海外ジャーナルクラブ
15日前

Lvらは、 B細胞活性化因子および増殖誘導リガンドを標的とするtelitaciceptについて、 IgA腎症への有効性と安全性を検証した第Ⅲ相試験 (TELIGAN) の中間解析を実施した。 その結果、 39週時点における24時間尿蛋白/クレアチニン比 (UPCR) 変化率は、 telitacicept群で-58.9%であり、 プラセボ群の-8.8%に比べて、 有意な改善を認めた。 安全性については、 有害事象はtelitacicept群の89.3%に発現するも、 重篤な有害事象は2.5%で、 予期しない安全性所見は報告されなかった。 試験結果はN Engl J Med.誌で発表された。
本報告は39週時点の中間解析結果であり、 腎機能 [推算糸球体濾過量 (eGFR) ] の長期的推移については進行中の104週解析結果を待つ必要があります。
IgA腎症の病態形成には、 B細胞活性化因子 (BAFF) および増殖誘導リガンド (APRIL) が関与しており、 この両方を標的とするtelitaciceptはIgA腎症に有効である可能性がある。
本研究は、 適切な支持療法にもかかわらず持続性蛋白尿 (蛋白量1.0g/日以上) を認めるIgA腎症患者を対象とした、 第Ⅲ相・多施設共同・二重盲検・プラセボ対照・無作為化比較試験 (TELIGAN) であり、 本稿では事前規定された中間解析の結果が報告された。
患者は、 telitacicept 240mg週1回皮下投与群またはプラセボ群に1:1で割り付けられた。
主要評価項目は、 ベースラインに対する39週時点のUPCRの幾何平均比とし、 安全性も評価した。
計318例 (各群159例) において、 39週時点におけるUPCR変化率は、 telitacicept群で有意に良好であった。
UPCR変化率
差-55.0% (95%CI -61.3~-47.6%、 p<0.001)
eGFRの変化率
有害事象はtelitacicept群でプラセボ群より多く認められたが (89.3% vs 78.6%)、 重篤な有害事象はtelitacicept群で少なく (2.5% vs 8.2%)、 予期しない安全性所見は報告されなかった。
著者らは、 「進行リスクの高いIgA腎症患者において、 telitaciceptの39週間投与は、 プラセボと比較してUPCRをより大きく低下させた」 と報告している。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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