消毒薬
薬効分類 | 消毒薬 |
一般名 | クロルヘキシジングルコン酸塩液 |
薬価 | 49.7円 |
メーカー | 吉田製薬 |
最終更新 | 2017年10月改訂(第4版) |
本剤はクロルヘキシジングルコン酸塩として次の濃度の水溶液又はエタノール液として使用する。
1.手指・皮膚の消毒:0.1〜0.5%水溶液(本剤の200倍〜40倍希釈)。
2.皮膚の創傷部位の消毒:0.05%水溶液(本剤の400倍希釈)。
3.手術部位(手術野)の皮膚の消毒及び医療機器の消毒:0.1〜0.5%水溶液(本剤の200倍〜40倍希釈)又は0.5%エタノール溶液(本剤の40倍希釈)。
4.結膜嚢の洗浄・消毒:0.05%以下の水溶液(本剤の400倍以上希釈)。
5.産婦人科・泌尿器科における外陰・外性器の皮膚消毒:0.02%水溶液(本剤の1000倍希釈)。
6.手術室・病室・家具・器具・物品などの消毒:0.05%水溶液(本剤の400倍希釈)。
1.手指・皮膚の消毒。
2.皮膚の創傷部位の消毒。
3.手術部位(手術野)の皮膚の消毒及び医療機器の消毒。
4.結膜嚢の洗浄・消毒。
5.産婦人科・泌尿器科における外陰・外性器の皮膚消毒。
6.手術室・病室・家具・器具・物品などの消毒。
本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していない。
1.重大な副作用
ショック(0.1%未満)、アナフィラキシー(頻度不明):ショック、アナフィラキシーが現れることがあるので観察を十分に行い、血圧低下、蕁麻疹、呼吸困難等が現れた場合は、直ちに使用を中止し、適切な処置を行う。
2.その他の副作用
過敏症:発疹、蕁麻疹等(0.1%未満)[このような症状が現れた場合には、直ちに使用を中止し、再使用しない]。
1.クロルヘキシジン製剤に対し過敏症の既往歴のある患者。
2.脳、脊髄、耳(内耳、中耳、外耳)[聴神経及び中枢神経に対して直接使用した場合は、難聴、神経障害を来すことがある]。
3.膣、膀胱、口腔等の粘膜面[クロルヘキシジン製剤の前記部位への使用により、ショック、アナフィラキシーの症状の発現が報告されている]。
1.薬物過敏症の既往歴のある患者。
2.喘息等のアレルギー疾患の既往歴、家族歴のある患者。
(重要な基本的注意)
1.ショック、アナフィラキシー等の反応を予測するため、使用に際してはクロルヘキシジン製剤に対する過敏症の既往歴、薬物過敏体質の有無について十分な問診を行う。
2.本剤は必ず希釈し、濃度に注意して使用する。
3.創傷部位又は結膜嚢に使用する希釈水溶液は、調製後必ず滅菌処理する。
4.結膜嚢等特に敏感な組織に使用しなければならない場合には、濃度に注意し、使用後滅菌水で水洗する。
5.原液や高濃度液が眼に入らないように注意する(眼に入った場合は直ちによく水洗する)。
(適用上の注意)
1.投与経路:外用にのみ使用する。
2.使用時:
1).注射器、カテーテル等の神経や粘膜面に接触する可能性のある器具を本剤で消毒した場合は、滅菌精製水でよく洗い流した後使用する。
2).本剤の付着したカテーテルを透析に用いると、透析液の成分により難溶性の塩を生成することがあるので、本剤で消毒したカテーテルは、滅菌精製水でよく洗い流した後使用する。
3).血清・膿汁等の有機性物質は殺菌作用を減弱させるので、これらが付着している場合は十分に洗い落としてから使用する。
4).石鹸類は本剤の殺菌作用を減弱させるので、予備洗浄に用いた石鹸分を十分に洗い落としてから使用する。
5).溶液の状態で長時間皮膚と接触させた場合に皮膚化学熱傷を起こしたとの報告があるので、注意する。
6).綿球・ガーゼ等は、本剤を吸着するので、これらを希釈液に浸漬して用いる場合には、有効濃度以下にならないように注意する。
7).本剤のエタノール溶液は蒸気の吸入、火気に注意する。また、本剤のエタノール溶液は、電気メスを使用する場合は、乾燥させてから使用する。
(取扱上の注意)
1.本剤の希釈に常水を用いる場合、その中に含まれる硫酸イオン等の濃度により、白色の沈殿を生じることがあるので、希釈水溶液を調製する場合は、精製水を使用することが望ましい。
2.本剤の希釈水溶液がpH8以上の場合は、沈殿を生じる。
3.本剤を取扱う容器類は常に、清浄なものを使用し、希釈水溶液は、調製後直ちに使用する(水や容器は、微生物汚染を受けやすく、稀に消毒液に抵抗性を示すものが含まれることがある)。
4.手洗い等に使用する本剤の希釈液は、少なくとも毎日新しい溶液と取り替える。
5.本剤の希釈水溶液は安定であるが、高温に長時間保つことは避ける。
6.本剤の付着した白布を直接、次亜塩素酸塩で漂白すると、褐色のシミを生じることがあるので、漂白剤としては過炭酸ナトリウム等の酸素系漂白剤が適当である。
クロルヘキシジングルコン酸塩製剤の投与により、ショック症状を起こした患者のうち、数例について、血清中にクロルヘキシジンに特異的なIgE抗体が検出されたとの報告がある。
遮光。
薬効分類 | 消毒薬 |
一般名 | クロルヘキシジングルコン酸塩液 |
薬価 | 49.7円 |
メーカー | 吉田製薬 |
最終更新 | 2017年10月改訂(第4版) |
本剤はクロルヘキシジングルコン酸塩として次の濃度の水溶液又はエタノール液として使用する。
1.手指・皮膚の消毒:0.1〜0.5%水溶液(本剤の200倍〜40倍希釈)。
2.皮膚の創傷部位の消毒:0.05%水溶液(本剤の400倍希釈)。
3.手術部位(手術野)の皮膚の消毒及び医療機器の消毒:0.1〜0.5%水溶液(本剤の200倍〜40倍希釈)又は0.5%エタノール溶液(本剤の40倍希釈)。
4.結膜嚢の洗浄・消毒:0.05%以下の水溶液(本剤の400倍以上希釈)。
5.産婦人科・泌尿器科における外陰・外性器の皮膚消毒:0.02%水溶液(本剤の1000倍希釈)。
6.手術室・病室・家具・器具・物品などの消毒:0.05%水溶液(本剤の400倍希釈)。
1.手指・皮膚の消毒。
2.皮膚の創傷部位の消毒。
3.手術部位(手術野)の皮膚の消毒及び医療機器の消毒。
4.結膜嚢の洗浄・消毒。
5.産婦人科・泌尿器科における外陰・外性器の皮膚消毒。
6.手術室・病室・家具・器具・物品などの消毒。
本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していない。
1.重大な副作用
ショック(0.1%未満)、アナフィラキシー(頻度不明):ショック、アナフィラキシーが現れることがあるので観察を十分に行い、血圧低下、蕁麻疹、呼吸困難等が現れた場合は、直ちに使用を中止し、適切な処置を行う。
2.その他の副作用
過敏症:発疹、蕁麻疹等(0.1%未満)[このような症状が現れた場合には、直ちに使用を中止し、再使用しない]。
1.クロルヘキシジン製剤に対し過敏症の既往歴のある患者。
2.脳、脊髄、耳(内耳、中耳、外耳)[聴神経及び中枢神経に対して直接使用した場合は、難聴、神経障害を来すことがある]。
3.膣、膀胱、口腔等の粘膜面[クロルヘキシジン製剤の前記部位への使用により、ショック、アナフィラキシーの症状の発現が報告されている]。
1.薬物過敏症の既往歴のある患者。
2.喘息等のアレルギー疾患の既往歴、家族歴のある患者。
(重要な基本的注意)
1.ショック、アナフィラキシー等の反応を予測するため、使用に際してはクロルヘキシジン製剤に対する過敏症の既往歴、薬物過敏体質の有無について十分な問診を行う。
2.本剤は必ず希釈し、濃度に注意して使用する。
3.創傷部位又は結膜嚢に使用する希釈水溶液は、調製後必ず滅菌処理する。
4.結膜嚢等特に敏感な組織に使用しなければならない場合には、濃度に注意し、使用後滅菌水で水洗する。
5.原液や高濃度液が眼に入らないように注意する(眼に入った場合は直ちによく水洗する)。
(適用上の注意)
1.投与経路:外用にのみ使用する。
2.使用時:
1).注射器、カテーテル等の神経や粘膜面に接触する可能性のある器具を本剤で消毒した場合は、滅菌精製水でよく洗い流した後使用する。
2).本剤の付着したカテーテルを透析に用いると、透析液の成分により難溶性の塩を生成することがあるので、本剤で消毒したカテーテルは、滅菌精製水でよく洗い流した後使用する。
3).血清・膿汁等の有機性物質は殺菌作用を減弱させるので、これらが付着している場合は十分に洗い落としてから使用する。
4).石鹸類は本剤の殺菌作用を減弱させるので、予備洗浄に用いた石鹸分を十分に洗い落としてから使用する。
5).溶液の状態で長時間皮膚と接触させた場合に皮膚化学熱傷を起こしたとの報告があるので、注意する。
6).綿球・ガーゼ等は、本剤を吸着するので、これらを希釈液に浸漬して用いる場合には、有効濃度以下にならないように注意する。
7).本剤のエタノール溶液は蒸気の吸入、火気に注意する。また、本剤のエタノール溶液は、電気メスを使用する場合は、乾燥させてから使用する。
(取扱上の注意)
1.本剤の希釈に常水を用いる場合、その中に含まれる硫酸イオン等の濃度により、白色の沈殿を生じることがあるので、希釈水溶液を調製する場合は、精製水を使用することが望ましい。
2.本剤の希釈水溶液がpH8以上の場合は、沈殿を生じる。
3.本剤を取扱う容器類は常に、清浄なものを使用し、希釈水溶液は、調製後直ちに使用する(水や容器は、微生物汚染を受けやすく、稀に消毒液に抵抗性を示すものが含まれることがある)。
4.手洗い等に使用する本剤の希釈液は、少なくとも毎日新しい溶液と取り替える。
5.本剤の希釈水溶液は安定であるが、高温に長時間保つことは避ける。
6.本剤の付着した白布を直接、次亜塩素酸塩で漂白すると、褐色のシミを生じることがあるので、漂白剤としては過炭酸ナトリウム等の酸素系漂白剤が適当である。
クロルヘキシジングルコン酸塩製剤の投与により、ショック症状を起こした患者のうち、数例について、血清中にクロルヘキシジンに特異的なIgE抗体が検出されたとの報告がある。
遮光。
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