HOKUTO通信
26日前

2026年度から、 病院と有床診療所が 「現在の機能」 「2040年に向けて担う機能」 「診療実績」 を都道府県に報告する仕組みが始まります。 どの病院がどの分野で症例を集めているかは、 これまで以上に重い意味を持つことになります。
そこで今回、 全国のDPC調査参加病院6,347病院を対象とした月平均患者数について、 診断分類 (MDC18分野) 別に、 上位10施設をランキング形式で紹介します。 病院情報局が公表する最新データ (2024年度実績) に基づいています。
なお、 医療機関機能報告は2026年10月以降の開始です (厚生労働省資料)。 大学病院本院は、 医育および広域診療機能のみを報告し、 構想区域ごとの医療機関機能については報告しません。 報告された診療実績は、 地域医療構想調整会議が各医療機関の担う機能を遅くとも2028年度までに決める際の基本資料になります。
急性期の拠点機能については、 同じ資料で 「人口20万~30万人に1つ」 を目安に、 構想区域ごとに確保すべき医療機関数を設定するとされています。

1位に大学病院が入ったのは、 耳鼻咽喉科系の1分野だけでした。 残る17分野では、 がんセンター・専門病院・単科病院から地域の総合病院までが頂点に並んでいます。 各分野の2位以下は、 下のリンクからご覧ください。 なお診断分類 (MDC18分野) は診療科と1対1で対応しないため、 診療科名は目安です。
診断分類 (MDC18分野) は診療科と1対1で対応しませんが、 目安となる診療科を併記しました。 気になる分野からご覧ください。
MDCの区分と診療科は1対1で対応しないため、 複数の分野にまたがって症例を診る診療科も少なくありません。 関連する分野を施設ごとに合算したランキングも用意しました。
なお、 以下4本は診断分類別の値を施設単位で合算した編集部の独自集計であり、 病院情報局が公表する順位ではありません。
参考とするのは 「病院情報局」。 厚生労働省のDPC (診断群分類包括評価) 調査データなどをもとに、 疾患別の入院患者数や平均在院日数を集計し、 急性期病院の診療実績を比較できるデータベースです。
上の一覧から読み取れるのは、 分野によって症例の集まり方の型が違う、 ということです。 術式や疾患が絞り込まれた領域では、 その領域に資源を集中させた施設が圧倒的な数を積み上げます。 一方で、 複数科の連携と設備を前提とする症例は、 規模の大きな病院に集まりやすくなります。
順位そのものより、 「どの領域で、 どういう型の病院に症例が集まっているのか」 という構図のほうを読み取っていただければと思います。
なお、 分野ごとに数字の性格が異なる点にはご注意ください。 精神系はDPCが精神病床を対象外とするため診療実態を反映せず、 小児系も小児の入院症例が他分野に分散するため絶対数が小さくなります。 詳しくは各分野の記事の注記をご覧ください。

編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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