薬剤情報
後発品
薬効分類冠血管拡張薬 > αβ遮断薬 血圧降下薬 > αβ遮断薬 抗不整脈薬 > αβ遮断薬
一般名アロチノロール塩酸塩錠
薬価16.7
メーカー住友ファーマ
最終更新2022年04月改訂(第13版)

用法・用量

1.本態性高血圧症(軽症〜中等症)、狭心症、頻脈性不整脈:アロチノロール塩酸塩として、1日20mgを2回に分けて経口投与する。なお、年齢・症状等により適宜増減することとするが、効果不十分な場合は、1日30mgまで増量することができる。

2.本態性振戦:アロチノロール塩酸塩として、1日量10mgから開始し、効果不十分な場合は、1日20mgを維持量として2回に分けて経口投与する。なお、年齢・症状等により適宜増減するが1日30mgを超えないこととする。

用法・用量(補足)

<用法・用量に関連する使用上の注意>

褐色細胞腫の患者では、本剤投与により急激に血圧が上昇する恐れがあるので本剤を単独で投与しない(褐色細胞腫の患者に投与する場合には、α遮断剤で初期治療を行った後に本剤を投与し、常にα遮断剤を併用する)。

効能・効果

1.本態性高血圧症<軽症〜中等症>、狭心症、頻脈性不整脈。

2.本態性振戦。

副作用

承認時までの臨床試験における調査症例1,577例中211例(13.4%)、承認後の使用成績調査症例12,734例中417例(3.3%)、計14,311例中628例(4.4%)に臨床検査値異常を含む副作用が認められた。主な副作用は徐脈177件(1.2%)、眩暈・ふらつき105件(0.7%)、脱力・倦怠感64件(0.4%)であった。また、主な臨床検査値の異常は、AST(GOT)上昇36件(0.3%)、ALT(GPT)上昇39件(0.3%)、中性脂肪値の上昇33件(0.2%)、尿酸値の上昇19件(0.1%)であった。

重大な副作用

1.重大な副作用

心不全、房室ブロック、洞房ブロック、洞不全症候群(0.1%未満);徐脈(0.1〜5%未満):心機能検査を定期的に行い、このような副作用が発現した場合には減量又は中止するなどの適切な処置を行う。

その他の副作用

2.その他の副作用:次のような副作用が認められた場合には、必要に応じ、減量、投与中止等の適切な処置を行う。

1).循環器:(0.1〜5%未満)胸痛・胸部不快感、眩暈・ふらつき、立ちくらみ、低血圧、(0.1%未満)心房細動、末梢循環障害(レイノー症状、冷感等)、動悸・息切れ。

2).精神神経系:(0.1〜5%未満)脱力感・倦怠感、頭痛・頭重、眠気、(0.1%未満)抑うつ、不眠。

3).消化器:(0.1〜5%未満)軟便・下痢、腹部不快感、腹痛、悪心・嘔吐、(0.1%未満)食欲不振、消化不良、腹部膨満感、便秘。

4).肝臓:(0.1〜5%未満)AST上昇(GOT上昇)、ALT上昇(GPT上昇)、(0.1%未満)Al−P上昇、LDH上昇、γ−GTP上昇。

5).呼吸器:(0.1%未満)気管支痙攣、喘鳴、咳嗽。

6).泌尿・生殖器:(0.1%未満)BUN上昇、クレアチニン上昇、(頻度不明)インポテンス。

7).眼:(0.1%未満)霧視、眼精疲労、(頻度不明)(類薬)*涙液分泌減少[*:このような症状が現れた場合には投与を中止する]。

8).過敏症:(0.1%未満)発疹、蕁麻疹、そう痒、灼熱感[このような症状が現れた場合には投与を中止する]。

9).その他:(0.1〜5%未満)中性脂肪値上昇、尿酸値上昇、(0.1%未満)総コレステロール上昇、空腹時血糖値上昇、CK上昇(CPK上昇)、白血球増多、浮腫、しびれ、心胸郭比増大、筋肉痛、口渇、(頻度不明)脱毛。

禁忌

1.高度徐脈(著しい洞性徐脈)、房室ブロック<2〜3度>、洞房ブロック、洞不全症候群のある患者[これらの症状が悪化する恐れがある]。

2.糖尿病性ケトアシドーシス、代謝性アシドーシスのある患者[アシドーシスによる心筋収縮力の抑制を増強する恐れがある]。

3.気管支喘息、気管支痙攣の恐れのある患者[気管支を収縮させ喘息症状の誘発、悪化を起こす恐れがある]。

4.心原性ショックのある患者[心機能を抑制し症状が悪化する恐れがある]。

5.肺高血圧による右心不全のある患者[心機能を抑制し症状が悪化する恐れがある]。

6.うっ血性心不全のある患者[心機能を抑制し症状が悪化する恐れがある]。

7.未治療の褐色細胞腫の患者。

8.妊婦又は妊娠している可能性のある婦人。

9.本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。

慎重投与

1.うっ血性心不全の恐れのある患者(観察を十分に行い、ジギタリス剤を併用するなど慎重に投与する)[心機能を抑制しうっ血性心不全の症状が悪化する恐れがある]。

2.特発性低血糖症、コントロール不十分な糖尿病、長期間絶食状態の患者[低血糖の前駆症状である頻脈等の交感神経系反応をマスクしやすいので血糖値に注意する]。

3.低血圧、徐脈、房室ブロック<1度>のある患者[症状が悪化する恐れがある]。

4.重篤な肝機能障害・重篤な腎機能障害のある患者[薬物の代謝、排泄が影響をうける可能性がある]。

5.高齢者。

6.末梢循環障害(レイノー症候群、間欠性跛行症等)を有する患者[末梢血管の拡張を抑制し症状が悪化する恐れがある]。

基本的注意等

(重要な基本的注意)

1.投与が長期間にわたる場合は、心機能検査(脈拍、血圧、心電図、X線等)を定期的に行う。特に徐脈になったとき及び低血圧を起こした場合には減量又は中止する(また、必要に応じアトロピンを使用する)。なお、肝機能、腎機能、血液像等に注意する。

2.類似化合物(プロプラノロール)使用中の狭心症の患者で急に投与を中止したとき、症状が悪化したり、心筋梗塞を起こした症例が報告されているので、休薬を要する場合は徐々に減量し、観察を十分に行い、また、患者に医師の指示なしに服薬を中止しないよう注意する。狭心症以外の適用、例えば不整脈で投与する場合でも、特に高齢者においては同様の注意をする。

3.手術前48時間は投与しないことが望ましい。

4.本態性振戦への使用にあたっては、十分な観察、診断により類似の振戦を生ずる他の疾患との区別を行い、本態性振戦と鑑別された症例のみに投与する。

5.本態性振戦に投与した場合は徐脈、眩暈、低血圧等が高血圧患者に投与した時にくらべ、多くみられることがあるので観察を十分に行い症状が認められた場合は減量又は中止するなどの適切な処置を行う。

6.眩暈・ふらつきが現れることがあるので、本剤投与中の患者(特に投与初期)には、自動車の運転等危険を伴う機械の作業に注意させる。

相互作用

併用注意:

1.交感神経系に対し抑制的に作用する他の薬剤(レセルピン等)[過剰の抑制を来すことがあるので、減量するなど慎重に投与する(レセルピン等の交感神経抑制作用と本剤のβ遮断作用が相加的に作用する可能性がある)]。

2.血糖降下剤[血糖降下作用が増強されることがある(血糖回復作用が本剤のβ遮断作用により妨げられる可能性があり、また、低血糖時の頻脈等の症状を本剤のβ遮断作用がマスクすることがある)]。

3.カルシウム拮抗剤(ベラパミル、ジルチアゼム等)[相互に作用が増強されることがある(両剤の陰性変力作用及び房室伝導抑制作用を相加的に増強する可能性がある)]。

4.クロニジン[クロニジンの投与中止後のリバウンド現象を増強し血圧が上昇する可能性がある(クロニジンはα2受容体に選択的に作用してノルアドレナリンの遊離を抑制しているため、急激な中止により血中ノルアドレナリンが上昇するが、β遮断作用が存在するとノルアドレナリンのα受容体刺激作用のみが働くため、急激な血圧上昇が発現する可能性がある)]。

5.クラス1抗不整脈剤(ジソピラミド、プロカインアミド、アジマリン等)、アミオダロン、ソタロール[過度の心機能抑制が現れることがあるので、減量するなど慎重に投与する(両剤の心機能抑制作用を相加的に増強する可能性がある)]。

6.ジギタリス製剤[心刺激伝導障害<徐脈・房室ブロック等>が現れることがあるので、心機能に注意し、減量するなど慎重に投与する(両剤の作用(心刺激伝導抑制作用)を相加的に増強する可能性がある)]。

7.フィンゴリモド[フィンゴリモドの投与開始時に併用すると徐脈が増強されることがある(ともに徐脈を引き起こす恐れがある)]。

8.非ステロイド性抗炎症剤[本剤の降圧作用が減弱することがある(非ステロイド性抗炎症剤は、血管拡張作用を有するプロスタグランジンの合成・遊離を阻害する)]。

9.降圧作用を有する薬剤[降圧作用が増強することがあるので、減量するなど慎重に投与する(両剤の降圧作用を相加的に増強する可能性がある)]。

高齢者への注意

(高齢者への投与)

高齢者には、次の点に注意し、少量(例えば5mg)から投与を開始するなど患者の状態を観察しながら慎重に投与する。

1.高齢者では一般に過度の降圧は好ましくないとされている(脳梗塞等が起こる恐れがある)。

2.高齢者では心機能等が低下していることが多く、過度の血圧低下や徐脈等が起こりやすい。

3.休薬を要する場合は、徐々に減量する。

妊婦・産婦・授乳婦への投与

(妊婦・産婦・授乳婦等への投与)

1.妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には投与しない[ラット(Wistar系)における器官形成期投与試験において、臨床用量の250倍(100mg/kg)以上で腎盂拡大が、また600倍(250mg/kg)以上で視神経欠損の自然発生頻度の増加が報告されている]。

2.投与中は授乳を避けさせる[動物実験で母乳中へ移行することが報告されている]。

新生児・乳児・幼児・小児への投与

(小児等への投与)

低出生体重児、新生児、乳児、幼児又は小児に対する安全性は確立していない。

過量投与

1.症状:過量投与により、徐脈、完全房室ブロック、心不全、低血圧、気管支痙攣等が現れる可能性がある。

2.処置:過量投与の場合は、本剤の投与を中止し、必要に応じて胃洗浄等により薬剤の除去を行うとともに、次のような処置を行う。

1).過量投与による徐脈、完全房室ブロック:アトロピン、イソプレナリン等の投与や心臓ペーシングを適用する。

2).過量投与による心不全、低血圧:強心剤、昇圧剤、輸液等の投与や補助循環を適用する。

3).過量投与による気管支痙攣:β2刺激剤の静注又はアミノフィリンの静注等の投与や補助呼吸を適用する。

取扱い上の注意

(適用上の注意)

薬剤交付時:PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導する(PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔を起こして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することが報告されている)。

アロチノロール塩酸塩錠10mg「DSP」
アロチノロール塩酸塩錠10mg「DSP」

アロチノロール塩酸塩錠10mg「DSP」

冠血管拡張薬 > αβ遮断薬 血圧降下薬 > αβ遮断薬 抗不整脈薬 > αβ遮断薬
2022年04月改訂(第13版)
薬剤情報
後発品
薬効分類冠血管拡張薬 > αβ遮断薬 血圧降下薬 > αβ遮断薬 抗不整脈薬 > αβ遮断薬
一般名アロチノロール塩酸塩錠
薬価16.7
メーカー住友ファーマ
最終更新2022年04月改訂(第13版)

用法・用量

1.本態性高血圧症(軽症〜中等症)、狭心症、頻脈性不整脈:アロチノロール塩酸塩として、1日20mgを2回に分けて経口投与する。なお、年齢・症状等により適宜増減することとするが、効果不十分な場合は、1日30mgまで増量することができる。

2.本態性振戦:アロチノロール塩酸塩として、1日量10mgから開始し、効果不十分な場合は、1日20mgを維持量として2回に分けて経口投与する。なお、年齢・症状等により適宜増減するが1日30mgを超えないこととする。

用法・用量(補足)

<用法・用量に関連する使用上の注意>

褐色細胞腫の患者では、本剤投与により急激に血圧が上昇する恐れがあるので本剤を単独で投与しない(褐色細胞腫の患者に投与する場合には、α遮断剤で初期治療を行った後に本剤を投与し、常にα遮断剤を併用する)。

効能・効果

1.本態性高血圧症<軽症〜中等症>、狭心症、頻脈性不整脈。

2.本態性振戦。

副作用

承認時までの臨床試験における調査症例1,577例中211例(13.4%)、承認後の使用成績調査症例12,734例中417例(3.3%)、計14,311例中628例(4.4%)に臨床検査値異常を含む副作用が認められた。主な副作用は徐脈177件(1.2%)、眩暈・ふらつき105件(0.7%)、脱力・倦怠感64件(0.4%)であった。また、主な臨床検査値の異常は、AST(GOT)上昇36件(0.3%)、ALT(GPT)上昇39件(0.3%)、中性脂肪値の上昇33件(0.2%)、尿酸値の上昇19件(0.1%)であった。

重大な副作用

1.重大な副作用

心不全、房室ブロック、洞房ブロック、洞不全症候群(0.1%未満);徐脈(0.1〜5%未満):心機能検査を定期的に行い、このような副作用が発現した場合には減量又は中止するなどの適切な処置を行う。

その他の副作用

2.その他の副作用:次のような副作用が認められた場合には、必要に応じ、減量、投与中止等の適切な処置を行う。

1).循環器:(0.1〜5%未満)胸痛・胸部不快感、眩暈・ふらつき、立ちくらみ、低血圧、(0.1%未満)心房細動、末梢循環障害(レイノー症状、冷感等)、動悸・息切れ。

2).精神神経系:(0.1〜5%未満)脱力感・倦怠感、頭痛・頭重、眠気、(0.1%未満)抑うつ、不眠。

3).消化器:(0.1〜5%未満)軟便・下痢、腹部不快感、腹痛、悪心・嘔吐、(0.1%未満)食欲不振、消化不良、腹部膨満感、便秘。

4).肝臓:(0.1〜5%未満)AST上昇(GOT上昇)、ALT上昇(GPT上昇)、(0.1%未満)Al−P上昇、LDH上昇、γ−GTP上昇。

5).呼吸器:(0.1%未満)気管支痙攣、喘鳴、咳嗽。

6).泌尿・生殖器:(0.1%未満)BUN上昇、クレアチニン上昇、(頻度不明)インポテンス。

7).眼:(0.1%未満)霧視、眼精疲労、(頻度不明)(類薬)*涙液分泌減少[*:このような症状が現れた場合には投与を中止する]。

8).過敏症:(0.1%未満)発疹、蕁麻疹、そう痒、灼熱感[このような症状が現れた場合には投与を中止する]。

9).その他:(0.1〜5%未満)中性脂肪値上昇、尿酸値上昇、(0.1%未満)総コレステロール上昇、空腹時血糖値上昇、CK上昇(CPK上昇)、白血球増多、浮腫、しびれ、心胸郭比増大、筋肉痛、口渇、(頻度不明)脱毛。

禁忌

1.高度徐脈(著しい洞性徐脈)、房室ブロック<2〜3度>、洞房ブロック、洞不全症候群のある患者[これらの症状が悪化する恐れがある]。

2.糖尿病性ケトアシドーシス、代謝性アシドーシスのある患者[アシドーシスによる心筋収縮力の抑制を増強する恐れがある]。

3.気管支喘息、気管支痙攣の恐れのある患者[気管支を収縮させ喘息症状の誘発、悪化を起こす恐れがある]。

4.心原性ショックのある患者[心機能を抑制し症状が悪化する恐れがある]。

5.肺高血圧による右心不全のある患者[心機能を抑制し症状が悪化する恐れがある]。

6.うっ血性心不全のある患者[心機能を抑制し症状が悪化する恐れがある]。

7.未治療の褐色細胞腫の患者。

8.妊婦又は妊娠している可能性のある婦人。

9.本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。

慎重投与

1.うっ血性心不全の恐れのある患者(観察を十分に行い、ジギタリス剤を併用するなど慎重に投与する)[心機能を抑制しうっ血性心不全の症状が悪化する恐れがある]。

2.特発性低血糖症、コントロール不十分な糖尿病、長期間絶食状態の患者[低血糖の前駆症状である頻脈等の交感神経系反応をマスクしやすいので血糖値に注意する]。

3.低血圧、徐脈、房室ブロック<1度>のある患者[症状が悪化する恐れがある]。

4.重篤な肝機能障害・重篤な腎機能障害のある患者[薬物の代謝、排泄が影響をうける可能性がある]。

5.高齢者。

6.末梢循環障害(レイノー症候群、間欠性跛行症等)を有する患者[末梢血管の拡張を抑制し症状が悪化する恐れがある]。

基本的注意等

(重要な基本的注意)

1.投与が長期間にわたる場合は、心機能検査(脈拍、血圧、心電図、X線等)を定期的に行う。特に徐脈になったとき及び低血圧を起こした場合には減量又は中止する(また、必要に応じアトロピンを使用する)。なお、肝機能、腎機能、血液像等に注意する。

2.類似化合物(プロプラノロール)使用中の狭心症の患者で急に投与を中止したとき、症状が悪化したり、心筋梗塞を起こした症例が報告されているので、休薬を要する場合は徐々に減量し、観察を十分に行い、また、患者に医師の指示なしに服薬を中止しないよう注意する。狭心症以外の適用、例えば不整脈で投与する場合でも、特に高齢者においては同様の注意をする。

3.手術前48時間は投与しないことが望ましい。

4.本態性振戦への使用にあたっては、十分な観察、診断により類似の振戦を生ずる他の疾患との区別を行い、本態性振戦と鑑別された症例のみに投与する。

5.本態性振戦に投与した場合は徐脈、眩暈、低血圧等が高血圧患者に投与した時にくらべ、多くみられることがあるので観察を十分に行い症状が認められた場合は減量又は中止するなどの適切な処置を行う。

6.眩暈・ふらつきが現れることがあるので、本剤投与中の患者(特に投与初期)には、自動車の運転等危険を伴う機械の作業に注意させる。

相互作用

併用注意:

1.交感神経系に対し抑制的に作用する他の薬剤(レセルピン等)[過剰の抑制を来すことがあるので、減量するなど慎重に投与する(レセルピン等の交感神経抑制作用と本剤のβ遮断作用が相加的に作用する可能性がある)]。

2.血糖降下剤[血糖降下作用が増強されることがある(血糖回復作用が本剤のβ遮断作用により妨げられる可能性があり、また、低血糖時の頻脈等の症状を本剤のβ遮断作用がマスクすることがある)]。

3.カルシウム拮抗剤(ベラパミル、ジルチアゼム等)[相互に作用が増強されることがある(両剤の陰性変力作用及び房室伝導抑制作用を相加的に増強する可能性がある)]。

4.クロニジン[クロニジンの投与中止後のリバウンド現象を増強し血圧が上昇する可能性がある(クロニジンはα2受容体に選択的に作用してノルアドレナリンの遊離を抑制しているため、急激な中止により血中ノルアドレナリンが上昇するが、β遮断作用が存在するとノルアドレナリンのα受容体刺激作用のみが働くため、急激な血圧上昇が発現する可能性がある)]。

5.クラス1抗不整脈剤(ジソピラミド、プロカインアミド、アジマリン等)、アミオダロン、ソタロール[過度の心機能抑制が現れることがあるので、減量するなど慎重に投与する(両剤の心機能抑制作用を相加的に増強する可能性がある)]。

6.ジギタリス製剤[心刺激伝導障害<徐脈・房室ブロック等>が現れることがあるので、心機能に注意し、減量するなど慎重に投与する(両剤の作用(心刺激伝導抑制作用)を相加的に増強する可能性がある)]。

7.フィンゴリモド[フィンゴリモドの投与開始時に併用すると徐脈が増強されることがある(ともに徐脈を引き起こす恐れがある)]。

8.非ステロイド性抗炎症剤[本剤の降圧作用が減弱することがある(非ステロイド性抗炎症剤は、血管拡張作用を有するプロスタグランジンの合成・遊離を阻害する)]。

9.降圧作用を有する薬剤[降圧作用が増強することがあるので、減量するなど慎重に投与する(両剤の降圧作用を相加的に増強する可能性がある)]。

高齢者への注意

(高齢者への投与)

高齢者には、次の点に注意し、少量(例えば5mg)から投与を開始するなど患者の状態を観察しながら慎重に投与する。

1.高齢者では一般に過度の降圧は好ましくないとされている(脳梗塞等が起こる恐れがある)。

2.高齢者では心機能等が低下していることが多く、過度の血圧低下や徐脈等が起こりやすい。

3.休薬を要する場合は、徐々に減量する。

妊婦・産婦・授乳婦への投与

(妊婦・産婦・授乳婦等への投与)

1.妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には投与しない[ラット(Wistar系)における器官形成期投与試験において、臨床用量の250倍(100mg/kg)以上で腎盂拡大が、また600倍(250mg/kg)以上で視神経欠損の自然発生頻度の増加が報告されている]。

2.投与中は授乳を避けさせる[動物実験で母乳中へ移行することが報告されている]。

新生児・乳児・幼児・小児への投与

(小児等への投与)

低出生体重児、新生児、乳児、幼児又は小児に対する安全性は確立していない。

過量投与

1.症状:過量投与により、徐脈、完全房室ブロック、心不全、低血圧、気管支痙攣等が現れる可能性がある。

2.処置:過量投与の場合は、本剤の投与を中止し、必要に応じて胃洗浄等により薬剤の除去を行うとともに、次のような処置を行う。

1).過量投与による徐脈、完全房室ブロック:アトロピン、イソプレナリン等の投与や心臓ペーシングを適用する。

2).過量投与による心不全、低血圧:強心剤、昇圧剤、輸液等の投与や補助循環を適用する。

3).過量投与による気管支痙攣:β2刺激剤の静注又はアミノフィリンの静注等の投与や補助呼吸を適用する。

取扱い上の注意

(適用上の注意)

薬剤交付時:PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導する(PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔を起こして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することが報告されている)。

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