海外ジャーナルクラブ
3ヶ月前

Falkenbachらは、 米国国立がん研究所 (NCI) のSEERデータベース (2004~21年) を用い、 放射線治療 (RT) または根治的前立腺全摘除術 (RP) を受けた限局性前立腺癌患者を対象として、 米国予防医学専門委員会 (USPSTF) による2012年のPSA検診中止勧告 (RAPS) が癌特異的死亡率 (CSM) に及ぼす影響を評価した。 その結果、6年間の追跡調査において、 75歳未満 (27万92例) のCSMは、 RAPS導入前の1.6% (95%CI 1.6-1.7) から導入後の1.9% (同1.8-2.0) へと有意に増加した (p<0.001)。 患者背景を調整した多変量Coxモデルにおいて、 RAPS導入はCSM増加の独立した予測因子であった。 一方で、 75歳以上 (3万3,688例) のCSMは、 RAPS導入前 の4.2% (95%CI 3.8-4.6) と比べて導入後は4.8% (同4.5-5.1) と有意に増加したものの (p=0.002)、 多変量Coxモデルにおいて、 RAPS導入とCSM増加に有意な関連は示されなかった (全体、 RP患者、 RT患者のいずれもp≥0.5)。
USPSTFのRAPS導入後、 75歳未満の限局性前立腺癌患者では癌特異的死亡が1.2倍に増加しています。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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