薬剤情報
後発品
薬効分類排尿障害治療薬 > 選択的β3刺激薬
一般名ミラベグロン錠
薬価153.2
メーカーアステラス製薬
最終更新2021年08月改訂(第2版)

用法・用量

通常、成人にはミラベグロンとして50mgを1日1回食後に経口投与する。

用法・用量に関連する注意

(用法及び用量に関連する注意)

7.1. 中等度肝機能障害<Child−Pughスコア7〜9>患者への投与は1日1回25mgから開始する〔9.3.2、9.8高齢者の項参照〕。

7.2. 重度腎機能障害患者(eGFR15〜29mL/min/1.73㎡)への投与は1日1回25mgから開始する〔9.2.1、9.8高齢者の項参照〕。

効能・効果

過活動膀胱における尿意切迫感、頻尿及び切迫性尿失禁。

効能・効果に関連する注意

(効能又は効果に関連する注意)

5.1. 本剤を適用する際、十分な問診により臨床症状を確認するとともに類似症状を呈する疾患(尿路感染症、尿路結石、膀胱癌や前立腺癌など下部尿路における新生物等)に留意し尿検査等により除外診断を実施し必要に応じて専門的な検査も考慮すること。

5.2. 下部尿路閉塞疾患(前立腺肥大症等)を合併している患者では、それに対する治療(α1遮断薬等)を優先させること。

副作用

次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

重大な副作用

11.1. 重大な副作用

11.1.1. 尿閉(頻度不明)〔8.1参照〕。

11.1.2. 高血圧(頻度不明):収縮期血圧180mmHg以上又は拡張期血圧110mmHg以上に至った例も報告されている〔8.3参照〕。

その他の副作用

11.2. その他の副作用

1). 血液及びリンパ系障害:(1%未満)血小板数増加、白血球数増加、血小板数減少、白血球数減少。

2). 心臓障害:(1%未満)右脚ブロック、動悸、上室性期外収縮、頻脈、心室性期外収縮、血圧上昇、心拍数増加、(頻度不明)心房細動。

3). 耳及び迷路障害:(1%未満)回転性めまい。

4). 眼障害:(頻度不明)霧視。

5). 胃腸障害:(1〜5%未満)便秘、口内乾燥、(1%未満)腹部不快感、腹部膨満、下痢、十二指腸潰瘍、胃炎、口内炎、(頻度不明)悪心、嘔吐、腹痛、上腹部痛、下腹部痛。

6). 全身障害及び投与局所様態:(1%未満)倦怠感、浮腫、口渇、(頻度不明)胸部不快感、胸痛。

7). 肝胆道系障害:(1〜5%未満)AST上昇、ALT上昇、γ−GTP上昇、Al−P上昇、(1%未満)ビリルビン上昇。

8). 感染症:(1〜5%未満)尿沈渣異常、(1%未満)膀胱炎。

9). 代謝及び栄養障害:(1〜5%未満)CK上昇、(1%未満)CK減少、血中ブドウ糖増加、血中ブドウ糖減少、コレステロール上昇、尿酸上昇、(頻度不明)食欲減退。

10). 神経系障害:(1%未満)浮動性めまい、頭痛、(頻度不明)振戦、感覚鈍麻、傾眠。

11). 腎及び尿路障害:(1〜5%未満)尿中蛋白陽性、(1%未満)尿中ブドウ糖陽性、クレアチニン上昇、BUN上昇、BUN減少、残尿。

12). 皮膚及び皮下組織障害:(1%未満)発疹、蕁麻疹、(頻度不明)皮膚そう痒症。

13). 血管障害:(1%未満)高血圧。

警告

生殖可能な年齢の患者への本剤の投与はできる限り避けること(動物実験(ラット)で、精嚢重量低値、前立腺重量低値及び子宮重量低値あるいは精嚢萎縮、前立腺萎縮及び子宮萎縮等の生殖器系への影響が認められ、高用量では発情休止期延長、黄体数減少に伴う着床数減少及び生存胎仔数減少が認められている)〔9.4生殖能を有する者の項参照〕。

禁忌

2.1. 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。

2.2. 重篤な心疾患を有する患者[心拍数増加等が報告されており、症状が悪化するおそれがある]。

2.3. 妊婦及び妊娠している可能性のある女性〔9.5妊婦の項参照〕。

2.4. 授乳婦〔9.6授乳婦の項参照〕。

2.5. 重度肝機能障害<Child−Pughスコア10以上>患者〔9.3.1参照〕。

2.6. フレカイニド酢酸塩投与中あるいはプロパフェノン塩酸塩投与中の患者〔10.1参照〕。

重要な基本的注意

8.1. 過活動膀胱の適応を有する抗コリン剤と併用する際は尿閉などの副作用の発現に十分注意すること〔11.1.1参照〕。

8.2. 現時点では、ステロイド合成・代謝系への作用を有する5α還元酵素阻害薬と併用した際の安全性及び臨床効果が確認されていないため併用は避けることが望ましい。

8.3. 血圧上昇があらわれることがあるので、本剤投与開始前及び投与中は定期的に血圧測定を行うこと〔11.1.2参照〕。

(特定の背景を有する患者に関する注意)

(合併症・既往歴等のある患者)

9.1.1. 心血管系障害を有する患者:本剤の投与を開始する前に心電図検査を実施するなどし、心血管系の状態に注意をはらうこと(QT延長を生じるおそれがある)。

9.1.2. QT延長又は不整脈の既往歴を有する患者:定期的に心電図検査を行うこと(QT延長を来すリスクが高いと考えられる)。

9.1.3. クラス1A抗不整脈薬投与中(キニジン、プロカインアミド等)又はクラス3抗不整脈薬投与中(アミオダロン、ソタロール等)の患者を含むQT延長症候群患者:定期的に心電図検査を行うこと(QT延長を来すリスクが高いと考えられる)。

9.1.4. 重度徐脈等の不整脈、急性心筋虚血等の不整脈を起こしやすい患者:心室頻拍(Torsades de Pointesを含む)、QT延長を起こすことがある。

9.1.5. 低カリウム血症のある患者:心室頻拍(Torsades de Pointesを含む)、QT延長を起こすことがある。

9.1.6. 緑内障の患者:定期的な眼科的診察を行うこと(眼圧の上昇を招き、症状を悪化させるおそれがある)。

(腎機能障害患者)

9.2.1. 重度腎機能障害のある患者(eGFR15〜29mL/min/1.73㎡):血中濃度が上昇するおそれがある〔7.2、16.6.1参照〕。

9.2.2. 中等度腎機能障害又は軽度腎機能障害のある患者:血中濃度が上昇するおそれがある〔16.6.1参照〕。

(肝機能障害患者)

9.3.1. 重度肝機能障害<Child−Pughスコア10以上>のある患者:投与しないこと(血中濃度が過度に上昇するおそれがある)〔2.5、16.6.2参照〕。

9.3.2. 中等度肝機能障害<Child−Pughスコア7〜9>のある患者:血中濃度が上昇するおそれがある〔7.1、16.6.2参照〕。

9.3.3. 軽度肝機能障害のある患者:血中濃度が上昇するおそれがある〔16.6.2参照〕。

(生殖能を有する者)

生殖可能な年齢の患者への本剤の投与はできる限り避けること(動物実験(ラット)で、精嚢重量低値、前立腺重量低値及び子宮重量低値あるいは精嚢萎縮、前立腺萎縮及び子宮萎縮等の生殖器系への影響が認められ、高用量では発情休止期延長、黄体数減少に伴う着床数減少及び生存胎仔数減少が認められている)〔1.警告の項参照〕。

相互作用

本剤は、一部が薬物代謝酵素CYP3A4により代謝され、CYP2D6を阻害する。また、P−糖蛋白の基質であり、P−糖蛋白阻害作用を有する〔16.2、16.4参照〕。

10.1. 併用禁忌:

フレカイニド酢酸塩<タンボコール>、プロパフェノン塩酸塩<プロノン>〔2.6参照〕[QT延長、心室性不整脈<Torsades de Pointesを含む>等を起こすおそれがある(ともに催不整脈作用があり、また本剤のCYP2D6阻害作用により、これらの薬剤の血中濃度が上昇する可能性がある)]。

10.2. 併用注意:

1). カテコールアミン(アドレナリン、イソプレナリン等)[頻脈・心室細動発現の危険性が増大する(カテコールアミンの併用によりアドレナリン作動性神経刺激の増大が起こる)]。

2). イトラコナゾール、リトナビル、アタザナビル、インジナビル、ネルフィナビル、サキナビル、クラリスロマイシン〔16.7.1参照〕[心拍数増加等があらわれるおそれがある(これらの薬剤はCYP3A4を強く阻害し、また一部の薬剤はP−糖蛋白の阻害作用も有することから、併用により本剤の血中濃度が上昇する可能性がある)]。

3). リファンピシン、フェニトイン、カルバマゼピン〔16.7.2参照〕[本剤の作用が減弱する可能性がある(これらの薬剤はCYP3A4及びP−糖蛋白を誘導し、併用により本剤の血中濃度が低下する可能性がある)]。

4). CYP2D6の基質(デキストロメトルファン、フェノチアジン系抗精神病剤(ペルフェナジン)、ドネペジル等)、三環系抗うつ剤(アミトリプチリン塩酸塩、ノルトリプチリン塩酸塩、イミプラミン塩酸塩等)〔16.7.4参照〕[これらの薬剤の作用を増強するおそれがある(本剤のCYP2D6阻害作用により、これらの薬剤又はその活性代謝物の血中濃度が上昇する可能性がある)]。

5). メトプロロール〔16.7.3参照〕[メトプロロールの作用を増強するおそれがある(本剤のCYP2D6阻害作用により、これらの薬剤又はその活性代謝物の血中濃度が上昇する可能性がある)]。

6). ピモジド[QT延長、心室性不整脈<Torsades de Pointesを含む>等を起こすおそれがある(本剤のCYP2D6阻害作用により、ピモジドの血中濃度が上昇する可能性があり、かつ本剤及びピモジドがともに催不整脈作用を有する)]。

7). ジゴキシン〔16.7.5参照〕[併用する場合には、ジゴキシンの血中濃度をモニタリングすることが望ましい(本剤のP−糖蛋白阻害作用により、ジゴキシンの血中濃度が上昇する可能性がある)]。

高齢者

副作用発現に留意し、患者の状態を十分に観察しながら慎重に投与すること(高齢者では肝機能、腎機能が低下していることが多い)〔7.1、7.2、16.6.4参照〕。

妊婦・授乳婦

(妊婦)

妊婦又は妊娠している可能性のある女性には投与しないこと(動物実験(ラット、ウサギ)で、胎仔着床後死亡率増加、胎仔体重低値、胎仔肩甲骨屈曲等及び胎仔波状肋骨増加、胎仔骨化遅延(胎仔胸骨分節の骨化数低値、胎仔中手骨の骨化数低値、胎仔中節骨の骨化数低値等)、胎仔大動脈拡張及び胎仔巨心増加、胎仔肺副葉欠損が認められている)〔2.3参照〕。

(授乳婦)

投与しないこと(動物実験(ラット)で乳汁移行が認められており、また、授乳期に本薬を母動物に投与した場合、出生仔生存率低値及び出生仔体重増加抑制が認められている)〔2.4参照〕。

小児等

小児等を対象とした有効性及び安全性を指標とした国内の臨床試験は実施していない。

適用上の注意、取扱い上の注意

(適用上の注意)

14.1. 薬剤交付時の注意

14.1.1. PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること(PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することがある)。

14.1.2. 本剤は徐放性製剤であるため、割ったり、砕いたり、すりつぶしたりしないで、そのままかまずに服用するよう指導すること(割ったり、砕いたり、すりつぶしたりして服用すると、本剤の徐放性が失われ、薬物動態が変わるおそれがある)。

(取扱い上の注意)

PTP品はアルミ袋により品質保持をはかっているので、アルミ袋開封後は湿気を避けて保存すること。ボトル品は乾燥剤で品質保持をはかっているので、蓋を開けたままにしないこと。

貯法

(保管上の注意)

室温保存。

ベタニス錠50mg
後発品はありません
ベタニス錠50mg
ベタニス錠50mg

ベタニス錠50mg

排尿障害治療薬 > 選択的β3刺激薬
2021年08月改訂(第2版)
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後発品
薬効分類排尿障害治療薬 > 選択的β3刺激薬
一般名ミラベグロン錠
薬価153.2
メーカーアステラス製薬
最終更新2021年08月改訂(第2版)

用法・用量

通常、成人にはミラベグロンとして50mgを1日1回食後に経口投与する。

用法・用量に関連する注意

(用法及び用量に関連する注意)

7.1. 中等度肝機能障害<Child−Pughスコア7〜9>患者への投与は1日1回25mgから開始する〔9.3.2、9.8高齢者の項参照〕。

7.2. 重度腎機能障害患者(eGFR15〜29mL/min/1.73㎡)への投与は1日1回25mgから開始する〔9.2.1、9.8高齢者の項参照〕。

効能・効果

過活動膀胱における尿意切迫感、頻尿及び切迫性尿失禁。

効能・効果に関連する注意

(効能又は効果に関連する注意)

5.1. 本剤を適用する際、十分な問診により臨床症状を確認するとともに類似症状を呈する疾患(尿路感染症、尿路結石、膀胱癌や前立腺癌など下部尿路における新生物等)に留意し尿検査等により除外診断を実施し必要に応じて専門的な検査も考慮すること。

5.2. 下部尿路閉塞疾患(前立腺肥大症等)を合併している患者では、それに対する治療(α1遮断薬等)を優先させること。

副作用

次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

重大な副作用

11.1. 重大な副作用

11.1.1. 尿閉(頻度不明)〔8.1参照〕。

11.1.2. 高血圧(頻度不明):収縮期血圧180mmHg以上又は拡張期血圧110mmHg以上に至った例も報告されている〔8.3参照〕。

その他の副作用

11.2. その他の副作用

1). 血液及びリンパ系障害:(1%未満)血小板数増加、白血球数増加、血小板数減少、白血球数減少。

2). 心臓障害:(1%未満)右脚ブロック、動悸、上室性期外収縮、頻脈、心室性期外収縮、血圧上昇、心拍数増加、(頻度不明)心房細動。

3). 耳及び迷路障害:(1%未満)回転性めまい。

4). 眼障害:(頻度不明)霧視。

5). 胃腸障害:(1〜5%未満)便秘、口内乾燥、(1%未満)腹部不快感、腹部膨満、下痢、十二指腸潰瘍、胃炎、口内炎、(頻度不明)悪心、嘔吐、腹痛、上腹部痛、下腹部痛。

6). 全身障害及び投与局所様態:(1%未満)倦怠感、浮腫、口渇、(頻度不明)胸部不快感、胸痛。

7). 肝胆道系障害:(1〜5%未満)AST上昇、ALT上昇、γ−GTP上昇、Al−P上昇、(1%未満)ビリルビン上昇。

8). 感染症:(1〜5%未満)尿沈渣異常、(1%未満)膀胱炎。

9). 代謝及び栄養障害:(1〜5%未満)CK上昇、(1%未満)CK減少、血中ブドウ糖増加、血中ブドウ糖減少、コレステロール上昇、尿酸上昇、(頻度不明)食欲減退。

10). 神経系障害:(1%未満)浮動性めまい、頭痛、(頻度不明)振戦、感覚鈍麻、傾眠。

11). 腎及び尿路障害:(1〜5%未満)尿中蛋白陽性、(1%未満)尿中ブドウ糖陽性、クレアチニン上昇、BUN上昇、BUN減少、残尿。

12). 皮膚及び皮下組織障害:(1%未満)発疹、蕁麻疹、(頻度不明)皮膚そう痒症。

13). 血管障害:(1%未満)高血圧。

警告

生殖可能な年齢の患者への本剤の投与はできる限り避けること(動物実験(ラット)で、精嚢重量低値、前立腺重量低値及び子宮重量低値あるいは精嚢萎縮、前立腺萎縮及び子宮萎縮等の生殖器系への影響が認められ、高用量では発情休止期延長、黄体数減少に伴う着床数減少及び生存胎仔数減少が認められている)〔9.4生殖能を有する者の項参照〕。

禁忌

2.1. 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。

2.2. 重篤な心疾患を有する患者[心拍数増加等が報告されており、症状が悪化するおそれがある]。

2.3. 妊婦及び妊娠している可能性のある女性〔9.5妊婦の項参照〕。

2.4. 授乳婦〔9.6授乳婦の項参照〕。

2.5. 重度肝機能障害<Child−Pughスコア10以上>患者〔9.3.1参照〕。

2.6. フレカイニド酢酸塩投与中あるいはプロパフェノン塩酸塩投与中の患者〔10.1参照〕。

重要な基本的注意

8.1. 過活動膀胱の適応を有する抗コリン剤と併用する際は尿閉などの副作用の発現に十分注意すること〔11.1.1参照〕。

8.2. 現時点では、ステロイド合成・代謝系への作用を有する5α還元酵素阻害薬と併用した際の安全性及び臨床効果が確認されていないため併用は避けることが望ましい。

8.3. 血圧上昇があらわれることがあるので、本剤投与開始前及び投与中は定期的に血圧測定を行うこと〔11.1.2参照〕。

(特定の背景を有する患者に関する注意)

(合併症・既往歴等のある患者)

9.1.1. 心血管系障害を有する患者:本剤の投与を開始する前に心電図検査を実施するなどし、心血管系の状態に注意をはらうこと(QT延長を生じるおそれがある)。

9.1.2. QT延長又は不整脈の既往歴を有する患者:定期的に心電図検査を行うこと(QT延長を来すリスクが高いと考えられる)。

9.1.3. クラス1A抗不整脈薬投与中(キニジン、プロカインアミド等)又はクラス3抗不整脈薬投与中(アミオダロン、ソタロール等)の患者を含むQT延長症候群患者:定期的に心電図検査を行うこと(QT延長を来すリスクが高いと考えられる)。

9.1.4. 重度徐脈等の不整脈、急性心筋虚血等の不整脈を起こしやすい患者:心室頻拍(Torsades de Pointesを含む)、QT延長を起こすことがある。

9.1.5. 低カリウム血症のある患者:心室頻拍(Torsades de Pointesを含む)、QT延長を起こすことがある。

9.1.6. 緑内障の患者:定期的な眼科的診察を行うこと(眼圧の上昇を招き、症状を悪化させるおそれがある)。

(腎機能障害患者)

9.2.1. 重度腎機能障害のある患者(eGFR15〜29mL/min/1.73㎡):血中濃度が上昇するおそれがある〔7.2、16.6.1参照〕。

9.2.2. 中等度腎機能障害又は軽度腎機能障害のある患者:血中濃度が上昇するおそれがある〔16.6.1参照〕。

(肝機能障害患者)

9.3.1. 重度肝機能障害<Child−Pughスコア10以上>のある患者:投与しないこと(血中濃度が過度に上昇するおそれがある)〔2.5、16.6.2参照〕。

9.3.2. 中等度肝機能障害<Child−Pughスコア7〜9>のある患者:血中濃度が上昇するおそれがある〔7.1、16.6.2参照〕。

9.3.3. 軽度肝機能障害のある患者:血中濃度が上昇するおそれがある〔16.6.2参照〕。

(生殖能を有する者)

生殖可能な年齢の患者への本剤の投与はできる限り避けること(動物実験(ラット)で、精嚢重量低値、前立腺重量低値及び子宮重量低値あるいは精嚢萎縮、前立腺萎縮及び子宮萎縮等の生殖器系への影響が認められ、高用量では発情休止期延長、黄体数減少に伴う着床数減少及び生存胎仔数減少が認められている)〔1.警告の項参照〕。

相互作用

本剤は、一部が薬物代謝酵素CYP3A4により代謝され、CYP2D6を阻害する。また、P−糖蛋白の基質であり、P−糖蛋白阻害作用を有する〔16.2、16.4参照〕。

10.1. 併用禁忌:

フレカイニド酢酸塩<タンボコール>、プロパフェノン塩酸塩<プロノン>〔2.6参照〕[QT延長、心室性不整脈<Torsades de Pointesを含む>等を起こすおそれがある(ともに催不整脈作用があり、また本剤のCYP2D6阻害作用により、これらの薬剤の血中濃度が上昇する可能性がある)]。

10.2. 併用注意:

1). カテコールアミン(アドレナリン、イソプレナリン等)[頻脈・心室細動発現の危険性が増大する(カテコールアミンの併用によりアドレナリン作動性神経刺激の増大が起こる)]。

2). イトラコナゾール、リトナビル、アタザナビル、インジナビル、ネルフィナビル、サキナビル、クラリスロマイシン〔16.7.1参照〕[心拍数増加等があらわれるおそれがある(これらの薬剤はCYP3A4を強く阻害し、また一部の薬剤はP−糖蛋白の阻害作用も有することから、併用により本剤の血中濃度が上昇する可能性がある)]。

3). リファンピシン、フェニトイン、カルバマゼピン〔16.7.2参照〕[本剤の作用が減弱する可能性がある(これらの薬剤はCYP3A4及びP−糖蛋白を誘導し、併用により本剤の血中濃度が低下する可能性がある)]。

4). CYP2D6の基質(デキストロメトルファン、フェノチアジン系抗精神病剤(ペルフェナジン)、ドネペジル等)、三環系抗うつ剤(アミトリプチリン塩酸塩、ノルトリプチリン塩酸塩、イミプラミン塩酸塩等)〔16.7.4参照〕[これらの薬剤の作用を増強するおそれがある(本剤のCYP2D6阻害作用により、これらの薬剤又はその活性代謝物の血中濃度が上昇する可能性がある)]。

5). メトプロロール〔16.7.3参照〕[メトプロロールの作用を増強するおそれがある(本剤のCYP2D6阻害作用により、これらの薬剤又はその活性代謝物の血中濃度が上昇する可能性がある)]。

6). ピモジド[QT延長、心室性不整脈<Torsades de Pointesを含む>等を起こすおそれがある(本剤のCYP2D6阻害作用により、ピモジドの血中濃度が上昇する可能性があり、かつ本剤及びピモジドがともに催不整脈作用を有する)]。

7). ジゴキシン〔16.7.5参照〕[併用する場合には、ジゴキシンの血中濃度をモニタリングすることが望ましい(本剤のP−糖蛋白阻害作用により、ジゴキシンの血中濃度が上昇する可能性がある)]。

高齢者

副作用発現に留意し、患者の状態を十分に観察しながら慎重に投与すること(高齢者では肝機能、腎機能が低下していることが多い)〔7.1、7.2、16.6.4参照〕。

妊婦・授乳婦

(妊婦)

妊婦又は妊娠している可能性のある女性には投与しないこと(動物実験(ラット、ウサギ)で、胎仔着床後死亡率増加、胎仔体重低値、胎仔肩甲骨屈曲等及び胎仔波状肋骨増加、胎仔骨化遅延(胎仔胸骨分節の骨化数低値、胎仔中手骨の骨化数低値、胎仔中節骨の骨化数低値等)、胎仔大動脈拡張及び胎仔巨心増加、胎仔肺副葉欠損が認められている)〔2.3参照〕。

(授乳婦)

投与しないこと(動物実験(ラット)で乳汁移行が認められており、また、授乳期に本薬を母動物に投与した場合、出生仔生存率低値及び出生仔体重増加抑制が認められている)〔2.4参照〕。

小児等

小児等を対象とした有効性及び安全性を指標とした国内の臨床試験は実施していない。

適用上の注意、取扱い上の注意

(適用上の注意)

14.1. 薬剤交付時の注意

14.1.1. PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること(PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することがある)。

14.1.2. 本剤は徐放性製剤であるため、割ったり、砕いたり、すりつぶしたりしないで、そのままかまずに服用するよう指導すること(割ったり、砕いたり、すりつぶしたりして服用すると、本剤の徐放性が失われ、薬物動態が変わるおそれがある)。

(取扱い上の注意)

PTP品はアルミ袋により品質保持をはかっているので、アルミ袋開封後は湿気を避けて保存すること。ボトル品は乾燥剤で品質保持をはかっているので、蓋を開けたままにしないこと。

貯法

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室温保存。

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