強心薬 > β1刺激薬 昇圧薬 > β1刺激薬
薬効分類 | 強心薬 > β1刺激薬 昇圧薬 > β1刺激薬 |
一般名 | ドパミン塩酸塩注射液 |
薬価 | 97円 |
メーカー | 鶴原製薬 |
最終更新 | 2020年04月改訂(第8版) |
ドパミン塩酸塩として1分間あたり1〜5μg/kgを点滴静脈投与し、患者の病態に応じ20μg/kgまで増量することができる。必要に応じて日局生理食塩液、日局ブドウ糖注射液、総合アミノ酸注射液、ブドウ糖・乳酸ナトリウム・無機塩類剤等で希釈する。
投与量は患者の血圧、脈拍数及び尿量により適宜増減する。
1.急性循環不全(心原性ショック、出血性ショック)。
2.次記のような急性循環不全状態に使用する。
1).無尿、乏尿や利尿剤で利尿が得られない場合の急性循環不全状態。
2).脈拍数の増加した急性循環不全状態。
3).他の強心・昇圧剤により副作用が認められたり、好ましい反応が得られない急性循環不全状態。
本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していない。
1.重大な副作用(頻度不明)
1).麻痺性イレウスが現れることがある。
2).末梢血管の収縮により四肢冷感等の末梢虚血が起こり、壊疽を生じることもあるので、四肢の色や温度を十分に観察し、変化が現れた場合には投与を中止し、必要があればα−遮断剤を静脈内投与する。
2.その他の副作用:次記のような副作用が現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には減量・休薬等の適切な処置を行う。
1).循環器:(頻度不明)不整脈(心室性期外収縮、心房細動、心室性頻拍等)[不整脈が発現した場合には、抗不整脈剤を投与するか本剤の投与を中止する]、動悸、頻脈。
2).消化器:(頻度不明)嘔気、嘔吐、腹部膨満、腹痛。
3).その他:(頻度不明)静脈炎、注射部位の変性壊死、起毛。
褐色細胞腫[カテコールアミンを過剰に産生する腫瘍であるため、症状が悪化する恐れがある]。
1.末梢血管障害のある患者(糖尿病、アルコール中毒、凍傷、動脈硬化症、レイノー症候群、バージャー病等)[末梢血管収縮作用により症状が悪化する恐れがある]。
2.未治療の頻脈性不整脈又は心室細動の患者[陽性変時作用により症状が悪化する恐れがある]。
(重要な基本的注意)
1.それぞれのショック状態において必要に応じ最初に輸液、輸血、呼吸管理、ステロイド投与等の処置を考慮する。
2.血圧、脈拍数及び尿量等、患者の状態を観察しながら投与する。
3.大量投与したとき、脈拍数の増加がみられた場合や尿量の増加がみられない場合には本剤を減量するか中止する。
併用注意:
1.フェノチアジン誘導体(プロクロルペラジン等)、ブチロフェノン誘導体(ドロペリドール等)[本剤の腎動脈血流増加等の作用が減弱することがある(併用薬剤はドパミン受容体遮断作用を有する)]。
2.モノアミン酸化酵素阻害剤[本剤の作用が増強かつ延長することがある(本剤の代謝が阻害される)]。
3.ハロゲン化炭化水素系麻酔剤(ハロタン等)[頻脈・心室細動等の不整脈を起こす恐れがある(併用麻酔剤により、本剤の感受性が高まる)]。
(高齢者への投与)
高齢者では、生理機能が低下していることが多く、副作用が現れやすいので、少量から投与を開始するなど患者の状態を観察しながら、慎重に投与する。
(妊婦・産婦・授乳婦等への投与)
妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与する[妊娠中の投与に関する安全性は確立していない]。
誤って過量投与した場合には、患者の状態が安定するまで投与速度を落とすか一時的に投与を中止し、必要な場合にはα−遮断剤の投与等適切な処置を行う。
(適用上の注意)
1.投与時:血管外へ漏れた場合、注射部位を中心に硬結、又は壊死を起こすことがあるので、できるだけ太い静脈を確保するなど慎重に投与する。
2.調製時:
1).pH8.0以上になると着色することがあるので、重曹のようなアルカリ性薬剤と混合しない。
2).希釈溶液として日局生理食塩液、日局ブドウ糖注射液、総合アミノ酸注射液及びブドウ糖・乳酸ナトリウム・無機塩類剤等がある。
3.アンプルカット時:ワンポイントアンプルには小さな傷の位置を示すため丸印のマークをつけてあるので、アンプルカット直前にエタノールなどでよくふいたのち丸印マークを上にして両側にひっぱるように下に折り曲げ、カットする。
安定性試験:最終包装製品を用いた長期保存試験(室温、5年)の結果、本剤は通常の市場流通下において5年間安定であることが確認された。
薬効分類 | 強心薬 > β1刺激薬 昇圧薬 > β1刺激薬 |
一般名 | ドパミン塩酸塩注射液 |
薬価 | 97円 |
メーカー | 鶴原製薬 |
最終更新 | 2020年04月改訂(第8版) |
ドパミン塩酸塩として1分間あたり1〜5μg/kgを点滴静脈投与し、患者の病態に応じ20μg/kgまで増量することができる。必要に応じて日局生理食塩液、日局ブドウ糖注射液、総合アミノ酸注射液、ブドウ糖・乳酸ナトリウム・無機塩類剤等で希釈する。
投与量は患者の血圧、脈拍数及び尿量により適宜増減する。
1.急性循環不全(心原性ショック、出血性ショック)。
2.次記のような急性循環不全状態に使用する。
1).無尿、乏尿や利尿剤で利尿が得られない場合の急性循環不全状態。
2).脈拍数の増加した急性循環不全状態。
3).他の強心・昇圧剤により副作用が認められたり、好ましい反応が得られない急性循環不全状態。
本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していない。
1.重大な副作用(頻度不明)
1).麻痺性イレウスが現れることがある。
2).末梢血管の収縮により四肢冷感等の末梢虚血が起こり、壊疽を生じることもあるので、四肢の色や温度を十分に観察し、変化が現れた場合には投与を中止し、必要があればα−遮断剤を静脈内投与する。
2.その他の副作用:次記のような副作用が現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には減量・休薬等の適切な処置を行う。
1).循環器:(頻度不明)不整脈(心室性期外収縮、心房細動、心室性頻拍等)[不整脈が発現した場合には、抗不整脈剤を投与するか本剤の投与を中止する]、動悸、頻脈。
2).消化器:(頻度不明)嘔気、嘔吐、腹部膨満、腹痛。
3).その他:(頻度不明)静脈炎、注射部位の変性壊死、起毛。
褐色細胞腫[カテコールアミンを過剰に産生する腫瘍であるため、症状が悪化する恐れがある]。
1.末梢血管障害のある患者(糖尿病、アルコール中毒、凍傷、動脈硬化症、レイノー症候群、バージャー病等)[末梢血管収縮作用により症状が悪化する恐れがある]。
2.未治療の頻脈性不整脈又は心室細動の患者[陽性変時作用により症状が悪化する恐れがある]。
(重要な基本的注意)
1.それぞれのショック状態において必要に応じ最初に輸液、輸血、呼吸管理、ステロイド投与等の処置を考慮する。
2.血圧、脈拍数及び尿量等、患者の状態を観察しながら投与する。
3.大量投与したとき、脈拍数の増加がみられた場合や尿量の増加がみられない場合には本剤を減量するか中止する。
併用注意:
1.フェノチアジン誘導体(プロクロルペラジン等)、ブチロフェノン誘導体(ドロペリドール等)[本剤の腎動脈血流増加等の作用が減弱することがある(併用薬剤はドパミン受容体遮断作用を有する)]。
2.モノアミン酸化酵素阻害剤[本剤の作用が増強かつ延長することがある(本剤の代謝が阻害される)]。
3.ハロゲン化炭化水素系麻酔剤(ハロタン等)[頻脈・心室細動等の不整脈を起こす恐れがある(併用麻酔剤により、本剤の感受性が高まる)]。
(高齢者への投与)
高齢者では、生理機能が低下していることが多く、副作用が現れやすいので、少量から投与を開始するなど患者の状態を観察しながら、慎重に投与する。
(妊婦・産婦・授乳婦等への投与)
妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与する[妊娠中の投与に関する安全性は確立していない]。
誤って過量投与した場合には、患者の状態が安定するまで投与速度を落とすか一時的に投与を中止し、必要な場合にはα−遮断剤の投与等適切な処置を行う。
(適用上の注意)
1.投与時:血管外へ漏れた場合、注射部位を中心に硬結、又は壊死を起こすことがあるので、できるだけ太い静脈を確保するなど慎重に投与する。
2.調製時:
1).pH8.0以上になると着色することがあるので、重曹のようなアルカリ性薬剤と混合しない。
2).希釈溶液として日局生理食塩液、日局ブドウ糖注射液、総合アミノ酸注射液及びブドウ糖・乳酸ナトリウム・無機塩類剤等がある。
3.アンプルカット時:ワンポイントアンプルには小さな傷の位置を示すため丸印のマークをつけてあるので、アンプルカット直前にエタノールなどでよくふいたのち丸印マークを上にして両側にひっぱるように下に折り曲げ、カットする。
安定性試験:最終包装製品を用いた長期保存試験(室温、5年)の結果、本剤は通常の市場流通下において5年間安定であることが確認された。
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