薬剤情報
後発品
薬効分類セフェム系抗生物質
一般名セフテラムピボキシル細粒
薬価189.4
メーカー富士フイルム富山化学
最終更新2021年10月改訂(第1版)

用法・用量

1). 小児

通常、小児に対しては、セフテラム ピボキシルとして1日量9〜18mg(力価)/kgを3回に分割して経口投与する。

2). 成人(嚥下困難等により錠剤の使用が困難な場合)

〈咽頭・喉頭炎、扁桃炎(扁桃周囲炎、扁桃周囲膿瘍を含む)、急性気管支炎、膀胱炎、腎盂腎炎、バルトリン腺炎、子宮内感染、子宮付属器炎〉

通常、セフテラム ピボキシルとして成人1日150〜300mg(力価)を3回に分割して食後経口投与する。

〈肺炎、慢性呼吸器病変の二次感染、尿道炎、中耳炎、副鼻腔炎、歯周組織炎、歯冠周囲炎、顎炎〉

通常、セフテラム ピボキシルとして成人1日300〜600mg(力価)を3回に分割して食後経口投与する。

なお、年齢及び症状に応じて適宜増減する。

効能・効果

1). 小児:

咽頭炎・喉頭炎、扁桃炎(扁桃周囲炎、扁桃周囲膿瘍を含む)、急性気管支炎、肺炎、膀胱炎、腎盂腎炎、中耳炎、副鼻腔炎、猩紅熱。

2). 成人(嚥下困難等により錠剤の使用が困難な場合):

咽頭炎・喉頭炎、扁桃炎(扁桃周囲炎、扁桃周囲膿瘍を含む)、急性気管支炎、肺炎、慢性呼吸器病変の二次感染、膀胱炎、腎盂腎炎、尿道炎、バルトリン腺炎、子宮内感染、子宮付属器炎、中耳炎、副鼻腔炎、歯周組織炎、歯冠周囲炎、顎炎。

効能・効果に関連する注意

(効能又は効果に関連する注意)

〈咽頭・喉頭炎、扁桃炎(扁桃周囲炎、扁桃周囲膿瘍を含む)、急性気管支炎、中耳炎、副鼻腔炎〉「抗微生物薬適正使用の手引き」を参照し、抗菌薬投与の必要性を判断した上で、本剤の投与が適切と判断される場合に投与すること。

適応菌種

1). 小児:

セフテラムに感性のレンサ球菌属、肺炎球菌、大腸菌、クレブシエラ属、プロテウス属、モルガネラ・モルガニー、プロビデンシア属、インフルエンザ菌。

2). 成人(嚥下困難等により錠剤の使用が困難な場合):

セフテラムに感性のレンサ球菌属、肺炎球菌、淋菌、大腸菌、シトロバクター属、クレブシエラ属、エンテロバクター属、セラチア属、プロテウス属、モルガネラ・モルガニー、プロビデンシア属、インフルエンザ菌、ペプトストレプトコッカス属。

副作用

次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

重大な副作用

11.1. 重大な副作用

11.1.1. 〈共通〉ショック、アナフィラキシー(呼吸困難等)(いずれも頻度不明)〔8.2、9.1.1参照〕。

11.1.2. 〈共通〉中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens−Johnson症候群)(いずれも頻度不明)。

11.1.3. 〈共通〉急性腎障害等の重篤な腎障害(頻度不明)〔8.3参照〕。

11.1.4. 〈共通〉偽膜性大腸炎等の血便を伴う重篤な大腸炎(頻度不明):腹痛、頻回の下痢があらわれた場合には、直ちに投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

11.1.5. 〈共通〉肝機能障害、黄疸(いずれも頻度不明)。

11.1.6. 〈共通〉無顆粒球症、血小板減少、溶血性貧血(いずれも頻度不明)。

11.1.7. 〈共通〉間質性肺炎、PIE症候群(いずれも頻度不明):発熱、咳嗽、呼吸困難、胸部X線異常、好酸球増多等を伴う間質性肺炎、PIE症候群等があらわれることがあるので、このような症状があらわれた場合には投与を中止し、副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行うこと。

11.1.8. 〈小児〉低カルニチン血症に伴う低血糖(頻度不明):本剤を含むピボキシル基を有する抗生物質(セフテラム ピボキシル、セフジトレン ピボキシル、セフカペン ピボキシル塩酸塩水和物、テビペネム ピボキシル)の投与により、ピバリン酸(ピボキシル基を有する抗生物質の代謝物)の代謝・排泄に伴う血清カルニチン低下が報告されている。小児(特に乳幼児)に対してピボキシル基を有する抗生物質を投与した症例で低カルニチン血症に伴う低血糖があらわれることがあるので、痙攣、意識障害等の低血糖症状が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと〔9.5妊婦の項、9.7.2参照〕。

その他の副作用

11.2. その他の副作用

1). 過敏症:(0.1〜2%未満*)発疹、(0.1%未満*)紅斑、そう痒、浮腫、(頻度不明)関節痛、蕁麻疹、発熱、リンパ腺腫脹。

2). 血液:(0.1〜2%未満*)好酸球増多、(0.1%未満*)顆粒球減少、血小板減少。

3). 肝臓:(0.1〜2%未満*)AST上昇、ALT上昇、(0.1%未満*)Al−P上昇、LDH上昇、(頻度不明)黄疸。

4). 消化器:(0.1〜2%未満*)下痢・軟便、(0.1%未満*)悪心・嘔吐、腹痛、(頻度不明)胃部不快感、食欲不振、腹部膨満感、胸やけ、心窩部痛。

5). 菌交代症:(0.1%未満*)カンジダ症、(頻度不明)口内炎。

6). ビタミン欠乏症:(頻度不明)※ビタミンK欠乏症状(※低プロトロンビン血症、※出血傾向等)、ビタミンB群欠乏症状(舌炎、口内炎、食欲不振、神経炎等)。

7). その他:(頻度不明)CK上昇、頭痛、めまい、全身倦怠感。

*)10%細粒剤の臨床試験と承認後の使用成績調査を合算した発現頻度。

※)〔9.1.3参照〕。

禁忌

本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。

重要な基本的注意

8.1. 本剤の使用にあたっては、耐性菌の発現等を防ぐため、原則として感受性を確認し、疾病の治療上必要な最小限の期間の投与にとどめること。

8.2. ショックを起こすおそれがあるので、十分な問診を行うこと〔9.1.1、11.1.1参照〕。

8.3. 急性腎障害等の重篤な腎障害があらわれることがあるので、定期的に検査を行うこと〔11.1.3参照〕。

(特定の背景を有する患者に関する注意)

(合併症・既往歴等のある患者)

9.1.1. セフェム系又はペニシリン系抗生物質に対し過敏症の既往歴のある患者(ただし、本剤に対し過敏症の既往歴のある患者には投与しないこと)〔8.2、11.1.1参照〕。

9.1.2. 本人又は両親、兄弟に気管支喘息、発疹、蕁麻疹等のアレルギー症状を起こしやすい体質を有する患者:十分な問診を行うこと(アレルギー素因を有する患者は過敏症を起こしやすい)。

9.1.3. 経口摂取の不良な患者又は非経口栄養の患者、全身状態の悪い患者:観察を十分に行うこと(食事摂取によりビタミンKを補給できない患者では、ビタミンK欠乏症状があらわれることがある)〔11.2参照〕。

(腎機能障害患者)

9.2.1. 高度腎障害のある患者:投与量・投与間隔の適切な調節をするなど慎重に投与すること(高い血中濃度が持続することがある)〔16.6.1参照〕。

高齢者

次の点に注意し、用量並びに投与間隔に留意するなど患者の状態を観察しながら慎重に投与すること。

・ 生理機能が低下していることが多く副作用が発現しやすい。

・ ビタミンK欠乏による出血傾向があらわれることがある。

妊婦・授乳婦

(妊婦)

妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。妊娠後期にピボキシル基を有する抗生物質を投与された妊婦と、その出生児において低カルニチン血症の発現が報告されている〔9.7.2、11.1.8参照〕。

(授乳婦)

治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。

小児等

9.7.1. 低出生体重児、新生児を対象とした臨床試験は実施していない。

9.7.2. カルニチンの低下に注意すること。血清カルニチンが低下する先天性代謝異常の小児等であることが判明した場合には投与しないこと。小児(特に乳幼児)においてピボキシル基を有する抗生物質の投与により、低カルニチン血症に伴う低血糖があらわれることがある〔9.5妊婦の項、11.1.8参照〕。

臨床検査結果に及ぼす影響

12.1. 本剤の投与により、テステープ反応を除くベネディクト試薬等の還元法による尿糖検査では、偽陽性を呈することがあるので注意すること。

12.2. 直接クームス試験陽性を呈することがあるので注意すること。

適用上の注意、取扱い上の注意

(取扱い上の注意)

本剤は吸湿しやすいため、湿気を避けて保存すること。バラ包装品は調剤時にその都度密栓すること(主成分の分解により特異臭がすることがある)。また、分包品はアルミピロー開封後なるべく速やかに使用すること。

貯法

(保管上の注意)

室温保存。

トミロン細粒小児用20%
後発品はありません
トミロン細粒小児用20%
トミロン細粒小児用20%

トミロン細粒小児用20%

セフェム系抗生物質
2021年10月改訂(第1版)
薬剤情報
後発品
薬効分類セフェム系抗生物質
一般名セフテラムピボキシル細粒
薬価189.4
メーカー富士フイルム富山化学
最終更新2021年10月改訂(第1版)

用法・用量

1). 小児

通常、小児に対しては、セフテラム ピボキシルとして1日量9〜18mg(力価)/kgを3回に分割して経口投与する。

2). 成人(嚥下困難等により錠剤の使用が困難な場合)

〈咽頭・喉頭炎、扁桃炎(扁桃周囲炎、扁桃周囲膿瘍を含む)、急性気管支炎、膀胱炎、腎盂腎炎、バルトリン腺炎、子宮内感染、子宮付属器炎〉

通常、セフテラム ピボキシルとして成人1日150〜300mg(力価)を3回に分割して食後経口投与する。

〈肺炎、慢性呼吸器病変の二次感染、尿道炎、中耳炎、副鼻腔炎、歯周組織炎、歯冠周囲炎、顎炎〉

通常、セフテラム ピボキシルとして成人1日300〜600mg(力価)を3回に分割して食後経口投与する。

なお、年齢及び症状に応じて適宜増減する。

効能・効果

1). 小児:

咽頭炎・喉頭炎、扁桃炎(扁桃周囲炎、扁桃周囲膿瘍を含む)、急性気管支炎、肺炎、膀胱炎、腎盂腎炎、中耳炎、副鼻腔炎、猩紅熱。

2). 成人(嚥下困難等により錠剤の使用が困難な場合):

咽頭炎・喉頭炎、扁桃炎(扁桃周囲炎、扁桃周囲膿瘍を含む)、急性気管支炎、肺炎、慢性呼吸器病変の二次感染、膀胱炎、腎盂腎炎、尿道炎、バルトリン腺炎、子宮内感染、子宮付属器炎、中耳炎、副鼻腔炎、歯周組織炎、歯冠周囲炎、顎炎。

効能・効果に関連する注意

(効能又は効果に関連する注意)

〈咽頭・喉頭炎、扁桃炎(扁桃周囲炎、扁桃周囲膿瘍を含む)、急性気管支炎、中耳炎、副鼻腔炎〉「抗微生物薬適正使用の手引き」を参照し、抗菌薬投与の必要性を判断した上で、本剤の投与が適切と判断される場合に投与すること。

適応菌種

1). 小児:

セフテラムに感性のレンサ球菌属、肺炎球菌、大腸菌、クレブシエラ属、プロテウス属、モルガネラ・モルガニー、プロビデンシア属、インフルエンザ菌。

2). 成人(嚥下困難等により錠剤の使用が困難な場合):

セフテラムに感性のレンサ球菌属、肺炎球菌、淋菌、大腸菌、シトロバクター属、クレブシエラ属、エンテロバクター属、セラチア属、プロテウス属、モルガネラ・モルガニー、プロビデンシア属、インフルエンザ菌、ペプトストレプトコッカス属。

副作用

次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

重大な副作用

11.1. 重大な副作用

11.1.1. 〈共通〉ショック、アナフィラキシー(呼吸困難等)(いずれも頻度不明)〔8.2、9.1.1参照〕。

11.1.2. 〈共通〉中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens−Johnson症候群)(いずれも頻度不明)。

11.1.3. 〈共通〉急性腎障害等の重篤な腎障害(頻度不明)〔8.3参照〕。

11.1.4. 〈共通〉偽膜性大腸炎等の血便を伴う重篤な大腸炎(頻度不明):腹痛、頻回の下痢があらわれた場合には、直ちに投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

11.1.5. 〈共通〉肝機能障害、黄疸(いずれも頻度不明)。

11.1.6. 〈共通〉無顆粒球症、血小板減少、溶血性貧血(いずれも頻度不明)。

11.1.7. 〈共通〉間質性肺炎、PIE症候群(いずれも頻度不明):発熱、咳嗽、呼吸困難、胸部X線異常、好酸球増多等を伴う間質性肺炎、PIE症候群等があらわれることがあるので、このような症状があらわれた場合には投与を中止し、副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行うこと。

11.1.8. 〈小児〉低カルニチン血症に伴う低血糖(頻度不明):本剤を含むピボキシル基を有する抗生物質(セフテラム ピボキシル、セフジトレン ピボキシル、セフカペン ピボキシル塩酸塩水和物、テビペネム ピボキシル)の投与により、ピバリン酸(ピボキシル基を有する抗生物質の代謝物)の代謝・排泄に伴う血清カルニチン低下が報告されている。小児(特に乳幼児)に対してピボキシル基を有する抗生物質を投与した症例で低カルニチン血症に伴う低血糖があらわれることがあるので、痙攣、意識障害等の低血糖症状が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと〔9.5妊婦の項、9.7.2参照〕。

その他の副作用

11.2. その他の副作用

1). 過敏症:(0.1〜2%未満*)発疹、(0.1%未満*)紅斑、そう痒、浮腫、(頻度不明)関節痛、蕁麻疹、発熱、リンパ腺腫脹。

2). 血液:(0.1〜2%未満*)好酸球増多、(0.1%未満*)顆粒球減少、血小板減少。

3). 肝臓:(0.1〜2%未満*)AST上昇、ALT上昇、(0.1%未満*)Al−P上昇、LDH上昇、(頻度不明)黄疸。

4). 消化器:(0.1〜2%未満*)下痢・軟便、(0.1%未満*)悪心・嘔吐、腹痛、(頻度不明)胃部不快感、食欲不振、腹部膨満感、胸やけ、心窩部痛。

5). 菌交代症:(0.1%未満*)カンジダ症、(頻度不明)口内炎。

6). ビタミン欠乏症:(頻度不明)※ビタミンK欠乏症状(※低プロトロンビン血症、※出血傾向等)、ビタミンB群欠乏症状(舌炎、口内炎、食欲不振、神経炎等)。

7). その他:(頻度不明)CK上昇、頭痛、めまい、全身倦怠感。

*)10%細粒剤の臨床試験と承認後の使用成績調査を合算した発現頻度。

※)〔9.1.3参照〕。

禁忌

本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。

重要な基本的注意

8.1. 本剤の使用にあたっては、耐性菌の発現等を防ぐため、原則として感受性を確認し、疾病の治療上必要な最小限の期間の投与にとどめること。

8.2. ショックを起こすおそれがあるので、十分な問診を行うこと〔9.1.1、11.1.1参照〕。

8.3. 急性腎障害等の重篤な腎障害があらわれることがあるので、定期的に検査を行うこと〔11.1.3参照〕。

(特定の背景を有する患者に関する注意)

(合併症・既往歴等のある患者)

9.1.1. セフェム系又はペニシリン系抗生物質に対し過敏症の既往歴のある患者(ただし、本剤に対し過敏症の既往歴のある患者には投与しないこと)〔8.2、11.1.1参照〕。

9.1.2. 本人又は両親、兄弟に気管支喘息、発疹、蕁麻疹等のアレルギー症状を起こしやすい体質を有する患者:十分な問診を行うこと(アレルギー素因を有する患者は過敏症を起こしやすい)。

9.1.3. 経口摂取の不良な患者又は非経口栄養の患者、全身状態の悪い患者:観察を十分に行うこと(食事摂取によりビタミンKを補給できない患者では、ビタミンK欠乏症状があらわれることがある)〔11.2参照〕。

(腎機能障害患者)

9.2.1. 高度腎障害のある患者:投与量・投与間隔の適切な調節をするなど慎重に投与すること(高い血中濃度が持続することがある)〔16.6.1参照〕。

高齢者

次の点に注意し、用量並びに投与間隔に留意するなど患者の状態を観察しながら慎重に投与すること。

・ 生理機能が低下していることが多く副作用が発現しやすい。

・ ビタミンK欠乏による出血傾向があらわれることがある。

妊婦・授乳婦

(妊婦)

妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。妊娠後期にピボキシル基を有する抗生物質を投与された妊婦と、その出生児において低カルニチン血症の発現が報告されている〔9.7.2、11.1.8参照〕。

(授乳婦)

治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。

小児等

9.7.1. 低出生体重児、新生児を対象とした臨床試験は実施していない。

9.7.2. カルニチンの低下に注意すること。血清カルニチンが低下する先天性代謝異常の小児等であることが判明した場合には投与しないこと。小児(特に乳幼児)においてピボキシル基を有する抗生物質の投与により、低カルニチン血症に伴う低血糖があらわれることがある〔9.5妊婦の項、11.1.8参照〕。

臨床検査結果に及ぼす影響

12.1. 本剤の投与により、テステープ反応を除くベネディクト試薬等の還元法による尿糖検査では、偽陽性を呈することがあるので注意すること。

12.2. 直接クームス試験陽性を呈することがあるので注意すること。

適用上の注意、取扱い上の注意

(取扱い上の注意)

本剤は吸湿しやすいため、湿気を避けて保存すること。バラ包装品は調剤時にその都度密栓すること(主成分の分解により特異臭がすることがある)。また、分包品はアルミピロー開封後なるべく速やかに使用すること。

貯法

(保管上の注意)

室温保存。

後発品はありません
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