【NEJM】貧血あり動脈瘤性くも膜下出血、 制限輸血 vs 自由輸血
著者

海外ジャーナルクラブ

3日前

【NEJM】貧血あり動脈瘤性くも膜下出血、 制限輸血 vs 自由輸血

【NEJM】貧血あり動脈瘤性くも膜下出血、 制限輸血 vs 自由輸血
Englishらは、貧血のある動脈瘤性くも膜下出血患者742例を対象に、赤血球輸血の自由戦略(ヘモグロビン[Hb]値10g/dL以下の場合に輸血必須)と制限戦略(Hb値8g/dL以下の場合は輸血任意)の効果を比較すべく多施設共同無作為化比較試験SAHARAを実施した。その結果、主要評価項目とした12ヵ月後の神経学的転帰不良*発生率に有意差はなかった(33.5% vs 37.7%;RR 0.88、95%CI 0.72- 1.09、p=0.22)。
*12ヵ月後のmodified Rankin scale 4点以上と定義

📘原著論文

Liberal or Restrictive Transfusion Strategy in Aneurysmal Subarachnoid Hemorrhage. N Engl J Med . 2024 Dec 9. Online ahead of print. PMID: 39655786.

👨‍⚕️HOKUTO監修医コメント

Hb 8と10では当然ですが臨床的な差は出ません。差を出そうと思えば我々の正常値であるHb13-14あたりを目標とした研究が必要ですが、医療資源やコストの関係からそもそも実臨床で成り立たないので研究も行われません。

🔢関連コンテンツ

Hunt and Kosnik分類

くも膜下出血の重症度分類

Hunt and Kosnik分類

くも膜下出血の重症度分類

WFNS分類

くも膜下出血の重症度分類

ポストのGif画像
【NEJM】貧血あり動脈瘤性くも膜下出血、 制限輸血 vs 自由輸血の全コンテンツはアプリからご利用いただけます。
臨床支援アプリHOKUTOをダウンロードしてご覧ください。
今すぐ無料ダウンロード!
こちらの記事の監修医師
こちらの記事の監修医師
HOKUTO編集部
HOKUTO編集部

編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。

HOKUTO編集部
HOKUTO編集部

編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。

監修・協力医一覧
QRコードから
アプリを
ダウンロード!
【NEJM】貧血あり動脈瘤性くも膜下出血、 制限輸血 vs 自由輸血