IACHとは

International Academy for Clinical Hematologyの略で､ 臨床血液におけるclinical practiceをより良いものにすることに重点を置いた臨床医の国際的なグループとして立ち上げられました｡ 

私自身もfounderの中には名前を入れて頂いておりますが､ COVID-19のこともあり実質的に関わることができておりませんでした｡ 今年度からは私自身もアジアからの情報発信ということで取り組んでいきたいと考えております｡ 

IACHの理念

IACHの理念としては以下のようなことが記載されています｡ 

血液の領域ではさまざまな観点での診療に関わる学術的な継続教育の需要が世界的に高まっており､ そのニーズに応える活動が必要とされています｡ 特に血液学は新たな病態の発見や新規治療薬がどんどんと実装されている最もダイナミックな変化を有する領域であり､ その領域において専門医が専門性の高い能力ならびに卓越性を発展させていくことが望まれます｡ これらの目標を達成するために､ 科学的および臨床的知識､ 方法､ スキルを共有するようなプラットフォームが必要とされ､ IACHは世界中の専門家の協力を得て､ そのプラットフォームとしての役割を果たしたいと考えています｡

コンテンツの紹介

Meetings

既に国際的な学会を開催するまでになっています｡ 特にCOMy (World Congresses on Controversies in Multiple Myeloma)に代表されるようにcontroversialな点について議論を交わす内容が多いことが特徴です｡

Webinars

既に多数のトピックスについてのwebinarが視聴可能となっています｡ Post-congress webinarsでは国際学会が開催された後にその中で重要と考えられるトピックスについてのdiscussionが行われており大変参考になります (YouTubeでも公開)

  掲載例 >>詳細はコチラ

• Treatment of Acute Lymphoblastic Leukemia, with a Special Focus on the Role of Asparaginase and Conventional Chemotherapy
• A Focus on Small Molecules in Myeloma
• Management of Refractory Anemia in Myeloid Malignancies

Journal Club

重要と考えられる論文をその領域の専門家が紹介してくれており､ 大変参考になります｡

  掲載例 >>詳細はコチラ

• Post transplantation Cyclophosphamide Based Graft-versus-Host Disease Prophylaxis
• Overall Survival With Daratumumab, Lenalidomide, and Dexamethasone in Previously Treated Multiple Myeloma (POLLUX)
• HARMONY: a Randomised, Multicentre, Phase 3 Trial
• Momelotinib Versus Danazol in Symptomatic Patients with Anaemia and Myelofibrosis (MOMENTUM)
• Idecabtagene Vicleucel for Relapsed/Refractory Multiple Myeloma: Real-World Experience From the Myeloma CAR T Consortium

Junior Club

こちらはどちらかというと若い世代の方が中心となっている動画になり､ 学生や若手医師にもっとIACHに関与してもらいたいという意欲が感じられます｡ >>詳細はコチラ

IACH for Nurses

その名の通り看護師向けということになりますが､ 本邦の看護師向けとしては日本語であったとしても少し医師向けぐらいの話が多く難易度が高すぎるかとは感じる内容になります｡ >>詳細はコチラ