薬剤情報
後発品
薬効分類バリウム造影剤
一般名硫酸バリウム散
薬価13.5
メーカーカイゲンファーマ
最終更新2014年09月改訂(第6版)

用法・用量

本剤100gに対し水18〜26mLを加えて200w/v%〜240w/v%の濃度の懸濁液とし、その適量を経口投与する。

次記量を標準とする。

1.食道(二重造影):硫酸バリウム濃度200〜240w/v%、用量30〜50mL。

2.胃・十二指腸(二重造影):硫酸バリウム濃度200〜240w/v%、用量200〜230mL。

効能・効果

食道二重造影撮影・胃二重造影撮影・十二指腸二重造影撮影。

副作用

本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していない。

重大な副作用

1.重大な副作用(頻度不明)

1).ショック、アナフィラキシー:ショック、アナフィラキシーが現れることがあるので、観察を十分に行い、顔面蒼白、四肢冷感、血圧低下、チアノーゼ、意識消失、潮紅、蕁麻疹、顔面浮腫、喉頭浮腫、呼吸困難等が現れた場合には、適切な処置を行う。

2).消化管穿孔、腸閉塞、腹膜炎:消化管穿孔、腸閉塞、腹膜炎を起こすことがあり、また、大腸潰瘍、大腸炎、憩室炎、バリウム虫垂炎等から消化管穿孔に至る恐れもあるので、観察を十分に行い、検査後、腹痛等の異常が認められた場合には、腹部の診察や画像検査(単純X線、超音波、CT等)を実施し、適切な処置を行う。

その他の副作用

2.その他の副作用:次のような副作用が現れた場合には、症状に応じて適切な処置を行う。

1).消化器:(頻度不明)排便困難、便秘、一過性下痢・一過性腹痛、肛門部痛・肛門部出血、悪心、嘔吐。

2).過敏症:(頻度不明)発疹、そう痒感、蕁麻疹。

禁忌

1.消化管穿孔又はその疑いのある患者[消化管外(腹腔内等)に漏れることにより、バリウム腹膜炎等の重篤な症状を引き起こす恐れがある]。

2.消化管に急性出血のある患者[出血部位穿孔を生ずる恐れがあり、また、粘膜損傷部等より硫酸バリウムが血管内に侵入する恐れがある]。

3.消化管閉塞又はその疑いのある患者[穿孔を生ずる恐れがある]。

4.全身衰弱の強い患者。

5.硫酸バリウム製剤に対し、過敏症の既往歴のある患者。

慎重投与

1.消化管瘻孔又はその疑いのある患者[穿孔を生じ、消化管外に漏れる恐れがある]。

2.穿孔を生ずる恐れのある患者(胃潰瘍・十二指腸潰瘍、虫垂炎、憩室炎、潰瘍性大腸炎、腸重積症、腫瘍、寄生虫感染、生体組織検査後間もない患者等)。

3.消化管狭窄又はその疑いのある患者[腸閉塞、穿孔等を生ずる恐れがある]。

4.腸管憩室のある患者[穿孔、憩室炎を生ずる恐れがある]。

基本的注意等

(重要な基本的注意)

1.他の医薬品に対し過敏症の既往歴のある患者、喘息、アトピー性皮膚炎等過敏症反応を起こしやすい体質を有する患者では、ショック、アナフィラキシーが現れる恐れがあるので、投与に際しては問診を行い、観察を十分に行う。

2.消化管内に硫酸バリウムが停留することにより、まれに消化管穿孔、腸閉塞、大腸潰瘍、大腸炎、憩室炎、バリウム虫垂炎等を引き起こすことが報告されており、特に高齢者においては、より重篤な転帰をたどることがあるので、次の点に留意する。

1).患者の日常の排便状況に応じた下剤投与を行う。

2).迅速に硫酸バリウムを排出する必要があるため、十分な水分の摂取を患者に指導する。

3).患者に排便状況を確認させ、持続する排便困難、腹痛等の消化器症状が現れた場合には、直ちに医療機関を受診するよう指導する。

4).腹痛等の消化器症状が現れた場合には、腹部の診察や画像検査(単純X線、超音波、CT等)を実施し、適切な処置を行う。

3.心臓に基礎疾患を有する患者、高齢者では、不整脈・心電図異常が現れることが報告されているので、観察に留意する。

4.誤嚥により、呼吸困難、肺炎、肺肉芽腫の形成等を引き起こす恐れがあるので、誤嚥を起こす恐れのある患者(高齢者、嚥下困難、喘息患者等)に経口投与する際には注意する(誤嚥した場合には、観察を十分に行い、急速に進行する呼吸困難、低酸素血症、胸部X線による両側性びまん性肺浸潤陰影が認められた場合には、呼吸管理、循環管理等の適切な処置を行う)。

高齢者への注意

(高齢者への投与)

高齢者では消化管運動機能が低下していることが多いため、硫酸バリウムの停留により、消化管穿孔が起こりやすく、また、起こした場合には、より重篤な転帰をたどることがあるので、検査後の硫酸バリウムの排泄については十分に留意する。

妊婦・産婦・授乳婦への投与

(妊婦・産婦・授乳婦等への投与)

妊娠中の投与に関する安全性は確立していない、また、本剤投与の際にはX線照射を伴うので、妊婦又は妊娠している可能性のある患者には、診断上の有益性が危険性を上回ると判断された場合にのみ投与する。

新生児・乳児・幼児・小児への投与

(小児等への投与)

新生児、低出生体重児、乳児、幼児又は小児に対する安全性は確立していない(使用経験が少ない)。また、本剤投与の際にはX線照射を伴うので、小児等には、診断上の有益性が危険性を上回ると判断された場合にのみ投与する。

取扱い上の注意

(適用上の注意)

投与後の処置:排便困難や便秘を防ぐため検査後、水分の摂取・下剤投与等の処置をする。

1.安定性試験:最終包装製品を用いた安定性試験の結果、本剤は通常の市場流通下において、使用期間の間安定であることが確認された。

2.調製した懸濁液はできるだけ速やかに使用する。

3.使用期限内であっても、開封後はできるだけ速やかに使用する。

その他の注意

硫酸バリウム製剤が消化管損傷部等を介して組織内(腹腔、腸管、肺等)に停留した場合、肉芽腫を形成することがあるとの報告がある。

保管上の注意

直射日光を避け、保存する。

ネオバルギンUHD
ネオバルギンUHD

ネオバルギンUHD

バリウム造影剤
2014年09月改訂(第6版)
薬剤情報
後発品
薬効分類バリウム造影剤
一般名硫酸バリウム散
薬価13.5
メーカーカイゲンファーマ
最終更新2014年09月改訂(第6版)

用法・用量

本剤100gに対し水18〜26mLを加えて200w/v%〜240w/v%の濃度の懸濁液とし、その適量を経口投与する。

次記量を標準とする。

1.食道(二重造影):硫酸バリウム濃度200〜240w/v%、用量30〜50mL。

2.胃・十二指腸(二重造影):硫酸バリウム濃度200〜240w/v%、用量200〜230mL。

効能・効果

食道二重造影撮影・胃二重造影撮影・十二指腸二重造影撮影。

副作用

本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していない。

重大な副作用

1.重大な副作用(頻度不明)

1).ショック、アナフィラキシー:ショック、アナフィラキシーが現れることがあるので、観察を十分に行い、顔面蒼白、四肢冷感、血圧低下、チアノーゼ、意識消失、潮紅、蕁麻疹、顔面浮腫、喉頭浮腫、呼吸困難等が現れた場合には、適切な処置を行う。

2).消化管穿孔、腸閉塞、腹膜炎:消化管穿孔、腸閉塞、腹膜炎を起こすことがあり、また、大腸潰瘍、大腸炎、憩室炎、バリウム虫垂炎等から消化管穿孔に至る恐れもあるので、観察を十分に行い、検査後、腹痛等の異常が認められた場合には、腹部の診察や画像検査(単純X線、超音波、CT等)を実施し、適切な処置を行う。

その他の副作用

2.その他の副作用:次のような副作用が現れた場合には、症状に応じて適切な処置を行う。

1).消化器:(頻度不明)排便困難、便秘、一過性下痢・一過性腹痛、肛門部痛・肛門部出血、悪心、嘔吐。

2).過敏症:(頻度不明)発疹、そう痒感、蕁麻疹。

禁忌

1.消化管穿孔又はその疑いのある患者[消化管外(腹腔内等)に漏れることにより、バリウム腹膜炎等の重篤な症状を引き起こす恐れがある]。

2.消化管に急性出血のある患者[出血部位穿孔を生ずる恐れがあり、また、粘膜損傷部等より硫酸バリウムが血管内に侵入する恐れがある]。

3.消化管閉塞又はその疑いのある患者[穿孔を生ずる恐れがある]。

4.全身衰弱の強い患者。

5.硫酸バリウム製剤に対し、過敏症の既往歴のある患者。

慎重投与

1.消化管瘻孔又はその疑いのある患者[穿孔を生じ、消化管外に漏れる恐れがある]。

2.穿孔を生ずる恐れのある患者(胃潰瘍・十二指腸潰瘍、虫垂炎、憩室炎、潰瘍性大腸炎、腸重積症、腫瘍、寄生虫感染、生体組織検査後間もない患者等)。

3.消化管狭窄又はその疑いのある患者[腸閉塞、穿孔等を生ずる恐れがある]。

4.腸管憩室のある患者[穿孔、憩室炎を生ずる恐れがある]。

基本的注意等

(重要な基本的注意)

1.他の医薬品に対し過敏症の既往歴のある患者、喘息、アトピー性皮膚炎等過敏症反応を起こしやすい体質を有する患者では、ショック、アナフィラキシーが現れる恐れがあるので、投与に際しては問診を行い、観察を十分に行う。

2.消化管内に硫酸バリウムが停留することにより、まれに消化管穿孔、腸閉塞、大腸潰瘍、大腸炎、憩室炎、バリウム虫垂炎等を引き起こすことが報告されており、特に高齢者においては、より重篤な転帰をたどることがあるので、次の点に留意する。

1).患者の日常の排便状況に応じた下剤投与を行う。

2).迅速に硫酸バリウムを排出する必要があるため、十分な水分の摂取を患者に指導する。

3).患者に排便状況を確認させ、持続する排便困難、腹痛等の消化器症状が現れた場合には、直ちに医療機関を受診するよう指導する。

4).腹痛等の消化器症状が現れた場合には、腹部の診察や画像検査(単純X線、超音波、CT等)を実施し、適切な処置を行う。

3.心臓に基礎疾患を有する患者、高齢者では、不整脈・心電図異常が現れることが報告されているので、観察に留意する。

4.誤嚥により、呼吸困難、肺炎、肺肉芽腫の形成等を引き起こす恐れがあるので、誤嚥を起こす恐れのある患者(高齢者、嚥下困難、喘息患者等)に経口投与する際には注意する(誤嚥した場合には、観察を十分に行い、急速に進行する呼吸困難、低酸素血症、胸部X線による両側性びまん性肺浸潤陰影が認められた場合には、呼吸管理、循環管理等の適切な処置を行う)。

高齢者への注意

(高齢者への投与)

高齢者では消化管運動機能が低下していることが多いため、硫酸バリウムの停留により、消化管穿孔が起こりやすく、また、起こした場合には、より重篤な転帰をたどることがあるので、検査後の硫酸バリウムの排泄については十分に留意する。

妊婦・産婦・授乳婦への投与

(妊婦・産婦・授乳婦等への投与)

妊娠中の投与に関する安全性は確立していない、また、本剤投与の際にはX線照射を伴うので、妊婦又は妊娠している可能性のある患者には、診断上の有益性が危険性を上回ると判断された場合にのみ投与する。

新生児・乳児・幼児・小児への投与

(小児等への投与)

新生児、低出生体重児、乳児、幼児又は小児に対する安全性は確立していない(使用経験が少ない)。また、本剤投与の際にはX線照射を伴うので、小児等には、診断上の有益性が危険性を上回ると判断された場合にのみ投与する。

取扱い上の注意

(適用上の注意)

投与後の処置:排便困難や便秘を防ぐため検査後、水分の摂取・下剤投与等の処置をする。

1.安定性試験:最終包装製品を用いた安定性試験の結果、本剤は通常の市場流通下において、使用期間の間安定であることが確認された。

2.調製した懸濁液はできるだけ速やかに使用する。

3.使用期限内であっても、開封後はできるだけ速やかに使用する。

その他の注意

硫酸バリウム製剤が消化管損傷部等を介して組織内(腹腔、腸管、肺等)に停留した場合、肉芽腫を形成することがあるとの報告がある。

保管上の注意

直射日光を避け、保存する。

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