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4日前

Walterらは、 進行性の膵・消化管内分泌腫瘍 (GEP-NET) を対象に、 ペプチド受容体放射性核種療法 (PRRT) である177Lu-edotreotideと分子標的薬エベロリムスの有効性および安全性について、 無作為化比較試験COMPETEで検証した。 その結果、 無増悪生存期間 (PFS) 中央値は、 エベロリムス群の14.1ヵ月に比べて、 177Lu-edotreotide群では23.9ヵ月と有意に延長した。 試験結果はLancetに発表された。
比較対照薬であるエベロリムスの適応制限により、 機能性消化管NETやカルチノイド症候群の患者は除外されましたが、 過去の第Ⅲ相試験では機能性・非機能性NETのいずれにもPRRTの有効性が示されています。
転移を有するGEP-NETに対し、 PRRTと分子標的薬はいずれも承認されている治療選択肢となっているが、 望ましい治療順序についての臨床的エビデンスは乏しい。 COMPETE試験では、 ソマトスタチン受容体 (SSTR) 陽性の進行GEP-NETを対象に、 177Lu-edotreotideとエベロリムスの有効性・安全性を比較検証した。
対象は、 アフリカ、 欧州、 北米、 オセアニアの14ヵ国49施設で登録された、 18歳以上で未治療または既治療の切除不能または転移を有するグレード1または2のGEP-NET患者である。非盲検第Ⅲ相優越性試験であり、 患者は原発巣と前治療で層別化のうえ以下の2群に2:1で無作為化された。
主要評価項目は盲検下独立中央判定によるPFSとした*。
2017年4月13日~2022年6月20日に324例が登録され、 309例 (男性168例[54%]、 女性141例[46%]) が無作為化された。
PFSの追跡期間中央値は、 177Lu-edotreotide 群で27.5ヵ月、 エベロリムス群で21.2ヵ月であった。PFS中央値は、 177Lu-edotreotide 群で23.9ヵ月 (95%CI 18.7-30.0ヵ月) であり、 エベロリムス群の14.1ヵ月 (同9.2-20.9ヵ月)に比べ有意に延長した(層別化HR0.67, 95%CI0.48-0.95, p=0.022)。
治療関連の有害事象の発現率は、 177Lu-edotreotide群で82%(217例中178例)、 エベロリムス群で97%(99例中96例) であった*。 治療関連のgrade3-4の有害事象の発現率は、 177Lu-edotreotide群で18%、 エベロリムス群で40%であった。
主な治療関連有害事象は 177Lu-edotreotide群で下痢および悪心(ともに36%) と無力症(33%)、 エベロリムス群で下痢(45%)、 無力症 (36%)、 貧血(27%)であった。 治療関連死は両群いずれでも認められなかった。
著者らは、 「177Lu-edotreotideは統計学的に有意かつ臨床的に意義のあるPFSの改善をもたらした。 有効性と安全性の結果は、 進行性GEP-NET患者の早期治療ラインでの177Lu-edotreotide の使用を支持するものである」 と報告している。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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