海外ジャーナルクラブ
17日前

Fervenzaらは、 一次性膜性腎症の成人患者を対象に、 静注オビヌツズマブと経口タクロリムスを比較する第Ⅲ相無作為化比較試験 (MAJESTY) を実施した。 その結果、 104週時の完全寛解率は、 オビヌツズマブ群で有意に高かった (37% vs 6%)。 また、 104週時の完全または部分寛解、 76週時の完全寛解もオビヌツズマブ群で良好であった。 試験結果はNEJM誌に発表された。
104週間の追跡期間では、 長期的な安全性や末期腎不全 (ESKD) への進行といった重要な臨床転帰を評価するには不十分です。
Ⅱ型抗CD20抗体オビヌツズマブについて、 一次性膜性腎症に対する有効性と安全性の検証が求められている。
一次性膜性腎症の成人142例を対象に、 第Ⅲ相試験 (MAJESTY) を実施した。 患者は以下の2群に1:1で無作為化された。
主要評価項目は104週時の完全寛解**とし、 主な副次評価項目には104週時の完全または部分寛解、 76週時の完全寛解、 eGFR 30%以上の持続低下などが含まれた。 評価は固定順序の階層的検定***で行われた。
104週時の完全寛解は、 オビヌツズマブ群で有意に高率であった。
104週時の完全寛解
調整差 31㌽ (95%CI 18-44㌽、 p<0.001)
主な副次評価項目である、 104週時の完全または部分寛解、 76週時の完全寛解もオビヌツズマブ群で良好だった。
eGFR 30%以上の持続低下では有意差を認めず、 階層的検定の規定により、 以降の評価項目では正式な有意性検定は行わなかった。
グレード3以上の有害事象はオビヌツズマブ群16例 (22%)、 タクロリムス群13例 (19%) で報告された。
著者らは、 「オビヌツズマブは一次性膜性腎症における完全寛解の導入において、 タクロリムスより優れていた」 と報告している。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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