【JAMA】オピオイド使用障害 総説 「何が分かる?」
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医療の最前線から

1日前

【JAMA】オピオイド使用障害 総説 「何が分かる?」

【JAMA】オピオイド使用障害 総説 「何が分かる?」
世界の注目総説論文を紹介する 「医療の最前線から」。 今回は、 2026年のJAMAに掲載された 「オピオイド使用障害 (OUD) 」 の総説を取り上げます。 OUDは世界で3番目に多い物質使用障害で、 米国では2024年に53,774人が過量投与で死亡しています。 本総説では、 OUD治療薬・離脱症状治療・過量投与への解毒薬の使い分けが実践的に整理されていますので、 ぜひご一読ください。

この論文で学べる11の要点

❶全OUD患者に「OUD治療薬 (MOUD) 」を提示

 罹病率と死亡率を低下 (ナルトレキソンは死亡減少未確立)

❷FDA承認薬は「ブプレノルフィン・メサドン・ナルトレキソン」

 利便性・患者選好・治療歴等を踏まえて共同意思決定で選択

❸第一選択の「ブプレノルフィン・メサドン」は全死亡減少

 全死亡のRR : ブプレノルフィン0.34、 メサドン0.47

❹ブプレノルフィン「断薬12~72h後・COWS>8」で開始

 フェンタニル常用者は最大72h。低用量(断薬不要)・高用量の導入法も

❺フェンタニル使用者のメサドンは初日「最大50mg」

 維持は80mg以上。 フェンタニル使用者は100mg以上を要することも

メサドンは「QTc延長・過量投与」に注意

 100~150mg/日超で心電図推奨。導入4週以内の死亡率が高い

❼ナルトレキソンは「導入障壁」が大きい

 7-10日断薬が必要。注射の導入完遂は舌下ブプレノルフィンより低率

❽離脱治療時も「MOUD導入」で死亡減

 退院後MOUD導入で全死亡補正HR0.52と報告(非導入と比較)

❾離脱症状治療の主軸は「オピオイド作動薬」

 α2作動薬 (lofexidine,クロニジン) は補助・代替で使用

過量投与治療は拮抗薬「ナロキソン」

 正常な呼吸数を回復する最小用量で投与。 必要時は反復投与

ナロキソンは「経鼻2-4mg・筋注0.4mg」で開始

 必要時は3分毎に反復。 高用量は離脱症状の増悪に注意

原著論文で詳細を確認する

Medications for Opioid Use Disorder, Opioid Withdrawal, and Opioid Overdose: A Review. JAMA. 2026;335(11):986-998.

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【JAMA】オピオイド使用障害 総説 「何が分かる?」

Q. MOUDの死亡率低減エビデンスは?

Q. ブプレノルフィン導入の開始基準は?

Q. フェンタニル使用者のメサドン初期量は?

Q. ナロキソンの投与量と投与経路は?

Q. ナルトレキソン開始前の禁欲期間は?


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編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。

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