海外ジャーナルクラブ
2年前
人工呼吸器関連肺炎 (VAP) と診断された患者を対象に、 グラム染色所見による抗菌薬選択制限とガイドラインに基づく広域抗菌薬療法の臨床効果を比較する多施設共同非盲検無作為化臨床試験を実施 (GRACE-VAP試験). 結果、 グラム染色所見による治療はガイドラインに基づく治療と比較して非劣性であり、 VAP患者における広域抗菌薬の使用量を有意に減少させることが示された. 本研究は、 JAMA Netw Open誌において発表された.
(以下、 グラム染色群) :103名
(以下、 ガイドライン群) :103名
(リスク差 0.05、 95% CI -0.07~0.17) .
結論:グラム染色に基づいた治療は、 ガイドラインによる治療と比較して非劣性であり、 VAP患者における広域抗菌薬の使用量を有意に減少させることが示された.
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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