HOKUTO編集部
10ヶ月前
Germline predisposition traits in allogeneic hematopoietic stem-cell transplantation for myelodysplastic syndromes: a survey-based study and position paper on behalf of the Chronic Malignancies Working Party of the EBMT.
Lancet Hematol 2023年10月25日オンライン版
Lancet Hematol誌に掲載された骨髄異形成症候群 (MDS) の同種造血幹細胞移植における生殖細胞系列素因に関するトピックスをまとめた論文を紹介します。
以前は、 若年発症においては生殖細胞系列の変異に気を付けるというイメージがあったが、 最近はもう少し遅いタイミングで発症するMDSにおいても遺伝性のものがあることがわかってきている。
全ゲノムシークエンスが望ましいとは記載されているが、 本邦では、 大学等の研究機関においても、 全ゲノムシーケンシングよりはターゲットを絞った遺伝子パネル検査が一般的である。
血縁ドナーからの同種造血幹細胞移植を行う際にはドナーに同じ変異がないかを確認することが重要であり、 遺伝カウンセリング後に家族内でスクリーニングを行うことが勧められる。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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