海外ジャーナルクラブ
3ヶ月前
Holmbergらは、 院内心停止時の蘇生措置終了のルール開発および検証を目的として、 予後研究を実施。 デンマーク全国の院内心停止が登録されたレジストリを用いてルールを開発し、 スウェーデンおよびノルウェーのレジストリを用いてルールを検証した。 主要評価項目は30日以内の死亡率とした。 その結果、 4つの変数 (目撃なし、 モニターなし、 初期波形がasystole、 蘇生措置時間が10分以上) を用いたルールが最も優れており、 心停止1,000件中110件で蘇生措置終了を提案し (陽性率11%)、 30日以内の死亡率を1,000件中6件で誤って予測した (偽陽性率0.6%)。
院内心停止はさまざまな理由があるため、 例え目撃なし初期波形Asystoleであっても10分間の蘇生で中止とは日本ではできなそうです。 本ルールの日本での検証研究が期待されます。
🔢 CPC / OPC (The Glasgow-Pittsburg Outcome Categories)
🔢 CAHPスコア
🔢 CASTスコア
🔢 rCASTスコア
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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