ファブリー病治療薬
薬効分類 | ファブリー病治療薬 |
一般名 | ミガーラスタット塩酸塩カプセル |
薬価 | 145304円 |
メーカー | アミカス・セラピューティクス |
最終更新 | 2022年12月改訂(第2版) |
通常、成人及び12歳以上の小児にはミガーラスタットとして1回123mgを隔日経口投与する。なお、食事の前後2時間を避けて投与すること。
(用法及び用量に関連する注意)
7.1. 本剤の曝露量は食事の影響を受けるため、食事の前後2時間を避けて投与すること〔16.2.1参照〕。
7.2. 投与時刻は原則毎回一定とする(服用予定時刻に服用できなかった場合は、服用予定時刻から12時間以内に服用し、服用予定時刻から12時間を超えた場合は、次の服用予定日時から服用を再開する)。
7.3. 酵素補充療法との併用に関する有効性及び安全性は確立されていない。
ミガーラスタットに反応性のあるGLA遺伝子変異を伴うファブリー病。
(効能又は効果に関連する注意)
5.1. 本剤はファブリー病と確定診断された患者に対して使用すること。
5.2. 本剤の投与開始に先立って、患者のGLA遺伝子変異のミガーラスタットに対する反応性を確認すること〔24.参照〕。
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
11.2. その他の副作用
1). 心臓:(1%以上5%未満)動悸。
2). 耳および迷路:(1%以上5%未満)回転性めまい。
3). 胃腸:(5%以上10%未満)下痢、(1%以上5%未満)悪心、腹痛、便秘、口内乾燥、便意切迫、消化不良、嘔吐。
4). 一般・全身:(1%以上5%未満)疲労、疼痛。
5). 臨床検査:(1%以上5%未満)血中クレアチンホスホキナーゼ増加、体重増加、血圧上昇。
6). 筋骨格系および結合組織:(1%以上5%未満)筋痙縮、筋肉痛、斜頚、四肢痛。
7). 神経系:(10%以上)頭痛、(5%以上10%未満)錯感覚、(1%以上5%未満)浮動性めまい、感覚鈍麻。
8). 精神:(1%以上5%未満)うつ病。
9). 腎および尿路:(1%以上5%未満)蛋白尿。
10). 呼吸器、胸郭および縦隔:(1%以上5%未満)呼吸困難、鼻出血。
11). 皮膚および皮下組織:(1%以上5%未満)発疹、皮膚そう痒症。
本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。
本剤投与中は、定期的に腎機能、心機能、臨床検査値等を確認する等経過を十分に観察し、本剤投与で効果が認められない場合には治療法の変更を考慮すること。
(特定の背景を有する患者に関する注意)
(腎機能障害患者)
9.2.1. 重度の腎機能障害患者:重度腎機能障害のある患者は有効性及び安全性を指標とした臨床試験では除外されている(本剤の血中濃度が上昇するおそれがあることから、重度の腎機能障害のある患者への投与は推奨されない)〔16.6.1、17.1.1、17.1.2、18.1、18.2参照〕。
患者の状態を観察しながら慎重に投与すること(一般に生理機能が低下していることが多い)。
(妊婦)
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ使用すること(ウサギ胚胎仔発生に関する試験において、臨床推奨用量投与時の曝露量の244倍以上に相当するミガーラスタットの投与により、母動物毒性が発現し、着床後胚死亡率増加、体重減少、流産、骨化遅延、軽微な骨異常増加等が認められた)。
(授乳婦)
授乳しないことが望ましい(ラットで乳汁へ移行することが報告されている)。
本剤の曝露量は体重の影響を受ける可能性があることから、12歳以上の小児には患者の体重に留意した上で投与の適否を判断し、投与にあたっては患者の状態を十分に観察すること。12歳以上16歳未満で体重45kg未満の患者は臨床試験に組み入れられていない。また、12歳未満の小児等を対象とした臨床試験は実施していない〔16.1.3、17.1.3参照〕。
15.2. 非臨床試験に基づく情報
雄ラットの受胎能及び初期胚発生に関する試験において、臨床推奨用量投与時の曝露量の0.163倍、1.5倍に相当するミガーラスタットの投与により、受胎率低下(それぞれ75%、55%)が認められた(受胎率の低下は投与中止4週間後に回復した)。
(保管上の注意)
室温保存。
薬効分類 | ファブリー病治療薬 |
一般名 | ミガーラスタット塩酸塩カプセル |
薬価 | 145304円 |
メーカー | アミカス・セラピューティクス |
最終更新 | 2022年12月改訂(第2版) |
通常、成人及び12歳以上の小児にはミガーラスタットとして1回123mgを隔日経口投与する。なお、食事の前後2時間を避けて投与すること。
(用法及び用量に関連する注意)
7.1. 本剤の曝露量は食事の影響を受けるため、食事の前後2時間を避けて投与すること〔16.2.1参照〕。
7.2. 投与時刻は原則毎回一定とする(服用予定時刻に服用できなかった場合は、服用予定時刻から12時間以内に服用し、服用予定時刻から12時間を超えた場合は、次の服用予定日時から服用を再開する)。
7.3. 酵素補充療法との併用に関する有効性及び安全性は確立されていない。
ミガーラスタットに反応性のあるGLA遺伝子変異を伴うファブリー病。
(効能又は効果に関連する注意)
5.1. 本剤はファブリー病と確定診断された患者に対して使用すること。
5.2. 本剤の投与開始に先立って、患者のGLA遺伝子変異のミガーラスタットに対する反応性を確認すること〔24.参照〕。
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
11.2. その他の副作用
1). 心臓:(1%以上5%未満)動悸。
2). 耳および迷路:(1%以上5%未満)回転性めまい。
3). 胃腸:(5%以上10%未満)下痢、(1%以上5%未満)悪心、腹痛、便秘、口内乾燥、便意切迫、消化不良、嘔吐。
4). 一般・全身:(1%以上5%未満)疲労、疼痛。
5). 臨床検査:(1%以上5%未満)血中クレアチンホスホキナーゼ増加、体重増加、血圧上昇。
6). 筋骨格系および結合組織:(1%以上5%未満)筋痙縮、筋肉痛、斜頚、四肢痛。
7). 神経系:(10%以上)頭痛、(5%以上10%未満)錯感覚、(1%以上5%未満)浮動性めまい、感覚鈍麻。
8). 精神:(1%以上5%未満)うつ病。
9). 腎および尿路:(1%以上5%未満)蛋白尿。
10). 呼吸器、胸郭および縦隔:(1%以上5%未満)呼吸困難、鼻出血。
11). 皮膚および皮下組織:(1%以上5%未満)発疹、皮膚そう痒症。
本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。
本剤投与中は、定期的に腎機能、心機能、臨床検査値等を確認する等経過を十分に観察し、本剤投与で効果が認められない場合には治療法の変更を考慮すること。
(特定の背景を有する患者に関する注意)
(腎機能障害患者)
9.2.1. 重度の腎機能障害患者:重度腎機能障害のある患者は有効性及び安全性を指標とした臨床試験では除外されている(本剤の血中濃度が上昇するおそれがあることから、重度の腎機能障害のある患者への投与は推奨されない)〔16.6.1、17.1.1、17.1.2、18.1、18.2参照〕。
患者の状態を観察しながら慎重に投与すること(一般に生理機能が低下していることが多い)。
(妊婦)
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ使用すること(ウサギ胚胎仔発生に関する試験において、臨床推奨用量投与時の曝露量の244倍以上に相当するミガーラスタットの投与により、母動物毒性が発現し、着床後胚死亡率増加、体重減少、流産、骨化遅延、軽微な骨異常増加等が認められた)。
(授乳婦)
授乳しないことが望ましい(ラットで乳汁へ移行することが報告されている)。
本剤の曝露量は体重の影響を受ける可能性があることから、12歳以上の小児には患者の体重に留意した上で投与の適否を判断し、投与にあたっては患者の状態を十分に観察すること。12歳以上16歳未満で体重45kg未満の患者は臨床試験に組み入れられていない。また、12歳未満の小児等を対象とした臨床試験は実施していない〔16.1.3、17.1.3参照〕。
15.2. 非臨床試験に基づく情報
雄ラットの受胎能及び初期胚発生に関する試験において、臨床推奨用量投与時の曝露量の0.163倍、1.5倍に相当するミガーラスタットの投与により、受胎率低下(それぞれ75%、55%)が認められた(受胎率の低下は投与中止4週間後に回復した)。
(保管上の注意)
室温保存。
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