海外ジャーナルクラブ
12ヶ月前
Bredenoordらは、 好酸球性食道炎 (EoE) の患者を対象に、 抗IL-4/13受容体抗体デュピルマブの長期投与の効果を第Ⅲ相無作為化比較試験LIBERTY EoE TREETのサブ解析で検討した。 その結果、 デュピルマブ300mg週1回投与は、 ステロイド食道局所 (嚥下) 治療 (swallowed topical corticosteroids;STC) の使用経験やSTCに対する効果不十分、 不耐用、 禁忌の有無にかかわらず、 EoE患者において有効性を示し、 忍容性も良好であった。 本研究はGut誌において発表された。
好酸球性食道炎に対してステロイドに代わる治療手段としてデュピルマブの有効性が証明されたことは、 どの領域においてもステロイドの代替手段としてモノクローナル抗体製剤の有効性がさらに期待されます。
STC使用経験の有無、 STCに対する効果不十分、 不耐用、 禁忌の有無別で見た解析でも、 デュピルマブは組織学的寛解率とDSQスコアを有意に改善した。
デュピルマブ300mg週1回投与は、 STCの使用経験やSTCに対する効果不十分、 不耐用、 禁忌の有無にかかわらず、 EoE患者において有効性を示し、 忍容性も良好であった。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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