薬効分類 | 下剤 > グリセリン製剤 |
一般名 | グリセリン浣腸 |
薬価 | 151.3円 |
メーカー | ムネ製薬 |
最終更新 | 2024年04月改訂(第2版) |
1回10〜150mLを直腸内に注入する。
年齢、症状により適宜増減する。
便秘、腸疾患時の排便。
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
11.2. その他の副作用
1). 過敏症:(頻度不明)発疹等。
2). 消化器:(頻度不明)腹痛、腹鳴、腹部膨満感、直腸不快感、肛門部違和感・肛門部熱感、残便感等。
3). 循環器:(頻度不明)血圧変動。
2.1. 腸管内出血、腹腔内炎症のある患者、腸管穿孔又はそのおそれのある患者[腸管外漏出による腹膜炎の誘発、蠕動運動亢進作用による症状の増悪、グリセリンの吸収による溶血、腎不全を起こすおそれがある]〔9.1.1参照〕。
2.2. 全身衰弱の強い患者[強制排便により衰弱状態を悪化させ、ショックを起こすおそれがある]。
2.3. 下部消化管術直後の患者[蠕動運動亢進作用により腸管縫合部の離解をまねくおそれがある]。
2.4. 吐気、嘔吐又は激しい腹痛等、急性腹症が疑われる患者[症状を悪化させるおそれがある]。
連用による耐性増大等のため効果が減弱し薬剤に頼りがちになることがあるので長期連用を避けること。
(特定の背景を有する患者に関する注意)
(合併症・既往歴等のある患者)
9.1.1. 局所に炎症・創傷(腸管炎症・腸管創傷、肛門炎症・肛門創傷)のある患者:出血を促しグリセリンが吸収され溶血を、また、腎不全を起こすおそれがある〔2.1参照〕。
9.1.2. 腸管麻痺のある患者:蠕動運動亢進作用により腹痛等の症状を増悪させるおそれがある。
9.1.3. 重症硬結便のある患者:浣腸剤では十分な効果が得られず、腹痛等の症状を増悪させるおそれがある。
9.1.4. 重篤な心疾患のある患者:症状を増悪させるおそれがある。
少量から開始するなど慎重に投与すること(高齢者では過度の瀉下作用により体液量減少等をきたし、脱水等を起こすことがある)。
(妊婦)
妊婦又は妊娠している可能性のある女性に投与する場合には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること(子宮収縮を誘発して流早産を起こす危険性がある)。
(授乳婦)
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。
乳児に投与する場合は慎重に投与すること(患児側の反応を十分に把握できない場合、過量投与に陥りやすい)。
(適用上の注意)
14.1. 薬剤投与時の注意
(1). 浣腸用にのみ使用すること。
(2). 注入に際し、直腸粘膜を損傷することがあるので、慎重に挿入する(挿入時、損傷を起こし、出血がみられた場合、グリセリンが血管内に入り、溶血を起こすおそれがある)。
(3). 患者の状態を観察しながら投与し、異常が認められた場合には直ちに投与を中止すること。
14.2. 薬剤投与後の注意
連続の使用を避け、1個を1回で使用し、使用残液は容器ごと廃棄すること。
(保管上の注意)
室温保存。
(使用方法)
@. 容器のキャップをつけたまま温湯(約40℃)に入れ、体温近くまで加温する。
A. 注入管(チューブ)を持ち先端キャップを回しながら取り外し、容器内の空気をできる限り追い出す。
B. ストッパーを挿入深度に合わせる。
C. 先端部の周囲を浣腸液で潤すか、あるいはオリブ油、ワセリン等を塗布して挿入しやすくする。
D. 体は側臥位にしストッパーの後ろを持ちながら注入管(チューブ)をゆっくり肛門内に挿入する。
・ ストッパーは肛門内に挿入しないこと。
・ 無理に挿入すると、直腸粘膜を損傷する場合があるので注意すること。
・ 立位では、直腸穿孔のおそれがあるので行わないこと。
小児は添付文書の図のような姿勢にして両足を支え、注入管(チューブ)をゆっくり肛門内に挿入する。
・ 注入管(チューブ)を挿入する長さは、成人で5〜6cm、小児で3〜6cmまでにすること。
E. 注入管(チューブ)を片手で固定し、他方の手で容器後部を少し上方に傾けて、ボトル部分を握りゆっくりと浣腸液を注入する。注入後、脱脂綿などで肛門をおさえ、薬液注入後、約2〜5分経過し、便意が強まってから排便する。
薬効分類 | 下剤 > グリセリン製剤 |
一般名 | グリセリン浣腸 |
薬価 | 151.3円 |
メーカー | ムネ製薬 |
最終更新 | 2024年04月改訂(第2版) |
1回10〜150mLを直腸内に注入する。
年齢、症状により適宜増減する。
便秘、腸疾患時の排便。
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
11.2. その他の副作用
1). 過敏症:(頻度不明)発疹等。
2). 消化器:(頻度不明)腹痛、腹鳴、腹部膨満感、直腸不快感、肛門部違和感・肛門部熱感、残便感等。
3). 循環器:(頻度不明)血圧変動。
2.1. 腸管内出血、腹腔内炎症のある患者、腸管穿孔又はそのおそれのある患者[腸管外漏出による腹膜炎の誘発、蠕動運動亢進作用による症状の増悪、グリセリンの吸収による溶血、腎不全を起こすおそれがある]〔9.1.1参照〕。
2.2. 全身衰弱の強い患者[強制排便により衰弱状態を悪化させ、ショックを起こすおそれがある]。
2.3. 下部消化管術直後の患者[蠕動運動亢進作用により腸管縫合部の離解をまねくおそれがある]。
2.4. 吐気、嘔吐又は激しい腹痛等、急性腹症が疑われる患者[症状を悪化させるおそれがある]。
連用による耐性増大等のため効果が減弱し薬剤に頼りがちになることがあるので長期連用を避けること。
(特定の背景を有する患者に関する注意)
(合併症・既往歴等のある患者)
9.1.1. 局所に炎症・創傷(腸管炎症・腸管創傷、肛門炎症・肛門創傷)のある患者:出血を促しグリセリンが吸収され溶血を、また、腎不全を起こすおそれがある〔2.1参照〕。
9.1.2. 腸管麻痺のある患者:蠕動運動亢進作用により腹痛等の症状を増悪させるおそれがある。
9.1.3. 重症硬結便のある患者:浣腸剤では十分な効果が得られず、腹痛等の症状を増悪させるおそれがある。
9.1.4. 重篤な心疾患のある患者:症状を増悪させるおそれがある。
少量から開始するなど慎重に投与すること(高齢者では過度の瀉下作用により体液量減少等をきたし、脱水等を起こすことがある)。
(妊婦)
妊婦又は妊娠している可能性のある女性に投与する場合には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること(子宮収縮を誘発して流早産を起こす危険性がある)。
(授乳婦)
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。
乳児に投与する場合は慎重に投与すること(患児側の反応を十分に把握できない場合、過量投与に陥りやすい)。
(適用上の注意)
14.1. 薬剤投与時の注意
(1). 浣腸用にのみ使用すること。
(2). 注入に際し、直腸粘膜を損傷することがあるので、慎重に挿入する(挿入時、損傷を起こし、出血がみられた場合、グリセリンが血管内に入り、溶血を起こすおそれがある)。
(3). 患者の状態を観察しながら投与し、異常が認められた場合には直ちに投与を中止すること。
14.2. 薬剤投与後の注意
連続の使用を避け、1個を1回で使用し、使用残液は容器ごと廃棄すること。
(保管上の注意)
室温保存。
(使用方法)
@. 容器のキャップをつけたまま温湯(約40℃)に入れ、体温近くまで加温する。
A. 注入管(チューブ)を持ち先端キャップを回しながら取り外し、容器内の空気をできる限り追い出す。
B. ストッパーを挿入深度に合わせる。
C. 先端部の周囲を浣腸液で潤すか、あるいはオリブ油、ワセリン等を塗布して挿入しやすくする。
D. 体は側臥位にしストッパーの後ろを持ちながら注入管(チューブ)をゆっくり肛門内に挿入する。
・ ストッパーは肛門内に挿入しないこと。
・ 無理に挿入すると、直腸粘膜を損傷する場合があるので注意すること。
・ 立位では、直腸穿孔のおそれがあるので行わないこと。
小児は添付文書の図のような姿勢にして両足を支え、注入管(チューブ)をゆっくり肛門内に挿入する。
・ 注入管(チューブ)を挿入する長さは、成人で5〜6cm、小児で3〜6cmまでにすること。
E. 注入管(チューブ)を片手で固定し、他方の手で容器後部を少し上方に傾けて、ボトル部分を握りゆっくりと浣腸液を注入する。注入後、脱脂綿などで肛門をおさえ、薬液注入後、約2〜5分経過し、便意が強まってから排便する。
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