HOKUTO通信
1ヶ月前
医師偏在に関する議論で、 厚生労働省が問題視している論点の一つが、 美容など自由診療に流れる医師の増加です。 初期研修後、 すぐに美容分野に進むことを 「直美 (ちょくび) 」 と形容するようにもなりました。 実際、 この10年間で診療科別の医師数はどう変化したのでしょうか?
今回は、 厚労省が2年に1回公表している 「医師・歯科医師・薬剤師統計」 の 「主たる診療科別にみた医師数」 のデータを基に、 2012年と2022年の診療科別医師数を比較。 増加率が高い診療科順にランキングにしました。
データ集計方法
厚労省「医師・歯科医師・薬剤師統計」は、 日本国内に住所があり、 医師法第6条第3項により届け出た医師の届出票を集計しています。 統計手法の詳細はコチラを参照下さい。
やはりというべきか、 増加率が最も高かったのは美容外科 (2.81倍) で、 感染症内科 (1.66倍)、 6腎臓内科 (1.62倍) と続きました。 このほか、 乳腺外科、 救急科、 糖尿病内科も1.5倍超でした。
全体でも約1.1倍の増加率となる中、 外科は2割減と落ち込みが顕著でした。 内科はほぼ横ばいでした。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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