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2日前

Zontagらは、 2型糖尿病 (T2D) 患者を対象に、 グルカゴン様ペプチド-1 (GLP-1) 受容体作動薬の使用と、 嗅覚・味覚障害の発症との関連を後ろ向きコホート研究で検討した。 その結果、 GLP-1受容体作動薬の処方歴は、 嗅覚・味覚障害の発症リスク増加と関連していた。 研究結果はJAMA Otolaryngol Head Neck Surg誌において発表された。
嗅覚・味覚障害はICD-10コードのみに基づいて同定しており、 客観的評価ではなく自己申告に依存することが多いため、 診断の正確性に限界があります。
GLP-1受容体作動薬は、 過去10年間で血糖コントロールと減量の双方を目的に広く使用されるようになった。 使用者ではさまざまな有害事象が報告されているが、 嗅覚・味覚の知覚に及ぼす潜在的な影響についてはほとんど知られていない。
大規模電子カルテデータベース (TriNetX Global Collaborative Network) を使用し、 2017年12月5日から2026年4月20日 (解析日) までのデータを対象とし、 治療開始後最長2年間追跡した。 対象は、 嗅覚・味覚障害の記録がない18歳以上のT2D患者で、 以下の2群に分けられた。
主要評価項目は国際疾病分類 (ICD) コードで同定した嗅覚・味覚障害の新規発症*だった。
傾向スコアマッチング後、 各群43万8,474例が解析対象となった。
GLP-1受容体作動薬の処方歴を有する患者は、 マッチングした対照患者と比較し、 嗅覚・味覚障害全体の発症リスクが高かった (HR 1.48 [95%CI 1.37-1.61])。
アウトカム別では、 GLP-1受容体作動薬の使用は、 嗅覚・味覚障害のいずれについても発症リスク上昇と関連していた。 これらの関連は追跡期間を通じて一貫していた。
- 嗅覚障害 : HR 1.81 (95%CI 1.58-2.07)
- 味覚障害 : HR 1.52 (95%CI 1.35-1.71)
著者らは、 「本研究は、 GLP-1受容体作動薬による治療が、 嗅覚・味覚障害のリスク上昇と関連する可能性を示唆しており、 より慎重なモニタリングと公衆衛生上の注意喚起の必要性を示している」 と報告している。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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