海外ジャーナルクラブ
2ヶ月前

Leonらは、 低リスク大動脈弁狭窄症患者を対象に、 経カテーテル大動脈弁置換術 (TAVI) と外科的大動脈弁置換術のを比較するPARTNER3試験の7年追跡データを解析した。 その結果、 死亡・脳卒中・再入院を含む複合エンドポイントに両群間で有意差はなかった (死亡、 脳卒中、 手技/弁/心不全に関連する再入院 : TAVI群34.6% vs 外科手術群37.2%)。 また、 大動脈弁圧較差、 生体弁不全の発生率、 患者報告アウトカムも類似していた。 試験結果はNEJM誌に発表された。
追跡開始から数年間での試験からの離脱は、 外科手術群で不均衡に多く発生していました。
PARTNER3試験5年時データにおいて、 低リスク大動脈弁狭窄症患者での、 経カテーテル大動脈弁置換術 (TAVI) と外科的大動脈弁置換術のアウトカムは同等であり、 長期的な臨床成績および弁耐久性の評価が求められていた。
患者をTAVI群と外科手術群に1:1で無作為に割り付けし、 7年間追跡した。
第1主要評価項目は、 死亡、 脳卒中、 手技/弁/心不全に関連する再入院の複合エンドポイントとした。
第2主要評価項目は、 死亡、 障害を残す脳卒中、 非障害性脳卒中、 手技/弁/心不全に関連する再入院日数を含む複合エンドポイントであり、 win ratio解析にて評価した。
合計1,000例の患者が無作為化された。
7年時点の第1および第2主要評価項目に、 両群間で有意差はなかった。
第1主要評価項目 (推定発生率)
TAVI群vs 外科手術群
差 -2.6%㌽;95%CI -9.0~3.7%㌽)
第2主要評価項目
win ratio : 1.04 (95%CI 0.84~1.30)
第1主要評価項目構成要素 (推定発生率)
TAVI群vs 外科手術群
7年時点の大動脈弁圧較差 (平均±SD) は、 TAVI後13.1±8.5mmHg、 外科手術後12.1±6.3mmHg であった。 生体弁不全の発生率はTAVI群6.9%、 外科手術群7.5%であった。 患者報告アウトカムも両群で類似していた。
著者らは、 「低リスク大動脈弁狭窄症患者において、 TAVIと外科手術では、 7年時点の死亡・脳卒中・再入院を含む主要複合エンドポイントに有意差は認められなかった」 と報告している。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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