【NEJM】心臓手術における「希釈式自己血輸血」の有効性は?
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海外ジャーナルクラブ

7ヶ月前

【NEJM】心臓手術における「希釈式自己血輸血」の有効性は?

【NEJM】心臓手術における「希釈式自己血輸血」の有効性は?
Monacoらは、 人工心肺を用いた心臓手術を受ける成人患者2,010例を対象に、 希釈式自己血輸血 (ANH) *が同種赤血球輸血回避に及ぼす影響を、 通常ケアを対照として国際多施設共同単盲検無作為化比較試験ANHで評価した。 その結果、 主要評価項目である入院中の同種赤血球輸血施行率**は、 ANH群 (1,010例) が27.3%、 通常ケア群 (1,000例) が29.2%であり、 両群間に有意差は認められなかった (相対リスク0.93 [95%CI 0.81-1.07]、 p=0.34)。 術後出血に対する手術施行率は、 ANH群が3.8%、 通常ケア群が2.6%、 30日以内または入院中の死亡はそれぞれ14例 (1.4%)、 16例 (1.6%) であり、 安全性プロファイルは両群間で同様であった。
*人工心肺開始前に自己血を650mL以上採取、 必要に応じて晶質液を補充し、 人工心肺離脱後に返血
**1単位以上の同種赤血球の輸血を施行した患者の割合

📘原著論文

A Randomized Trial of Acute Normovolemic Hemodilution in Cardiac Surgery. N Engl J Med. 2025 Jul 31;393(5):450-460. PMID: 40503713

👨‍⚕️HOKUTO監修医コメント

輸血プロトコルを統一せず各施設の判断に任せた点、 また、 すべての心臓手術を対象として出血リスクの違いを考慮していない点がlimitationになります。


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編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。

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