで€17万6,979→€19万5,760へ、 HBで€18万930→€23万6,208へと増加した (HBのみ p<0.01)。
本研究の限界として、 EHL移行後の追跡期間が短く (HA 2.5年、 HB 1.0年)、 投与最適化前のコスト増加を反映している可能性が挙げられています。
血友病Bの出血予防、 半減期延長型FⅨ製剤が半減期標準型より有効
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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