再発または難治性多発性骨髄腫に対する新併用療法「DPd」は有効か!? APOLLO試験より
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海外ジャーナルクラブ

3年前

再発または難治性多発性骨髄腫に対する新併用療法「DPd」は有効か!? APOLLO試験より

再発または難治性多発性骨髄腫に対する新併用療法「DPd」は有効か!? APOLLO試験より

新レジメン「DPd療法」を公開中

  • 新レジメン「DPd療法」の公開に伴い、過去のジャーナルを再掲載!
  • 成人多発性骨髄腫に対するDPd療法 (抗CD抗体ダラツムマブとヒアルロニダーゼの配合剤のポマリドミド+デキサメタゾン(Pd)との併用)の有効性を検証したランダム化非盲検多施設共同第3相試験 「APOLLO」の結果が、Meletios AらによってLancet Oncologyに報告された.
  • 結果、主要評価項目の無増悪生存期間(PFS)中央値は、Darzalex Faspro+Pd群12.4カ月、Pd単独群6.9カ月(ハザード比0.63、95%CI 0.47-0.85、P=0.0018)で、Pd単独群と比べるとDarzalex Faspro+Pd群の病勢進行または死亡のリスクが37%低下した.

研究デザイン

  • 再発又は難治性多発性骨髄腫に対するランダム化非盲検多施設共同第3相試験.
  • レナリドミド・プロテアソーム阻害剤を含む1ライン以上の前治療歴を有する再発・難治性多発性骨髄腫へのPOM+デキサメタゾン療法に対するDARAの上乗せ効果を評価(追跡期間中央値16.9ヵ月).

研究結果

CR:完全寛解、 VGPR:非常に良い部分寛解、 MRD:微小残存病変

無増悪生存期間(PFS)中央値

  • DPd群 12.4ヵ月 vs Pd群 6.9ヵ月
  • HR 0.63、 95%CI 0.47-0.85、 p=0.0018
再発または難治性多発性骨髄腫に対する新併用療法「DPd」は有効か!? APOLLO試験より

全奏効率 (ORR)

  • DPd群 68.9% vs Pd群 46.4%
  • OR 2.7、 95%CI 1.7-4.4、 p<0.0001

完全寛解以上 (≧CR)

  • DPd群 24.5% vs Pd群 3.9%
  • OR 8.2、 95%CI 3.4-20.3、 p<0.0001

非常により部分寛解以上 (≧VGPR)

  • DPd群 51.0% vs Pd群 19.6%
  • OR 4.3、 95%CI 2.6-7.3、 p<0.0001

微小残存病変(MRD)の陰性化率

  • DPd群 9% vs Pd群 2%
  • OR 4.7、 95%CI 1.3-16.9、 p=0.010

DPd療法の骨髄抑制

DPd療法の主な有害事象

DPd療法のその他重要な有害事象

原著論文

Daratumumab plus pomalidomide and dexamethasone versus pomalidomide and dexamethasone alone in previously treated multiple myeloma (APOLLO): an open-label, randomised, phase 3 trial. Lancet Oncol. 2021 Jun;22(6):801-812. PMID: 34087126

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HOKUTO編集部
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編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。

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