インタビュー
2ヶ月前

年間9,800台の救急車を受け入れる地域中核病院、 済生会横浜市南部病院。 救急医療の現場では研修医がファーストタッチをするのみならず、 検査や治療方針の決定まで主体的に関わります。 2年次には40週間の自由選択期間が設けられ、 志望科や将来像に合わせて研修をスケジュールできる点も特徴です。
今回は、 初期臨床研修センター長の藤田浩之先生(写真右)と、 初期研修医2年次の相薗 温希先生(写真左)、 1年次の湯川直輝先生(写真中央)に研修の特徴について話を聞きました。
――研修プログラムの特徴を教えてください。
藤田先生
「あらゆる診療科に応える研修スケジュールを希望にあわせて比較的自由に組めるところだと思います。 1年次から4週間の自由選択期間があり、 2年次とあわせて合計40週間となります」
相薗先生
「私は小児科志望なので、 2年目の研修の半分を小児科やNICUに充て、 残りを耳鼻咽喉科や放射線科など関連分野で固めています。 2か月前までに申請すれば変更も可能なので、 自分の関心に合わせて柔軟に調整できます」
藤田先生
「当院にない精神科の入院診療や三次救急を学びたい場合は、 済生会横浜市東部病院や東邦大学病院で研修することも可能です」

――救急医療の現場でのサポート体制はどうなっていますか?
藤田先生
「二次救急として年間9,800台を受け入れています。 救急部では2年目が1年目を支え、 救急科の医師が全体をサポートします」
相薗先生
「当院には救急専攻医がいないこともあり、 研修医が主体となって考えます。 救急科のベテランの先生方が状況を把握しながら任せてくれます。 裁量が大きい分、 責任も伴いますが、 それが成長につながっています」
湯川先生
「隣に2年目の先生がいるので、 1年目が一人で抱え込むことはありません。 すぐに相談できます」

――研修先に選んだ理由を教えてください。
湯川先生
「病院の雰囲気が自分に合っていると感じました。 協力しながら働く空気があり、 ここなら安心して学べると思いました」
相薗先生
「横浜市大の医局に進むことを考えていましたし、 小児科が強い点も魅力でした。 各学年10人ほどなので、 手技の取り合いにならず、 一人になることもない規模感も良かったです」
――実際に研修してみていかがですか?
湯川先生
「救急診療科・宿日直は忙しいですが、 研修全体をみれば5段階中3程度の忙しさだと思います。 勉強時間は確保できます」
相薗先生
「ヘルニアや胆嚢摘出術の執刀医を任せてもらえました。 内科志望が比較的多い病院ですが、 外科の指導体制も整っています」
――印象に残っているエピソードを教えてください。
相薗先生
「腹痛と嘔吐で来院した30代女性の症例です。 最初は胃腸炎を疑いましたが、 急激な血圧低下を認め、 エコーで腹水があり、 子宮外妊娠破裂と分かりました。 二次救急では、 ありふれた症状の中に重症例が潜んでいます。 それを見逃さない視点を養えるのは大きな成長につながります」

――働きやすさ、 オフの日の様子を教えてください。
湯川先生
「基本的にどの科もオンコールはなく、 オンとオフがはっきりしています」
相薗先生
「オフの日は遊びに行ったり勉強したりしています。 志望科が決まっている人などは、 自主的にその科に学びに来ることもあります」
――病院の雰囲気はいかがですか?
湯川先生
「コメディカルに声をかけやすく、 看護師も協力的です。 分からないことを丁寧に教えてもらいました」
藤田先生
「コメディカルとの間もそうですし、 ドクター間の垣根がとても低い病院だと思います。 コミュニケーションを何より大切にし、 気持ちよく働ける環境づくりを整えるよう常に意識しています」

――医学生へのメッセージをお願いします。
湯川先生
「自由度が高く、 どの診療科志望の方にも向いている病院です。 ぜひ見学に来て雰囲気を感じてください」
相薗先生
「医師としての最初の2年間はとても大事な選択です。 いろいろな病院を見学したうえで、 志望病院の一つに当院も加えていただけたら嬉しいです」
藤田先生
「初期研修では、 患者さんのベッドサイドに足を運んで、 顔を見て直接寄り添って話を聞く姿勢を何より大切にしてほしいと思っています。 当院で研修を終えた先生は、 臨床力だけでなく医師としての態度も身についているんじゃないかなあと思います」
「研修医の採用試験は国試の筆記試験問題に準じた多肢選択式としています。 日頃から大学で基礎をしっかり積み重ねておくことが重要です。 また面接試験を担当する先生方には、 一緒に働きたいなと思う人に高い評価をつけてください、 とお願いしています。 常勤医はほとんどが横浜市大の医局から派遣されていますが、 研修医の出身は北海道から沖縄までさまざまです。 出身大学による垣根もほとんどありません。 ぜひ一度見学に来ていただいたうえで、 当院の研修に応募していただきたいと思います」



▶済生会横浜市南部病院 ホームページ
▶同病院 初期臨床研修医募集ページ ホームページ
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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