海外ジャーナルクラブ
4年前

Liらは、大腸内視鏡検査後の患者を対象に、 血栓塞栓症リスクと抗血栓薬の中断との関連性を後ろ向きコホート研究で検討した。その結果、2剤以上の抗血栓薬、 クロピドグレル、 ワルファリン、 DOACの中止は、 高リスクの患者において、 大腸内視鏡検査後の血栓塞栓症イベントの発生と関連することが示された。本研究は、Clin Gastroenterol Hepatol誌において発表された。
リアルワールドデータ解析結果から、 高リスク患者において出血と血栓塞栓症のバランスを取ることが重要であると導かれています。つまり、 臨床医に必要な能力の1つはこのバランス感覚を持てるかどうか、 と言えると思います。

抗血栓薬はポリープ切除後の出血リスクを高める可能性があるが、 抗血栓薬の中断は血栓塞栓症のリスクも高める。
2016年1月から2021年3月までに大腸内視鏡検査を受けた患者の後ろ向きコホート研究である。異なる患者群における大腸内視鏡検査後の血栓塞栓症イベントの発生率を検討した。評価項目は、 抗血栓薬の服用 (中断あり・なし)、 大腸内視鏡検査の適応、基礎的な血栓塞栓症、出血リスクなど。
抗血栓薬の一時的な中断、 特に2剤以上の併用療法、 クロピドグレル、 ワルファリン、 DOACの中止は、 高リスク患者において、 大腸内視鏡検査後の血栓塞栓症、 さらには死亡と関連することが示された。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。