薬効分類 | セフェム系抗生物質 |
一般名 | セフメノキシム塩酸塩液 |
薬価 | 92.7円 |
メーカー | 千寿製薬 |
最終更新 | 2024年05月改訂(第2版) 添付文書のPDFはこちら |
本剤を添付の溶解液で1mL当たりセフメノキシム塩酸塩として10mg(力価)の濃度に溶解し、次のとおり用いる。
外耳炎及び中耳炎に対しては、通常1回6〜10滴点耳し、約10分間の耳浴を1日2回行う。
副鼻腔炎に対しては、通常1回2〜4mLを隔日に1週間に3回ネブライザーを用いて噴霧吸入するか、又は1回1mLを1週間に1回上顎洞内に注入する。
なお、症状により適宜回数を増減する。
ただし、症状に改善がみられない場合は漫然と長期間の連続投与を行わないこと。
(用法及び用量に関連する注意)
7.1. 〈耳科用〉4週間の投与を目安とし、その後の継続投与については漫然と投与しないよう、慎重に行うこと。
7.2. 〈鼻科用〉鼻科用の場合、ネブライザーを用いた噴霧吸入に際しては、原則として中鼻道の開放等の鼻腔所見を確認し、鼻処置(鼻汁の吸引除去、腫脹の軽減等)を行った後、4週間の投与を目安とし、臨床症状の改善がみられない場合は、投与を中止し、他の治療法に切り換えること。
7.3. 〈鼻科用〉鼻科用の場合、上顎洞内注入に際しては、4週間の投与を目安とし、臨床症状の改善がみられない場合は、投与を中止し、他の治療法に切り換えること。
外耳炎、中耳炎、副鼻腔炎(ただし、ネブライザーを用いた噴霧吸入においては中鼻道閉塞が高度の症例を除く)。
(効能又は効果に関連する注意)
〈中耳炎、副鼻腔炎(ただし、ネブライザーを用いた噴霧吸入においては中鼻道閉塞が高度の症例を除く)〉「抗微生物薬適正使用の手引き」を参照し、抗菌薬投与の必要性を判断した上で、本剤の投与が適切と判断される場合に投与すること。
セフメノキシムに感性のブドウ球菌属、レンサ球菌属、肺炎球菌、モラクセラ・カタラーリス(ブランハメラ・カタラーリス)、プロテウス属、モルガネラ・モルガニー、プロビデンシア属、インフルエンザ菌、緑膿菌、ペプトストレプトコッカス属。
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
11.1. 重大な副作用
11.1.1. 〈投与経路共通〉ショック、アナフィラキシー(いずれも頻度不明):蕁麻疹、チアノーゼ、不快感、口内異常感、喘鳴、眩暈、便意、耳鳴、発汗等の異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと〔8.3参照〕。
11.1.2. 〈鼻科用〉喘息発作、呼吸困難(いずれも頻度不明)。
11.2. その他の副作用
1). 〈耳科用〉
@. 〈耳科用〉過敏症:(0.1〜1%未満)発疹。
A. 〈耳科用〉その他:(0.1〜1%未満)外耳道湿疹、(頻度不明)点耳時耳痛、菌交代症。
2). 〈鼻科用〉
@. 〈鼻科用〉呼吸器:(0.1〜1%未満)鼻炎(鼻汁、くしゃみ等)、(頻度不明)喘鳴、咳嗽。
A. 〈鼻科用〉消化器:(頻度不明)嘔吐、嘔気。
B. 〈鼻科用〉過敏症:(頻度不明)発疹。
C. 〈鼻科用〉その他:(頻度不明)頭痛。
本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。
8.1. 本剤の投与にあたっては、耐性菌の発現等を防ぐため、原則として感受性を確認し、疾病の治療上必要な最小限の期間の投与にとどめること。
8.2. ショックがあらわれるおそれがあるので、十分な問診を行うこと〔9.1.1−9.1.3参照〕。
8.3. ショック発現時に救急処置のとれる準備をしておくこと。また、投与後患者を安静の状態に保たせ、十分な観察を行うこと。更に、再投与時においても継続して十分な観察を行うこと〔11.1.1参照〕。
(特定の背景を有する患者に関する注意)
(合併症・既往歴等のある患者)
9.1.1. セフェム系抗生物質に対し過敏症の既往歴のある患者:治療上やむを得ない場合と判断される場合を除き投与しないこと(ただし、本剤に対し過敏症の既往歴のある患者には投与しないこと)〔8.2参照〕。
9.1.2. ペニシリン系抗生物質に対し過敏症の既往歴のある患者〔8.2参照〕。
9.1.3. 本人又は両親、兄弟に気管支喘息、発疹、蕁麻疹等のアレルギー症状を起こしやすい体質を有する患者:アレルギー素因が遺伝し、アレルギー症状を起こすおそれがある〔8.2参照〕。
(妊婦)
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。
(授乳婦)
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。
低出生体重児、新生児又は乳児を対象とした臨床試験は実施していない。
(適用上の注意)
14.1. 薬剤調製時の注意
〈投与経路共通〉粉末及び溶解液は分割して調製しない(溶解後の薬液中の粉末成分が均一とならず、白濁することがあるため)。
〈鼻科用〉鼻科用でネブライザーにより室温で使用する場合は、溶解後20時間以内に使用すること。
14.2. 薬剤交付時の注意
患者に対し次の点に注意するよう指導すること。
・ 〈投与経路共通〉粉末を溶解するときは、溶解液瓶の大キャップをとりはずし、粉末瓶にしっかり差し込み、よく振って溶解すること。
・ 〈投与経路共通〉使用のとき、小キャップだけをとりはずし、使用すること。
・ 〈投与経路共通〉溶解後は、冷所に保存し、7日以内に使用すること。
・ 〈耳科用〉冷所保存した薬液を点耳する際、薬液の温度が低いと眩暈を起こすことが考えられるので、点耳する際、使用時には部屋の温度に戻して使用すること。
・ 〈耳科用〉薬液汚染防止のため、点耳のとき、容器の先端が直接耳に触れないように注意すること。
(保管上の注意)
室温保存。
(溶解方法)
1). 粉末及び溶解液は分割して調製しない。(溶解後の薬液中の粉末成分が均一とならず、白濁することがあるため)。
2). 溶解後は、冷所保存で7日以内に使用し、その期間を過ぎたものは使用しない。
ただし、ネブライザーにより室温で保存する場合は、溶解後20時間以内に使用する。
@. 粉末瓶の矢印(↑)の部分から親指で強く押し上げる。
A.
・ [1瓶(50mg(力価))・プラスチック溶解液容器5mL]包装:溶解液瓶の白い大キャップをまわしてとりはずし、液がこぼれないように開封した粉末瓶にしっかり差し込み、よく振って粉末を完全に溶かす。
・ [1瓶(500mg(力価))・プラスチック溶解液容器50mL]包装:溶解液瓶の大キャップをまわしてとりはずし、開封した粉末瓶をしっかり差し込み、よく振って粉末を完全に溶かす。
B. 溶解液瓶の方に薬液を移した後、粉末瓶をとりはずし、大キャップをし、固くしめる。
C.
・ [1瓶(50mg(力価))・プラスチック溶解液容器5mL]包装:紫色の小キャップだけをとりはずし、使用する。また、使用後は必ず冷所に保存する。
・ [1瓶(500mg(力価))・プラスチック溶解液容器50mL]包装:小キャップをとりはずし、使用する。また、使用後は必ず冷所に保存する。
薬効分類 | セフェム系抗生物質 |
一般名 | セフメノキシム塩酸塩液 |
薬価 | 92.7円 |
メーカー | 千寿製薬 |
最終更新 | 2024年05月改訂(第2版) 添付文書のPDFはこちら |
本剤を添付の溶解液で1mL当たりセフメノキシム塩酸塩として10mg(力価)の濃度に溶解し、次のとおり用いる。
外耳炎及び中耳炎に対しては、通常1回6〜10滴点耳し、約10分間の耳浴を1日2回行う。
副鼻腔炎に対しては、通常1回2〜4mLを隔日に1週間に3回ネブライザーを用いて噴霧吸入するか、又は1回1mLを1週間に1回上顎洞内に注入する。
なお、症状により適宜回数を増減する。
ただし、症状に改善がみられない場合は漫然と長期間の連続投与を行わないこと。
(用法及び用量に関連する注意)
7.1. 〈耳科用〉4週間の投与を目安とし、その後の継続投与については漫然と投与しないよう、慎重に行うこと。
7.2. 〈鼻科用〉鼻科用の場合、ネブライザーを用いた噴霧吸入に際しては、原則として中鼻道の開放等の鼻腔所見を確認し、鼻処置(鼻汁の吸引除去、腫脹の軽減等)を行った後、4週間の投与を目安とし、臨床症状の改善がみられない場合は、投与を中止し、他の治療法に切り換えること。
7.3. 〈鼻科用〉鼻科用の場合、上顎洞内注入に際しては、4週間の投与を目安とし、臨床症状の改善がみられない場合は、投与を中止し、他の治療法に切り換えること。
外耳炎、中耳炎、副鼻腔炎(ただし、ネブライザーを用いた噴霧吸入においては中鼻道閉塞が高度の症例を除く)。
(効能又は効果に関連する注意)
〈中耳炎、副鼻腔炎(ただし、ネブライザーを用いた噴霧吸入においては中鼻道閉塞が高度の症例を除く)〉「抗微生物薬適正使用の手引き」を参照し、抗菌薬投与の必要性を判断した上で、本剤の投与が適切と判断される場合に投与すること。
セフメノキシムに感性のブドウ球菌属、レンサ球菌属、肺炎球菌、モラクセラ・カタラーリス(ブランハメラ・カタラーリス)、プロテウス属、モルガネラ・モルガニー、プロビデンシア属、インフルエンザ菌、緑膿菌、ペプトストレプトコッカス属。
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
11.1. 重大な副作用
11.1.1. 〈投与経路共通〉ショック、アナフィラキシー(いずれも頻度不明):蕁麻疹、チアノーゼ、不快感、口内異常感、喘鳴、眩暈、便意、耳鳴、発汗等の異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと〔8.3参照〕。
11.1.2. 〈鼻科用〉喘息発作、呼吸困難(いずれも頻度不明)。
11.2. その他の副作用
1). 〈耳科用〉
@. 〈耳科用〉過敏症:(0.1〜1%未満)発疹。
A. 〈耳科用〉その他:(0.1〜1%未満)外耳道湿疹、(頻度不明)点耳時耳痛、菌交代症。
2). 〈鼻科用〉
@. 〈鼻科用〉呼吸器:(0.1〜1%未満)鼻炎(鼻汁、くしゃみ等)、(頻度不明)喘鳴、咳嗽。
A. 〈鼻科用〉消化器:(頻度不明)嘔吐、嘔気。
B. 〈鼻科用〉過敏症:(頻度不明)発疹。
C. 〈鼻科用〉その他:(頻度不明)頭痛。
本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。
8.1. 本剤の投与にあたっては、耐性菌の発現等を防ぐため、原則として感受性を確認し、疾病の治療上必要な最小限の期間の投与にとどめること。
8.2. ショックがあらわれるおそれがあるので、十分な問診を行うこと〔9.1.1−9.1.3参照〕。
8.3. ショック発現時に救急処置のとれる準備をしておくこと。また、投与後患者を安静の状態に保たせ、十分な観察を行うこと。更に、再投与時においても継続して十分な観察を行うこと〔11.1.1参照〕。
(特定の背景を有する患者に関する注意)
(合併症・既往歴等のある患者)
9.1.1. セフェム系抗生物質に対し過敏症の既往歴のある患者:治療上やむを得ない場合と判断される場合を除き投与しないこと(ただし、本剤に対し過敏症の既往歴のある患者には投与しないこと)〔8.2参照〕。
9.1.2. ペニシリン系抗生物質に対し過敏症の既往歴のある患者〔8.2参照〕。
9.1.3. 本人又は両親、兄弟に気管支喘息、発疹、蕁麻疹等のアレルギー症状を起こしやすい体質を有する患者:アレルギー素因が遺伝し、アレルギー症状を起こすおそれがある〔8.2参照〕。
(妊婦)
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。
(授乳婦)
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。
低出生体重児、新生児又は乳児を対象とした臨床試験は実施していない。
(適用上の注意)
14.1. 薬剤調製時の注意
〈投与経路共通〉粉末及び溶解液は分割して調製しない(溶解後の薬液中の粉末成分が均一とならず、白濁することがあるため)。
〈鼻科用〉鼻科用でネブライザーにより室温で使用する場合は、溶解後20時間以内に使用すること。
14.2. 薬剤交付時の注意
患者に対し次の点に注意するよう指導すること。
・ 〈投与経路共通〉粉末を溶解するときは、溶解液瓶の大キャップをとりはずし、粉末瓶にしっかり差し込み、よく振って溶解すること。
・ 〈投与経路共通〉使用のとき、小キャップだけをとりはずし、使用すること。
・ 〈投与経路共通〉溶解後は、冷所に保存し、7日以内に使用すること。
・ 〈耳科用〉冷所保存した薬液を点耳する際、薬液の温度が低いと眩暈を起こすことが考えられるので、点耳する際、使用時には部屋の温度に戻して使用すること。
・ 〈耳科用〉薬液汚染防止のため、点耳のとき、容器の先端が直接耳に触れないように注意すること。
(保管上の注意)
室温保存。
(溶解方法)
1). 粉末及び溶解液は分割して調製しない。(溶解後の薬液中の粉末成分が均一とならず、白濁することがあるため)。
2). 溶解後は、冷所保存で7日以内に使用し、その期間を過ぎたものは使用しない。
ただし、ネブライザーにより室温で保存する場合は、溶解後20時間以内に使用する。
@. 粉末瓶の矢印(↑)の部分から親指で強く押し上げる。
A.
・ [1瓶(50mg(力価))・プラスチック溶解液容器5mL]包装:溶解液瓶の白い大キャップをまわしてとりはずし、液がこぼれないように開封した粉末瓶にしっかり差し込み、よく振って粉末を完全に溶かす。
・ [1瓶(500mg(力価))・プラスチック溶解液容器50mL]包装:溶解液瓶の大キャップをまわしてとりはずし、開封した粉末瓶をしっかり差し込み、よく振って粉末を完全に溶かす。
B. 溶解液瓶の方に薬液を移した後、粉末瓶をとりはずし、大キャップをし、固くしめる。
C.
・ [1瓶(50mg(力価))・プラスチック溶解液容器5mL]包装:紫色の小キャップだけをとりはずし、使用する。また、使用後は必ず冷所に保存する。
・ [1瓶(500mg(力価))・プラスチック溶解液容器50mL]包装:小キャップをとりはずし、使用する。また、使用後は必ず冷所に保存する。
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