薬剤情報
後発品
薬効分類放射性医薬品調製剤
一般名ピロリン酸ナトリウム注射用
薬価3168
メーカーPDRファーマ
最終更新2022年03月改訂(第2版)

用法・用量

〈心シンチグラフィ〉

本品を冷蔵庫から取り出し室温に戻した後、日局「生理食塩液」2〜4mLを加え、よく振り混ぜた後、約半量を被検者に静注し、約30分後に放薬基「過テクネチウム酸ナトリウム(99mTc)注射液」370〜740MBqを静注し、シンチレーションスキャナ又はシンチレーションカメラを用いて静注直後より速やかにディテクタを体外より胸部に向けて撮影することによりRIアンギオカルジオグラムを得、またRIアンギオカルジオグラフィ終了後に撮影することにより心プールシンチグラムを得る。

〈骨シンチグラフィ〉

本品を冷蔵庫から取り出し室温に戻した後、放薬基「過テクネチウム酸ナトリウム(99mTc)注射液」1〜9mLを加えよく振り混ぜた後、室温に5分間放置する。

調製されたピロリン酸テクネチウム(99mTc)注射液185〜555MBqを被検者に静注し、1〜6時間後にシンチレーションスキャナ又はシンチレーションカメラを用いてディテクタを体外より骨診断箇所に向けて走査又は撮影することにより骨シンチグラムを得る。

効能・効果

1). 心シンチグラムによる心疾患の診断。

2). 骨シンチグラムによる骨疾患の診断。

副作用

次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には適切な処置を行うこと。

その他の副作用

11.2. その他の副作用

1). 過敏症:(頻度不明)皮膚発赤、そう痒感。

2). 循環器:(頻度不明)血圧低下、動悸、顔面紅潮。

3). 呼吸器:(頻度不明)喘鳴。

4). 消化器:(頻度不明)嘔気、嘔吐。

5). その他:(頻度不明)発熱。

重要な基本的注意

診断上の有益性が被曝による不利益を上回ると判断される場合にのみ投与することとし、投与量は最小限度にとどめること。

(特定の背景を有する患者に関する注意)

高齢者

患者の状態を十分に観察しながら慎重に投与すること(一般に生理機能が低下している)。

妊婦・授乳婦

(妊婦)

妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、診断上の有益性が被曝による不利益を上回ると判断される場合にのみ投与すること。

(授乳婦)

診断上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。

小児等

小児等を対象とした臨床試験は実施していない。

適用上の注意、取扱い上の注意

(適用上の注意)

14.1. 薬剤調製時の注意

14.1.1. 本品の調製は無菌的に行い、また適当な鉛容器で遮蔽して行うこと。

14.1.2. 本品の調製の際、バイアル内に空気を入れないこと、またバイアル内を陽圧にしないこと。

14.1.3. 調製後は、放射線を安全に遮蔽できる貯蔵設備(貯蔵箱)に保存すること。

14.1.4. 本品は調製後6時間以内に投与すること。

14.2. 薬剤投与時の注意

14.2.1. 〈心シンチグラフィ〉心シンチグラフィの場合、99mTc−in vivo赤血球標識法施行時、三方活栓の使用など99mTcO4−が被検者へ静注される前にSn−ピロリン酸と接触すると、標識率の低下や腎への集積を認めることがある。

14.2.2. 〈骨シンチグラフィ〉骨シンチグラフィの場合、99mTc−ピロリン酸は静注後速やかに尿中へ排泄されるため、多量の水分摂取や頻回排尿はシンチグラムに好結果をもたらす。

貯法

(保管上の注意)

2〜8℃保存。

テクネピロリン酸キット
後発品はありません
テクネピロリン酸キット
テクネピロリン酸キット

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放射性医薬品調製剤
2022年03月改訂(第2版)
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後発品
薬効分類放射性医薬品調製剤
一般名ピロリン酸ナトリウム注射用
薬価3168
メーカーPDRファーマ
最終更新2022年03月改訂(第2版)

用法・用量

〈心シンチグラフィ〉

本品を冷蔵庫から取り出し室温に戻した後、日局「生理食塩液」2〜4mLを加え、よく振り混ぜた後、約半量を被検者に静注し、約30分後に放薬基「過テクネチウム酸ナトリウム(99mTc)注射液」370〜740MBqを静注し、シンチレーションスキャナ又はシンチレーションカメラを用いて静注直後より速やかにディテクタを体外より胸部に向けて撮影することによりRIアンギオカルジオグラムを得、またRIアンギオカルジオグラフィ終了後に撮影することにより心プールシンチグラムを得る。

〈骨シンチグラフィ〉

本品を冷蔵庫から取り出し室温に戻した後、放薬基「過テクネチウム酸ナトリウム(99mTc)注射液」1〜9mLを加えよく振り混ぜた後、室温に5分間放置する。

調製されたピロリン酸テクネチウム(99mTc)注射液185〜555MBqを被検者に静注し、1〜6時間後にシンチレーションスキャナ又はシンチレーションカメラを用いてディテクタを体外より骨診断箇所に向けて走査又は撮影することにより骨シンチグラムを得る。

効能・効果

1). 心シンチグラムによる心疾患の診断。

2). 骨シンチグラムによる骨疾患の診断。

副作用

次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には適切な処置を行うこと。

その他の副作用

11.2. その他の副作用

1). 過敏症:(頻度不明)皮膚発赤、そう痒感。

2). 循環器:(頻度不明)血圧低下、動悸、顔面紅潮。

3). 呼吸器:(頻度不明)喘鳴。

4). 消化器:(頻度不明)嘔気、嘔吐。

5). その他:(頻度不明)発熱。

重要な基本的注意

診断上の有益性が被曝による不利益を上回ると判断される場合にのみ投与することとし、投与量は最小限度にとどめること。

(特定の背景を有する患者に関する注意)

高齢者

患者の状態を十分に観察しながら慎重に投与すること(一般に生理機能が低下している)。

妊婦・授乳婦

(妊婦)

妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、診断上の有益性が被曝による不利益を上回ると判断される場合にのみ投与すること。

(授乳婦)

診断上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。

小児等

小児等を対象とした臨床試験は実施していない。

適用上の注意、取扱い上の注意

(適用上の注意)

14.1. 薬剤調製時の注意

14.1.1. 本品の調製は無菌的に行い、また適当な鉛容器で遮蔽して行うこと。

14.1.2. 本品の調製の際、バイアル内に空気を入れないこと、またバイアル内を陽圧にしないこと。

14.1.3. 調製後は、放射線を安全に遮蔽できる貯蔵設備(貯蔵箱)に保存すること。

14.1.4. 本品は調製後6時間以内に投与すること。

14.2. 薬剤投与時の注意

14.2.1. 〈心シンチグラフィ〉心シンチグラフィの場合、99mTc−in vivo赤血球標識法施行時、三方活栓の使用など99mTcO4−が被検者へ静注される前にSn−ピロリン酸と接触すると、標識率の低下や腎への集積を認めることがある。

14.2.2. 〈骨シンチグラフィ〉骨シンチグラフィの場合、99mTc−ピロリン酸は静注後速やかに尿中へ排泄されるため、多量の水分摂取や頻回排尿はシンチグラムに好結果をもたらす。

貯法

(保管上の注意)

2〜8℃保存。

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