薬剤情報
後発品
薬効分類ハンチントン病治療薬
一般名テトラベナジン錠
薬価375.6
メーカーアルフレッサ ファーマ
最終更新2021年06月改訂(第1版)

用法・用量

通常、成人にはテトラベナジンとして1日量12.5mg(12.5mgの1日1回投与)から経口投与を開始し、以後症状を観察しながら1週毎に1日量として12.5mgずつ増量し、維持量を定める。その後は、症状により適宜増減するが、1日最高投与量は100mgとする。

なお、1日量が25mgの場合は1日2回、1日量が37.5mg以上の場合には1日3回に分けて投与することとし、1回最高投与量は37.5mgとする。

用法・用量に関連する注意

(用法及び用量に関連する注意)

7.1. 投与は「用法及び用量」に従い低用量から始め、抑うつ症状、アカシジア及びパーキンソニズム等の発現について観察を十分に行い、忍容性をみながら慎重に増量し、患者ごとに適切な維持量を定めること〔1.警告の項、8.1−8.4、11.1.1参照〕。

7.2. CYP2D6阻害作用を有する薬剤投与中の患者又は遺伝的にCYP2D6の活性が欠損している患者(Poor Metabolizer)又はCYP2D6の活性が低い患者(Intermediate Metabolizer)では、本剤の活性代謝物の血中濃度が上昇し、副作用が発現しやすいおそれがあるため、投与に際しては、忍容性に問題がない場合にのみ徐々に増量する等、患者の状態を注意深く観察し、慎重に投与すること〔9.1.4、10.2、16.6.1、16.7.2参照〕。

効能・効果

ハンチントン病に伴う舞踏運動。

効能・効果に関連する注意

(効能又は効果に関連する注意)

本剤の効果はハンチントン病に伴う舞踏運動の改善に限定されており、舞踏運動以外の症状改善は期待できないことに留意すること。

副作用

次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

重大な副作用

11.1. 重大な副作用

11.1.1. うつ病・うつ状態(5%以上)、自殺念慮、自殺企図(いずれも頻度不明)〔1.警告の項、2.1、7.1、8.1−8.3、9.1.1参照〕。

11.1.2. 悪性症候群(Syndrome malin)(頻度不明):無動緘黙、強度筋強剛、嚥下困難、頻脈、血圧変動、発汗等が発現し、それに引き続き発熱がみられる場合は、中止し、体冷却、水分補給等の全身管理とともに適切な処置を行う(本症発症時には、白血球増加や血清CK上昇がみられることが多く、また、ミオグロビン尿を伴う腎機能低下がみられることがある)〔9.1.3参照〕。

その他の副作用

11.2. その他の副作用

1). 過敏症:(頻度不明)発疹、そう痒。

2). 精神神経系:(5%以上)傾眠(26.1%)、パーキンソニズム、アカシジア、不眠症、睡眠障害、落ち着きのなさ、気力低下、鎮静、(5%未満)怒り、頭痛、すくみ現象、認知障害、(頻度不明)激越、不安、錯乱、失見当識、神経過敏、平衡障害、運動緩慢、めまい、ジストニー、振戦。

3). 消化器:(5%以上)便秘(21.7%)、(頻度不明)下痢、口渇、嚥下障害、悪心・嘔吐、流涎過多。

4). 肝臓:(5%以上)AST上昇、ALT上昇、γ−GTP上昇、LDH上昇。

5). 腎臓:(5%未満)クレアチニン上昇。

6). 内分泌:(5%以上)プロラクチン上昇(39.1%)、(5%未満)月経異常。

7). 血液:(5%未満)血小板数減少。

8). その他:(5%以上)CK上昇、疼痛、体重増加、(5%未満)熱感、転倒、体重減少、(頻度不明)疲労。

警告

うつ病・うつ状態、自殺念慮、自殺企図が発現又はうつ病悪化・うつ状態悪化、自殺念慮悪化、自殺企図悪化することがあるので、本剤を投与する場合には、個々の患者における治療上の有益性と危険性を慎重に判断した上で投与を開始し、患者の状態及び病態の変化を注意深く観察すること。また、患者及びその家族等に対して、うつ病・うつ状態、自殺念慮、自殺企図に関連する症状があらわれた場合にはただちに医師に連絡するよう指導すること〔2.1、7.1、8.1−8.3、9.1.1、11.1.1参照〕。

禁忌

2.1. 自殺念慮、自殺企図のある患者、不安定なうつ病・不安定なうつ状態の患者〔1.警告の項、8.1−8.3、9.1.1、11.1.1参照〕。

2.2. 重篤な肝機能障害<Child−Pughスコア10以上>のある患者〔9.3.1、16.6.3参照〕。

2.3. MAO阻害剤投与中あるいはMAO阻害剤投与中止後2週間以内の患者〔10.1参照〕。

2.4. レセルピン投与中あるいはレセルピン投与中止後3週間以内の患者〔10.1参照〕。

2.5. 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。

重要な基本的注意

8.1. 本剤の投与によりうつ病・うつ状態の発現又は悪化、また、認知機能の悪化があらわれることがあるので、本剤の投与に際しては、患者及びその家族等に対し十分に説明を行うとともに、治療上の有益性が危険性を上回っていることを常に確認し、投与の継続が適切であるかどうかを定期的に判断すること〔1.警告の項、2.1、7.1、8.2、8.3、9.1.1、11.1.1参照〕。

8.2. うつ病・うつ状態、自殺念慮、自殺企図等の精神症状があらわれることがあるので、関連する症状があらわれた場合には、本剤の減量又は投与を中止するなど適切な処置を行うこと〔1.警告の項、2.1、7.1、8.1、8.3、9.1.1、11.1.1参照〕。

8.3. 患者及びその家族等にうつ病・うつ状態の発現又は悪化、自殺念慮や自殺企図、攻撃性、易刺激性等の行動の変化があらわれることのリスク等について十分説明を行い、医師と緊密に連絡を取り合うよう指導すること〔1.警告の項、2.1、7.1、8.1、8.2、9.1.1、11.1.1参照〕。

8.4. アカシジア及びパーキンソニズム等があらわれることがあるので、症状があらわれた場合には、本剤の減量又は投与を中止するなど適切な処置を行うこと〔7.1参照〕。

8.5. プロラクチン上昇があらわれることがあるので、月経異常、乳汁漏出又は性欲減退等が認められた場合には、本剤の減量又は投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

8.6. 嚥下障害が発現又は嚥下障害悪化するおそれがあり、肺炎、気管支炎に至ることがあるので、観察を十分に行い、このような症状があらわれた場合には、適切な処置を行うこと。

8.7. 鎮静、傾眠等があらわれることがあるので、本剤投与中の患者には自動車の運転等、危険を伴う機械の操作に従事させないよう注意すること。

(特定の背景を有する患者に関する注意)

(合併症・既往歴等のある患者)

9.1.1. うつ病・うつ状態又はその既往のある患者、自殺念慮又は自殺企図の既往のある患者:自殺念慮、自殺企図があらわれることがある〔1.警告の項、2.1、8.1−8.3、11.1.1参照〕。

9.1.2. QT延長のある患者(先天性QT延長症候群等)、QT延長を起こしやすい患者(著明な徐脈等の不整脈又はその既往のある患者、低カリウム血症又は低マグネシウム血症のある患者等):QT間隔が過度に延長するおそれがある〔10.2、17.3.1参照〕。

9.1.3. 脱水を伴う身体的疲弊・栄養不良状態を伴う身体的疲弊等のある患者:悪性症候群(Syndrome malin)が起こりやすい〔11.1.2参照〕。

9.1.4. 遺伝的にCYP2D6の活性が欠損している患者(Poor Metabolizer)又はCYP2D6の活性が低い患者(Intermediate Metabolizer):投与に際しては、忍容性に問題がない場合にのみ徐々に増量する等、患者の状態を注意深く観察し、慎重に投与すること(本剤の活性代謝物の血中濃度が上昇し、副作用が発現しやすいおそれがある)〔7.2、16.6.1、16.7.2参照〕。

(腎機能障害患者)

9.2.1. 重篤な腎機能障害のある患者:排泄が遅延するおそれがある〔16.5、16.6.2参照〕。

(肝機能障害患者)

9.3.1. 重篤な肝機能障害<Child−Pughスコア10以上>のある患者:投与しないこと(代謝が遅延し、作用が増強されるおそれがある)〔2.2、16.6.3参照〕。

9.3.2. 肝機能障害<重篤な肝機能障害を除く>のある患者:代謝が遅延し、作用が増強されるおそれがある〔16.6.3参照〕。

相互作用

本剤の活性代謝物であるα−HTBZ及びβ−HTBZは、主に薬物代謝酵素CYP2D6で代謝される〔16.4参照〕。

10.1. 併用禁忌:

1). MAO阻害剤(セレギリン<エフピー>)〔2.3参照〕[MAO阻害剤の作用が増強することがあるので、MAO阻害剤の投与を受けた患者に本剤を投与する場合は、少なくとも2週間の間隔をおくこと(併用によりMAO阻害剤の作用が増強されるおそれがある)]。

2). レセルピン<アポプロン>〔2.4参照〕[相互に作用を増強することがあるので、レセルピンの投与を受けた患者に本剤を投与する場合は、少なくとも3週間の間隔をおくこと(本剤と類似した作用メカニズムを有する)]。

10.2. 併用注意:

1). CYP2D6を阻害する薬剤(パロキセチン、キニジン等)〔7.2、16.7.2参照〕[本剤の活性代謝物の血中濃度が上昇することがあるので、本剤を減量するなど考慮すること(これらの薬剤の薬物代謝酵素阻害作用による)]。

2). QT間隔延長を起こすことが知られている薬剤(クロルプロマジン、ハロペリドール等)〔9.1.2参照〕[QT間隔延長、心室性不整脈<Torsade de pointesを含む>等の重篤な副作用を起こすおそれがある(いずれもQT間隔を延長させるおそれがある)]。

3). レボドパ[相互に作用を減弱することがある(本剤はモノアミン涸渇作用を有していることから、ドパミン作動性神経において作用が拮抗する可能性がある)]。

4). ドパミン拮抗剤(フェノチアジン系薬剤、ブチロフェノン系薬剤、メトクロプラミド、ドンペリドン等)[相互に作用を増強することがある(本剤はモノアミン涸渇作用を有していることから、併用により作用が増強されるおそれがある)]。

5). 降圧剤[起立性低血圧等を起こすおそれがある(降圧剤の作用を増強する可能性がある)]。

6). アルコール、中枢神経抑制剤[相互に作用を増強することがある(併用により作用が増強されたり、鎮静及び傾眠を悪化させるおそれがある)]。

高齢者

一般に生理機能が低下していることが多い。

妊婦・授乳婦

(妊婦)

妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。

(授乳婦)

治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。

小児等

小児等を対象とした臨床試験は実施していない。

過量投与

13.1. 症状

過量投与による有害事象として、急性ジストニー、眼球回転発作、悪心・嘔吐、発汗、鎮静、低血圧、錯乱、下痢、幻覚、発赤及び振戦が報告されている。

13.2. 処置

過量投与時、心血管系のモニタリングを行いながら、必要に応じて対症療法を行う。

適用上の注意、取扱い上の注意

(適用上の注意)

14.1. 薬剤交付時の注意

PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること(PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することがある)。

(取扱い上の注意)

PTP包装開封後は遮光して保存すること。

その他の注意

15.2. 非臨床試験に基づく情報

雌性動物におけるテトラベナジンのがん原性については十分に検討されていない。また、ヒトにおける主要代謝物である9−デスメチルβ−HTBZの安全性は十分に検討されていない。

貯法

(保管上の注意)

室温保存。

コレアジン錠12.5mg
後発品はありません
コレアジン錠12.5mg
コレアジン錠12.5mg

コレアジン錠12.5mg

ハンチントン病治療薬
2021年06月改訂(第1版)
薬剤情報
後発品
薬効分類ハンチントン病治療薬
一般名テトラベナジン錠
薬価375.6
メーカーアルフレッサ ファーマ
最終更新2021年06月改訂(第1版)

用法・用量

通常、成人にはテトラベナジンとして1日量12.5mg(12.5mgの1日1回投与)から経口投与を開始し、以後症状を観察しながら1週毎に1日量として12.5mgずつ増量し、維持量を定める。その後は、症状により適宜増減するが、1日最高投与量は100mgとする。

なお、1日量が25mgの場合は1日2回、1日量が37.5mg以上の場合には1日3回に分けて投与することとし、1回最高投与量は37.5mgとする。

用法・用量に関連する注意

(用法及び用量に関連する注意)

7.1. 投与は「用法及び用量」に従い低用量から始め、抑うつ症状、アカシジア及びパーキンソニズム等の発現について観察を十分に行い、忍容性をみながら慎重に増量し、患者ごとに適切な維持量を定めること〔1.警告の項、8.1−8.4、11.1.1参照〕。

7.2. CYP2D6阻害作用を有する薬剤投与中の患者又は遺伝的にCYP2D6の活性が欠損している患者(Poor Metabolizer)又はCYP2D6の活性が低い患者(Intermediate Metabolizer)では、本剤の活性代謝物の血中濃度が上昇し、副作用が発現しやすいおそれがあるため、投与に際しては、忍容性に問題がない場合にのみ徐々に増量する等、患者の状態を注意深く観察し、慎重に投与すること〔9.1.4、10.2、16.6.1、16.7.2参照〕。

効能・効果

ハンチントン病に伴う舞踏運動。

効能・効果に関連する注意

(効能又は効果に関連する注意)

本剤の効果はハンチントン病に伴う舞踏運動の改善に限定されており、舞踏運動以外の症状改善は期待できないことに留意すること。

副作用

次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

重大な副作用

11.1. 重大な副作用

11.1.1. うつ病・うつ状態(5%以上)、自殺念慮、自殺企図(いずれも頻度不明)〔1.警告の項、2.1、7.1、8.1−8.3、9.1.1参照〕。

11.1.2. 悪性症候群(Syndrome malin)(頻度不明):無動緘黙、強度筋強剛、嚥下困難、頻脈、血圧変動、発汗等が発現し、それに引き続き発熱がみられる場合は、中止し、体冷却、水分補給等の全身管理とともに適切な処置を行う(本症発症時には、白血球増加や血清CK上昇がみられることが多く、また、ミオグロビン尿を伴う腎機能低下がみられることがある)〔9.1.3参照〕。

その他の副作用

11.2. その他の副作用

1). 過敏症:(頻度不明)発疹、そう痒。

2). 精神神経系:(5%以上)傾眠(26.1%)、パーキンソニズム、アカシジア、不眠症、睡眠障害、落ち着きのなさ、気力低下、鎮静、(5%未満)怒り、頭痛、すくみ現象、認知障害、(頻度不明)激越、不安、錯乱、失見当識、神経過敏、平衡障害、運動緩慢、めまい、ジストニー、振戦。

3). 消化器:(5%以上)便秘(21.7%)、(頻度不明)下痢、口渇、嚥下障害、悪心・嘔吐、流涎過多。

4). 肝臓:(5%以上)AST上昇、ALT上昇、γ−GTP上昇、LDH上昇。

5). 腎臓:(5%未満)クレアチニン上昇。

6). 内分泌:(5%以上)プロラクチン上昇(39.1%)、(5%未満)月経異常。

7). 血液:(5%未満)血小板数減少。

8). その他:(5%以上)CK上昇、疼痛、体重増加、(5%未満)熱感、転倒、体重減少、(頻度不明)疲労。

警告

うつ病・うつ状態、自殺念慮、自殺企図が発現又はうつ病悪化・うつ状態悪化、自殺念慮悪化、自殺企図悪化することがあるので、本剤を投与する場合には、個々の患者における治療上の有益性と危険性を慎重に判断した上で投与を開始し、患者の状態及び病態の変化を注意深く観察すること。また、患者及びその家族等に対して、うつ病・うつ状態、自殺念慮、自殺企図に関連する症状があらわれた場合にはただちに医師に連絡するよう指導すること〔2.1、7.1、8.1−8.3、9.1.1、11.1.1参照〕。

禁忌

2.1. 自殺念慮、自殺企図のある患者、不安定なうつ病・不安定なうつ状態の患者〔1.警告の項、8.1−8.3、9.1.1、11.1.1参照〕。

2.2. 重篤な肝機能障害<Child−Pughスコア10以上>のある患者〔9.3.1、16.6.3参照〕。

2.3. MAO阻害剤投与中あるいはMAO阻害剤投与中止後2週間以内の患者〔10.1参照〕。

2.4. レセルピン投与中あるいはレセルピン投与中止後3週間以内の患者〔10.1参照〕。

2.5. 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。

重要な基本的注意

8.1. 本剤の投与によりうつ病・うつ状態の発現又は悪化、また、認知機能の悪化があらわれることがあるので、本剤の投与に際しては、患者及びその家族等に対し十分に説明を行うとともに、治療上の有益性が危険性を上回っていることを常に確認し、投与の継続が適切であるかどうかを定期的に判断すること〔1.警告の項、2.1、7.1、8.2、8.3、9.1.1、11.1.1参照〕。

8.2. うつ病・うつ状態、自殺念慮、自殺企図等の精神症状があらわれることがあるので、関連する症状があらわれた場合には、本剤の減量又は投与を中止するなど適切な処置を行うこと〔1.警告の項、2.1、7.1、8.1、8.3、9.1.1、11.1.1参照〕。

8.3. 患者及びその家族等にうつ病・うつ状態の発現又は悪化、自殺念慮や自殺企図、攻撃性、易刺激性等の行動の変化があらわれることのリスク等について十分説明を行い、医師と緊密に連絡を取り合うよう指導すること〔1.警告の項、2.1、7.1、8.1、8.2、9.1.1、11.1.1参照〕。

8.4. アカシジア及びパーキンソニズム等があらわれることがあるので、症状があらわれた場合には、本剤の減量又は投与を中止するなど適切な処置を行うこと〔7.1参照〕。

8.5. プロラクチン上昇があらわれることがあるので、月経異常、乳汁漏出又は性欲減退等が認められた場合には、本剤の減量又は投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

8.6. 嚥下障害が発現又は嚥下障害悪化するおそれがあり、肺炎、気管支炎に至ることがあるので、観察を十分に行い、このような症状があらわれた場合には、適切な処置を行うこと。

8.7. 鎮静、傾眠等があらわれることがあるので、本剤投与中の患者には自動車の運転等、危険を伴う機械の操作に従事させないよう注意すること。

(特定の背景を有する患者に関する注意)

(合併症・既往歴等のある患者)

9.1.1. うつ病・うつ状態又はその既往のある患者、自殺念慮又は自殺企図の既往のある患者:自殺念慮、自殺企図があらわれることがある〔1.警告の項、2.1、8.1−8.3、11.1.1参照〕。

9.1.2. QT延長のある患者(先天性QT延長症候群等)、QT延長を起こしやすい患者(著明な徐脈等の不整脈又はその既往のある患者、低カリウム血症又は低マグネシウム血症のある患者等):QT間隔が過度に延長するおそれがある〔10.2、17.3.1参照〕。

9.1.3. 脱水を伴う身体的疲弊・栄養不良状態を伴う身体的疲弊等のある患者:悪性症候群(Syndrome malin)が起こりやすい〔11.1.2参照〕。

9.1.4. 遺伝的にCYP2D6の活性が欠損している患者(Poor Metabolizer)又はCYP2D6の活性が低い患者(Intermediate Metabolizer):投与に際しては、忍容性に問題がない場合にのみ徐々に増量する等、患者の状態を注意深く観察し、慎重に投与すること(本剤の活性代謝物の血中濃度が上昇し、副作用が発現しやすいおそれがある)〔7.2、16.6.1、16.7.2参照〕。

(腎機能障害患者)

9.2.1. 重篤な腎機能障害のある患者:排泄が遅延するおそれがある〔16.5、16.6.2参照〕。

(肝機能障害患者)

9.3.1. 重篤な肝機能障害<Child−Pughスコア10以上>のある患者:投与しないこと(代謝が遅延し、作用が増強されるおそれがある)〔2.2、16.6.3参照〕。

9.3.2. 肝機能障害<重篤な肝機能障害を除く>のある患者:代謝が遅延し、作用が増強されるおそれがある〔16.6.3参照〕。

相互作用

本剤の活性代謝物であるα−HTBZ及びβ−HTBZは、主に薬物代謝酵素CYP2D6で代謝される〔16.4参照〕。

10.1. 併用禁忌:

1). MAO阻害剤(セレギリン<エフピー>)〔2.3参照〕[MAO阻害剤の作用が増強することがあるので、MAO阻害剤の投与を受けた患者に本剤を投与する場合は、少なくとも2週間の間隔をおくこと(併用によりMAO阻害剤の作用が増強されるおそれがある)]。

2). レセルピン<アポプロン>〔2.4参照〕[相互に作用を増強することがあるので、レセルピンの投与を受けた患者に本剤を投与する場合は、少なくとも3週間の間隔をおくこと(本剤と類似した作用メカニズムを有する)]。

10.2. 併用注意:

1). CYP2D6を阻害する薬剤(パロキセチン、キニジン等)〔7.2、16.7.2参照〕[本剤の活性代謝物の血中濃度が上昇することがあるので、本剤を減量するなど考慮すること(これらの薬剤の薬物代謝酵素阻害作用による)]。

2). QT間隔延長を起こすことが知られている薬剤(クロルプロマジン、ハロペリドール等)〔9.1.2参照〕[QT間隔延長、心室性不整脈<Torsade de pointesを含む>等の重篤な副作用を起こすおそれがある(いずれもQT間隔を延長させるおそれがある)]。

3). レボドパ[相互に作用を減弱することがある(本剤はモノアミン涸渇作用を有していることから、ドパミン作動性神経において作用が拮抗する可能性がある)]。

4). ドパミン拮抗剤(フェノチアジン系薬剤、ブチロフェノン系薬剤、メトクロプラミド、ドンペリドン等)[相互に作用を増強することがある(本剤はモノアミン涸渇作用を有していることから、併用により作用が増強されるおそれがある)]。

5). 降圧剤[起立性低血圧等を起こすおそれがある(降圧剤の作用を増強する可能性がある)]。

6). アルコール、中枢神経抑制剤[相互に作用を増強することがある(併用により作用が増強されたり、鎮静及び傾眠を悪化させるおそれがある)]。

高齢者

一般に生理機能が低下していることが多い。

妊婦・授乳婦

(妊婦)

妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。

(授乳婦)

治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。

小児等

小児等を対象とした臨床試験は実施していない。

過量投与

13.1. 症状

過量投与による有害事象として、急性ジストニー、眼球回転発作、悪心・嘔吐、発汗、鎮静、低血圧、錯乱、下痢、幻覚、発赤及び振戦が報告されている。

13.2. 処置

過量投与時、心血管系のモニタリングを行いながら、必要に応じて対症療法を行う。

適用上の注意、取扱い上の注意

(適用上の注意)

14.1. 薬剤交付時の注意

PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること(PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することがある)。

(取扱い上の注意)

PTP包装開封後は遮光して保存すること。

その他の注意

15.2. 非臨床試験に基づく情報

雌性動物におけるテトラベナジンのがん原性については十分に検討されていない。また、ヒトにおける主要代謝物である9−デスメチルβ−HTBZの安全性は十分に検討されていない。

貯法

(保管上の注意)

室温保存。

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