HOKUTO編集部
13日前

全身療法による治療歴のない切除不能肝細胞癌 (HCC) に対する抗PD-1抗体ニボルマブ+抗CTLA-4抗体イピリムマブ併用療法 (NIVO+IPI) の有効性および安全性を、 標準治療 (レンバチニブまたはソラフェニブ : LEN/SOR) と比較した第III相無作為化比較試験CheckMate 9DWの4年追跡結果から、 OSの持続的な改善効果が示された。 独・University Medical Center MainzのPeter R. Galle氏が発表した。
2025年7月9日のデータカットオフ (追跡期間中央値52.5ヵ月 [範囲 44.0-66.1ヵ月]) 時点における全生存期間 (OS) 中央値は、 NIVO+IPI群が23.7ヵ月 (95%CI 18.8-29.4ヵ月) であり、 LEN/SOR群の20.6ヵ月 (同 17.7-22.5ヵ月) に比べて有意な改善が示された (HR 0.78 [95%CI 0.65-0.93])。 48ヵ月OS率はNIVO+IPI群が31%、 LEN/SOR群が18%であり、 NIVO+IPI群での長期にわたる生存ベネフィットが確認された。
奏効率 (ORR) は、 NIVO+IPI群で36% (95%CI 31-42%)、 LEN/SOR群で13% (同 10-17%) であり、 完全奏効率 (CR) はそれぞれ8%、 2%だった。
奏効期間中央値は、 NIVO+IPI群が34.3ヵ月 (95%CI 22.6-47.7ヵ月) であり、 LEN/SOR群の12.9ヵ月 (同 10.2-33.9ヵ月) に対し持続的な奏効が認められた。
Grade 3~4の治療関連有害事象 (TRAE) の発現率は、 NIVO+IPI群で41%、 LEN/SOR群で42%だった。 TRAEによる治療中止率はそれぞれ18%、 10%であり、 新たな安全性シグナルは検出されなかった。
免疫関連副作用(IMAEs)として注目された免疫介在性肝炎は63例に認められ、 発症までの中央値は6.0週であった。 ただし、 そのうち47例 (75%) で肝炎は解消し、 解消までの期間中央値は10.3週だった。 また肝炎を含むIMAEsは概ねコントロール可能だった。

編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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