ブドウ糖製剤
薬効分類 | ブドウ糖製剤 |
一般名 | ブドウ糖注射液キット (6) |
薬価 | 193円 |
メーカー | ニプロ |
最終更新 | 2018年11月改訂(第5版) |
1.水補給、薬物・毒物中毒、肝疾患には、1回5%液500〜1000mLを静脈内注射する。
2.循環虚脱、低血糖時の糖質補給、高カリウム血症、心疾患(GIK療法)、その他非経口的に水・エネルギー補給を必要とする場合には、1回10〜50%液20〜500mLを静脈内注射する。
点滴静注する場合の速度は、ブドウ糖として0.5g/kg/hr以下とする。
3.注射剤の溶解希釈には適量を用いる。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
1.脱水症特に水欠乏時の水補給、薬物中毒・毒物中毒、肝疾患。
2.循環虚脱、低血糖時の糖質補給、高カリウム血症、心疾患(GIK療法)、その他非経口的に水補給・非経口的にエネルギー補給を必要とする場合。
3.注射剤の溶解希釈剤。
本剤は、副作用発現頻度が明確となる調査を実施していない。
大量・急速投与:(頻度不明)電解質喪失[このような症状を起こすことがあるので、慎重に投与する]。
低張性脱水症の患者[水分量を増加させることになり、症状が悪化する恐れがある]。
1.カリウム欠乏傾向のある患者[カリウムが細胞内に移行し、一時的に血清カリウム値が低下し、症状が悪化する恐れがある]。
2.糖尿病の患者[高血糖を生じ、症状が悪化する恐れがある]。
3.尿崩症の患者[水・電解質に影響を与え、症状が悪化する恐れがある]。
4.腎不全のある患者[水分の過剰投与に陥りやすく、症状が悪化する恐れがある]。
(重要な基本的注意)
ブドウ糖の投与速度が速い場合に急激に中止することにより、低血糖を起こす恐れがある。
(高齢者への投与)
一般に高齢者では生理機能が低下しているので、投与速度を緩徐にし、減量するなど注意する。
(適用上の注意)
1.ブリスター包装開封後直ちに使用し、使用後の残液は決して使用しない。
2.投与経路:皮下大量投与により、血漿中から電解質が移動して循環不全を招く恐れがあるので、皮下に注射しない。
3.調製時:
1).他の医薬品を混注して使用する場合には、医薬品相互の物理的・化学的変化に十分注意して行う。
2).注射剤の希釈剤として用いる場合は、ブドウ糖注射液が適切であることを確認するとともに、使用に際してはよく混合する。
4.投与時:
1).ゆっくり静脈内に注射する。
2).血栓性静脈炎を起こすことがあるので、慎重に投与する。
3).血管痛が現れた場合には、注射部位を変更し、また、場合によっては投与を中止する。
5.投与方法:シリンジポンプを用いて投与する場合は、次記の点に注意する。
1).シリンジポンプにセットする際、本シリンジが使用可能な設定であることを必ず確認するとともに、シリンジポンプ等の取扱説明書に従って投与する。
2).シリンジポンプの送り機構(スライダー)のフックに確実にセットする[正しくセットされていない場合、サイフォニング(自然落下による急速注入)や逆流が起こる恐れがある]。
3).本シリンジは、極端な陰圧が発生する回路には使用しない。また、本剤で希釈したヘパリンなどの抗凝固薬を血液透析時に投与する場合は、抗凝固薬注入ラインが血液ポンプの下流に設置された血液回路に用いる[血液回路等の閉塞などにより極端な陰圧が発生した場合、ガスケットがプランジャーから外れたりシリンジポンプの送り機構(スライダー)のフックからプランジャーが外れ、本剤が急速注入される恐れがある]。
1.シリンジ製品に関する注意:
1).ブリスター包装は使用直前まで開封しない。使用に際しては、開封口からゆっくり開ける。
2).シリンジが破損する恐れがあるため、強い衝撃を避ける。
3).ブリスター包装から取り出す際、プランジャーを持って引き出さない[ガスケットが変形し、プランジャーが外れたり、薬液が漏出する恐れがある]。
4).薬液が漏れている場合や、薬液に混濁や浮遊物等の異常が認められるときは使用しない。
5).シリンジに破損等の異常が認められるときは使用しない。
6).シリンジ先端のキャップを外した後、シリンジ先端部に触れない。
7).注入前後ともにプランジャーを引かない。
8).開封後の使用は1回限りとし、使用後の残液は容器とともに速やかに廃棄する。
9).シリンジの再滅菌・再使用はしない。
10).注射針等を接続する場合は誤刺に注意し、しっかりと固定する。
11).本シリンジを高圧自動注入装置及び極端な陰圧が発生する回路には使用しない[破損等の恐れがある]。
2.安定性試験:最終包装製品を用いた長期保存試験[室温(1〜30℃)、3年間]の結果、外観及び含量等は規格の範囲内であり、ブドウ糖注20%シリンジ「NP」は通常の市場流通下において3年間安定であることが確認された。
(操作方法)
1.ブリスター包装を開封する。2つの“開封口”(添付文書の図①、②)から側面全体(添付文書の図③)を開封し、シールをゆっくり剥がしながら開封する。
注意:ブリスター包装は使用直前まで開封しない。
2.シリンジを取り出す。
注意:プランジャーを持って引き出さない[ガスケットが変形し、プランジャーが外れたり、薬液が漏出する恐れがある]。
3.シリンジ先端のキャップをゆっくり回転させながら外す[薬液が飛び散る等の恐れがある]。
注意:キャップを外した後、シリンジ先端部に触れない。
4.注射針等に接続し、シリンジ内の空気を除去後、薬液を注入する。
注意:必要に応じてアルコール綿等で清拭消毒する。プランジャーは回さない[外れる恐れがある]。
薬効分類 | ブドウ糖製剤 |
一般名 | ブドウ糖注射液キット (6) |
薬価 | 193円 |
メーカー | ニプロ |
最終更新 | 2018年11月改訂(第5版) |
1.水補給、薬物・毒物中毒、肝疾患には、1回5%液500〜1000mLを静脈内注射する。
2.循環虚脱、低血糖時の糖質補給、高カリウム血症、心疾患(GIK療法)、その他非経口的に水・エネルギー補給を必要とする場合には、1回10〜50%液20〜500mLを静脈内注射する。
点滴静注する場合の速度は、ブドウ糖として0.5g/kg/hr以下とする。
3.注射剤の溶解希釈には適量を用いる。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
1.脱水症特に水欠乏時の水補給、薬物中毒・毒物中毒、肝疾患。
2.循環虚脱、低血糖時の糖質補給、高カリウム血症、心疾患(GIK療法)、その他非経口的に水補給・非経口的にエネルギー補給を必要とする場合。
3.注射剤の溶解希釈剤。
本剤は、副作用発現頻度が明確となる調査を実施していない。
大量・急速投与:(頻度不明)電解質喪失[このような症状を起こすことがあるので、慎重に投与する]。
低張性脱水症の患者[水分量を増加させることになり、症状が悪化する恐れがある]。
1.カリウム欠乏傾向のある患者[カリウムが細胞内に移行し、一時的に血清カリウム値が低下し、症状が悪化する恐れがある]。
2.糖尿病の患者[高血糖を生じ、症状が悪化する恐れがある]。
3.尿崩症の患者[水・電解質に影響を与え、症状が悪化する恐れがある]。
4.腎不全のある患者[水分の過剰投与に陥りやすく、症状が悪化する恐れがある]。
(重要な基本的注意)
ブドウ糖の投与速度が速い場合に急激に中止することにより、低血糖を起こす恐れがある。
(高齢者への投与)
一般に高齢者では生理機能が低下しているので、投与速度を緩徐にし、減量するなど注意する。
(適用上の注意)
1.ブリスター包装開封後直ちに使用し、使用後の残液は決して使用しない。
2.投与経路:皮下大量投与により、血漿中から電解質が移動して循環不全を招く恐れがあるので、皮下に注射しない。
3.調製時:
1).他の医薬品を混注して使用する場合には、医薬品相互の物理的・化学的変化に十分注意して行う。
2).注射剤の希釈剤として用いる場合は、ブドウ糖注射液が適切であることを確認するとともに、使用に際してはよく混合する。
4.投与時:
1).ゆっくり静脈内に注射する。
2).血栓性静脈炎を起こすことがあるので、慎重に投与する。
3).血管痛が現れた場合には、注射部位を変更し、また、場合によっては投与を中止する。
5.投与方法:シリンジポンプを用いて投与する場合は、次記の点に注意する。
1).シリンジポンプにセットする際、本シリンジが使用可能な設定であることを必ず確認するとともに、シリンジポンプ等の取扱説明書に従って投与する。
2).シリンジポンプの送り機構(スライダー)のフックに確実にセットする[正しくセットされていない場合、サイフォニング(自然落下による急速注入)や逆流が起こる恐れがある]。
3).本シリンジは、極端な陰圧が発生する回路には使用しない。また、本剤で希釈したヘパリンなどの抗凝固薬を血液透析時に投与する場合は、抗凝固薬注入ラインが血液ポンプの下流に設置された血液回路に用いる[血液回路等の閉塞などにより極端な陰圧が発生した場合、ガスケットがプランジャーから外れたりシリンジポンプの送り機構(スライダー)のフックからプランジャーが外れ、本剤が急速注入される恐れがある]。
1.シリンジ製品に関する注意:
1).ブリスター包装は使用直前まで開封しない。使用に際しては、開封口からゆっくり開ける。
2).シリンジが破損する恐れがあるため、強い衝撃を避ける。
3).ブリスター包装から取り出す際、プランジャーを持って引き出さない[ガスケットが変形し、プランジャーが外れたり、薬液が漏出する恐れがある]。
4).薬液が漏れている場合や、薬液に混濁や浮遊物等の異常が認められるときは使用しない。
5).シリンジに破損等の異常が認められるときは使用しない。
6).シリンジ先端のキャップを外した後、シリンジ先端部に触れない。
7).注入前後ともにプランジャーを引かない。
8).開封後の使用は1回限りとし、使用後の残液は容器とともに速やかに廃棄する。
9).シリンジの再滅菌・再使用はしない。
10).注射針等を接続する場合は誤刺に注意し、しっかりと固定する。
11).本シリンジを高圧自動注入装置及び極端な陰圧が発生する回路には使用しない[破損等の恐れがある]。
2.安定性試験:最終包装製品を用いた長期保存試験[室温(1〜30℃)、3年間]の結果、外観及び含量等は規格の範囲内であり、ブドウ糖注20%シリンジ「NP」は通常の市場流通下において3年間安定であることが確認された。
(操作方法)
1.ブリスター包装を開封する。2つの“開封口”(添付文書の図①、②)から側面全体(添付文書の図③)を開封し、シールをゆっくり剥がしながら開封する。
注意:ブリスター包装は使用直前まで開封しない。
2.シリンジを取り出す。
注意:プランジャーを持って引き出さない[ガスケットが変形し、プランジャーが外れたり、薬液が漏出する恐れがある]。
3.シリンジ先端のキャップをゆっくり回転させながら外す[薬液が飛び散る等の恐れがある]。
注意:キャップを外した後、シリンジ先端部に触れない。
4.注射針等に接続し、シリンジ内の空気を除去後、薬液を注入する。
注意:必要に応じてアルコール綿等で清拭消毒する。プランジャーは回さない[外れる恐れがある]。
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