海外ジャーナルクラブ
6ヶ月前

Boschらは、 オランダにおいて、 cT2-4N0-2M0の頭頸部扁平上皮癌患者295例を対象に、根治的放射線治療における予防的頸部照射 (ENI) の線量低減 (43Gy) による有効性および安全性を、 標準線量 (50Gy) を対照として多施設共同無作為化比較試験UPGRADE-RTで比較評価した。 その結果、 主要評価項目の1年時における食事の正常性スコアの平均値は低減群 (196例) が91.6 (95%CI 88.5-94.7)、 対照群 (99例) が92.6 (95%CI 88.2-97.1) であり、 両群間に有意差は認められなかった (平均差 -1.1 [95%CI -6.5-4.4])。 2年時における予防的リンパ節領域の再発率は、 低減群が4.9% (片側95%CI 上限7.5%)、 対照群が4.3% (片側95%CI 上限7.7%) であり、 低減群において事前に設定された許容境界9%を下回り、 安全性が担保された。 また探索的解析において、 低減群でGrade3以上の急性嚥下障害の低減、 および口腔乾燥症に関連するQOLの改善が示された。
予防的リンパ節領域への放射線照射量を50Gyから43Gyに低減しても、 1年時点での領域再発率や食事摂取への影響に大きな差は認められなかったため、 本低減は標準治療の選択肢となり得ます。
頭頸部扁平上皮癌へのペムブロリズマブ、 同時併用 vs 逐次併用
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。