薬効分類 | ファブリー病治療薬 |
一般名 | アガルシダーゼベータ (遺伝子組換え) 注射用 |
薬価 | 569593円 |
メーカー | サノフィ |
最終更新 | 2022年06月改訂(第3版) |
通常、アガルシダーゼ ベータ(遺伝子組換え)として、1回体重1kgあたり1mgを隔週、点滴静注する。
(用法及び用量に関連する注意)
7.1. 日局注射用水で溶解し、日局生理食塩液で希釈した後に投与すること。Infusion reactionが発現するおそれがあるため、初回投与速度は0.25mg/分(15mg/時)以下とすること。患者の忍容性が十分に確認された場合、徐々に速めてもよい〔8.2、11.1.1参照〕。
ファブリー病。
(効能又は効果に関連する注意)
5.1. 本剤はファブリー病と確定診断された患者にのみ使用すること。
5.2. 国内における第2相試験及び海外における第3相臨床試験では組織中のGL−3除去効果を確認した。しかし臨床症状の改善効果については確立されていない。
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
11.1. 重大な副作用
11.1.1. Infusion reaction(本剤投与当日に発現する反応)(頻度不明):悪寒、発熱、体温変動感、悪心、高血圧、嘔吐、潮紅、錯感覚(ファブリー痛)、疲労、疼痛(四肢痛)、頭痛、そう痒症、胸痛(胸部不快感)、低血圧、頻脈、動悸、徐脈、呼吸困難、喘鳴(咽喉絞扼感)、咳嗽、鼻炎、発疹、蕁麻疹、流涙増加、腹痛、筋痛、浮動性めまい、蒼白、酸素飽和度低下、浮腫等が報告されているので、投与中あるいは投与終了後は、観察を十分に行い、これらの症状が発現した場合は、点滴速度を下げる、あるいは投与を一時中止し、適切な薬剤治療(抗ヒスタミン剤、解熱鎮痛剤、副腎皮質ホルモン剤等)や緊急処置を行うこと〔7.1、8.2参照〕。
11.2. その他の副作用
1). 血液およびリンパ系:(1%未満)好酸球増加症。
2). 心臓:(1%未満)徐脈、動悸、(頻度不明)頻脈。
3). 眼:(1%未満)流涙増加。
4). 胃腸:(1%以上)悪心、腹痛、嘔吐。
5). 全身および投与局所様態:(1%以上)胸痛、悪寒、発熱、疲労、末梢性浮腫、(頻度不明)体温変動感。
6). 感染症および寄生虫症:(1%未満)胃腸炎。
7). 筋骨格系および結合組織:(1%以上)疼痛、(1%未満)背部痛、(頻度不明)筋肉痛。
8). 神経系:(1%以上)頭痛、(1%未満)錯感覚。
9). 呼吸器、胸郭および縦隔:(1%以上)呼吸困難、咳嗽、(1%未満)呼吸窮迫、喘鳴、(頻度不明)鼻炎。
10). 皮膚および皮下組織:(1%以上)皮膚そう痒症、蕁麻疹、発疹。
11). 血管:(1%以上)潮紅、(1%未満)高血圧、低血圧。
発現頻度は、承認時までの臨床試験、使用成績調査、特定使用成績調査及び製造販売後臨床試験の結果を合わせて算出した。
[外国における第1/2相試験、第3相二重盲検比較試験、その継続試験、及び第4相二重盲検比較試験、その継続試験、第2相小児臨床試験で認められた副作用(評価例数168例、投与期間1回投与から最長5年)]
1). 心臓:(5〜10%)頻脈、(1〜5%)動悸。
2). 眼:(1〜5%)流涙増加。
3). 胃腸:(>10%)悪心、嘔吐、(5〜10%)腹痛、(1〜5%)上腹部痛、腹部不快感、胃不快感、口の感覚鈍麻。
4). 全身および投与局所様態:(>10%)悪寒、発熱、冷感、(5〜10%)疲労、胸部不快感、熱感、(1〜5%)末梢性浮腫、疼痛、無力症、胸痛、倦怠感、顔面浮腫、高熱。
5). 臨床検査:(5〜10%)血圧上昇、体温上昇、(1〜5%)心拍数増加、血圧低下。
6). 筋骨格系および結合組織:(5〜10%)四肢痛、(1〜5%)筋痛、背部痛、筋痙縮、関節痛、筋緊張、筋骨格硬直。
7). 神経系:(>10%)頭痛、錯感覚(ファブリー痛)、(5〜10%)浮動性めまい、傾眠、(1〜5%)感覚鈍麻、灼熱感、嗜眠。
8). 呼吸器、胸郭および縦隔:(5〜10%)呼吸困難、(1〜5%)鼻閉、咽喉絞扼感、喘鳴、咳嗽、呼吸困難増悪。
9). 皮膚および皮下組織:(5〜10%)皮膚そう痒症、蕁麻疹、(1〜5%)発疹、紅斑、全身性そう痒症、血管神経性浮腫、顔面腫脹。
10). 血管:(5〜10%)潮紅、(1〜5%)高血圧、蒼白、低血圧、ほてり。
本剤投与により重篤なアナフィラキシーが発現する可能性があるので、本剤は、緊急時に十分な対応のできる準備をした上で投与を開始し、投与終了後も十分な観察を行うこと。
また、重篤なinfusion reactionが発現した場合には、本剤の投与を中止し、適切な処置を行うこと〔8.1参照〕。
本剤の成分又はα−ガラクトシダーゼ製剤に対するアナフィラキシーショックの既往歴のある患者〔8.1参照〕。
8.1. 本剤はたん白質製剤であるため、アナフィラキシーショックが起こる可能性は否定できないため、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。また、このような症状の発現に備え、緊急処置を取れる準備をしておくこと〔1.警告、2.禁忌の項、9.1.1参照〕。
8.2. 本剤投与によりinfusion reaction(IR)が発現する可能性がある。次回投与に際しては、次を参考とすること〔7.1、11.1.1参照〕。
1). 軽度〜中等度のIRの初回又は軽度〜中等度のIR再発:投与開始1時間前に抗ヒスタミン剤、解熱鎮痛剤/抗炎症剤を前投薬し、0.15mg/分より開始し、異常が見られなければ徐々に0.25mg/分まで投与速度を上げる。
2). 重度のIRの初回又は重度のIR再発:投与開始約12時間、6時間及び1時間前に副腎皮質ホルモン剤、投与開始1時間前に抗ヒスタミン剤、解熱鎮痛剤/抗炎症剤を前投薬し、0.15mg/分より開始し、異常が見られなければ徐々に0.25mg/分まで投与速度を上げる。
8.3. Infusion reactionの発現を予測するため定期的にアガルシダーゼ ベータ(遺伝子組換え)に対するIgG抗体検査を行うことが望ましい(投与により、大部分の患者でIgG抗体産生が予想され、そのような患者はinfusion reactionを発現しやすいと考えられる)。
(特定の背景を有する患者に関する注意)
(合併症・既往歴等のある患者)
9.1.1. 本剤の成分又はα−ガラクトシダーゼ製剤に対する過敏症の既往歴のある患者〔8.1参照〕。
副作用の発現に特に注意し、慎重に投与すること(一般に生理機能が低下していることが多い)。
(妊婦)
妊婦又は妊娠している可能性のある患者には、治療上の有益性が危険性を上まわると判断される場合のみ投与すること。
(授乳婦)
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること(ヒトで哺乳中の児における影響は不明である)。
小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
(適用上の注意)
14.1. 薬剤調製時の注意
14.1.1. 溶解約30分前には室温に戻すこと。用時1バイアルを日局注射用水7.2mLで溶解し、アガルシダーゼ ベータ(遺伝子組換え)として5mg/mLの溶液とする。各バイアルに規定量の日局注射用水を加え、溶液が泡立たないように静かに混和する。異物や変色の見られたバイアルは使用しないこと。溶解後は速やかに希釈すること。
14.1.2. 各バイアルから規定の液量(患者の体重あたりで計算した必要量)を採取し、日局生理食塩液中に注入し、最終容量50〜500mLまで希釈する(その際、投与液剤をゆるやかに混和すること)。投与量が35mg以下の場合は50mL以上、投与量が35mgを超えて70mg以下の場合は100mL以上、投与量が70mgを超えて100mg以下の場合は250mL以上、投与量が100mgを超える場合は500mLまで希釈する。
14.1.3. 溶解・希釈後は速やかに使用すること(やむを得ず保存する場合は、遮光して2〜8℃で保存し、24時間以内に使用すること)。
14.1.4. 他剤<日局注射用水・日局生理食塩液を除く>との混注を行わないこと。
14.1.5. 各バイアルは一回限りの使用とすること。
14.2. 薬剤投与時の注意
たん白質を吸着しにくいポアサイズ0.2ミクロンのインラインフィルターを使用することが望ましい。
(取扱い上の注意)
20.1. 外箱に記載された使用期限を過ぎた製剤は使用しないこと。
20.2. 外箱開封後は遮光にて保存すること。
15.1. 臨床使用に基づく情報
15.1.1. IgE抗体産生:海外において、本剤に対するIgE陽性あるいは皮膚試験陽性となり投与を中止したが、その後投与を再開した患者が報告されている(再投与は、投与量0.5mg/kg、最初の30分の点滴速度を0.01mg/分(0.6mg/時)で開始し、その後は患者の様子をみながら徐々に投与速度を上昇させ、忍容性が良好な場合、通常の投与量(1mg/kg)に戻る投与方法で、再投与に成功している)。
15.2. 非臨床試験に基づく情報
15.2.1. ラットを用いた生殖発生毒性試験において、10〜30mg/kg/日で11日間連続投与したところ、連日の高用量投与による蓄積が原因と考えられる肝細胞壊死が認められた。
(保管上の注意)
2〜8℃。
薬効分類 | ファブリー病治療薬 |
一般名 | アガルシダーゼベータ (遺伝子組換え) 注射用 |
薬価 | 569593円 |
メーカー | サノフィ |
最終更新 | 2022年06月改訂(第3版) |
通常、アガルシダーゼ ベータ(遺伝子組換え)として、1回体重1kgあたり1mgを隔週、点滴静注する。
(用法及び用量に関連する注意)
7.1. 日局注射用水で溶解し、日局生理食塩液で希釈した後に投与すること。Infusion reactionが発現するおそれがあるため、初回投与速度は0.25mg/分(15mg/時)以下とすること。患者の忍容性が十分に確認された場合、徐々に速めてもよい〔8.2、11.1.1参照〕。
ファブリー病。
(効能又は効果に関連する注意)
5.1. 本剤はファブリー病と確定診断された患者にのみ使用すること。
5.2. 国内における第2相試験及び海外における第3相臨床試験では組織中のGL−3除去効果を確認した。しかし臨床症状の改善効果については確立されていない。
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
11.1. 重大な副作用
11.1.1. Infusion reaction(本剤投与当日に発現する反応)(頻度不明):悪寒、発熱、体温変動感、悪心、高血圧、嘔吐、潮紅、錯感覚(ファブリー痛)、疲労、疼痛(四肢痛)、頭痛、そう痒症、胸痛(胸部不快感)、低血圧、頻脈、動悸、徐脈、呼吸困難、喘鳴(咽喉絞扼感)、咳嗽、鼻炎、発疹、蕁麻疹、流涙増加、腹痛、筋痛、浮動性めまい、蒼白、酸素飽和度低下、浮腫等が報告されているので、投与中あるいは投与終了後は、観察を十分に行い、これらの症状が発現した場合は、点滴速度を下げる、あるいは投与を一時中止し、適切な薬剤治療(抗ヒスタミン剤、解熱鎮痛剤、副腎皮質ホルモン剤等)や緊急処置を行うこと〔7.1、8.2参照〕。
11.2. その他の副作用
1). 血液およびリンパ系:(1%未満)好酸球増加症。
2). 心臓:(1%未満)徐脈、動悸、(頻度不明)頻脈。
3). 眼:(1%未満)流涙増加。
4). 胃腸:(1%以上)悪心、腹痛、嘔吐。
5). 全身および投与局所様態:(1%以上)胸痛、悪寒、発熱、疲労、末梢性浮腫、(頻度不明)体温変動感。
6). 感染症および寄生虫症:(1%未満)胃腸炎。
7). 筋骨格系および結合組織:(1%以上)疼痛、(1%未満)背部痛、(頻度不明)筋肉痛。
8). 神経系:(1%以上)頭痛、(1%未満)錯感覚。
9). 呼吸器、胸郭および縦隔:(1%以上)呼吸困難、咳嗽、(1%未満)呼吸窮迫、喘鳴、(頻度不明)鼻炎。
10). 皮膚および皮下組織:(1%以上)皮膚そう痒症、蕁麻疹、発疹。
11). 血管:(1%以上)潮紅、(1%未満)高血圧、低血圧。
発現頻度は、承認時までの臨床試験、使用成績調査、特定使用成績調査及び製造販売後臨床試験の結果を合わせて算出した。
[外国における第1/2相試験、第3相二重盲検比較試験、その継続試験、及び第4相二重盲検比較試験、その継続試験、第2相小児臨床試験で認められた副作用(評価例数168例、投与期間1回投与から最長5年)]
1). 心臓:(5〜10%)頻脈、(1〜5%)動悸。
2). 眼:(1〜5%)流涙増加。
3). 胃腸:(>10%)悪心、嘔吐、(5〜10%)腹痛、(1〜5%)上腹部痛、腹部不快感、胃不快感、口の感覚鈍麻。
4). 全身および投与局所様態:(>10%)悪寒、発熱、冷感、(5〜10%)疲労、胸部不快感、熱感、(1〜5%)末梢性浮腫、疼痛、無力症、胸痛、倦怠感、顔面浮腫、高熱。
5). 臨床検査:(5〜10%)血圧上昇、体温上昇、(1〜5%)心拍数増加、血圧低下。
6). 筋骨格系および結合組織:(5〜10%)四肢痛、(1〜5%)筋痛、背部痛、筋痙縮、関節痛、筋緊張、筋骨格硬直。
7). 神経系:(>10%)頭痛、錯感覚(ファブリー痛)、(5〜10%)浮動性めまい、傾眠、(1〜5%)感覚鈍麻、灼熱感、嗜眠。
8). 呼吸器、胸郭および縦隔:(5〜10%)呼吸困難、(1〜5%)鼻閉、咽喉絞扼感、喘鳴、咳嗽、呼吸困難増悪。
9). 皮膚および皮下組織:(5〜10%)皮膚そう痒症、蕁麻疹、(1〜5%)発疹、紅斑、全身性そう痒症、血管神経性浮腫、顔面腫脹。
10). 血管:(5〜10%)潮紅、(1〜5%)高血圧、蒼白、低血圧、ほてり。
本剤投与により重篤なアナフィラキシーが発現する可能性があるので、本剤は、緊急時に十分な対応のできる準備をした上で投与を開始し、投与終了後も十分な観察を行うこと。
また、重篤なinfusion reactionが発現した場合には、本剤の投与を中止し、適切な処置を行うこと〔8.1参照〕。
本剤の成分又はα−ガラクトシダーゼ製剤に対するアナフィラキシーショックの既往歴のある患者〔8.1参照〕。
8.1. 本剤はたん白質製剤であるため、アナフィラキシーショックが起こる可能性は否定できないため、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。また、このような症状の発現に備え、緊急処置を取れる準備をしておくこと〔1.警告、2.禁忌の項、9.1.1参照〕。
8.2. 本剤投与によりinfusion reaction(IR)が発現する可能性がある。次回投与に際しては、次を参考とすること〔7.1、11.1.1参照〕。
1). 軽度〜中等度のIRの初回又は軽度〜中等度のIR再発:投与開始1時間前に抗ヒスタミン剤、解熱鎮痛剤/抗炎症剤を前投薬し、0.15mg/分より開始し、異常が見られなければ徐々に0.25mg/分まで投与速度を上げる。
2). 重度のIRの初回又は重度のIR再発:投与開始約12時間、6時間及び1時間前に副腎皮質ホルモン剤、投与開始1時間前に抗ヒスタミン剤、解熱鎮痛剤/抗炎症剤を前投薬し、0.15mg/分より開始し、異常が見られなければ徐々に0.25mg/分まで投与速度を上げる。
8.3. Infusion reactionの発現を予測するため定期的にアガルシダーゼ ベータ(遺伝子組換え)に対するIgG抗体検査を行うことが望ましい(投与により、大部分の患者でIgG抗体産生が予想され、そのような患者はinfusion reactionを発現しやすいと考えられる)。
(特定の背景を有する患者に関する注意)
(合併症・既往歴等のある患者)
9.1.1. 本剤の成分又はα−ガラクトシダーゼ製剤に対する過敏症の既往歴のある患者〔8.1参照〕。
副作用の発現に特に注意し、慎重に投与すること(一般に生理機能が低下していることが多い)。
(妊婦)
妊婦又は妊娠している可能性のある患者には、治療上の有益性が危険性を上まわると判断される場合のみ投与すること。
(授乳婦)
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること(ヒトで哺乳中の児における影響は不明である)。
小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
(適用上の注意)
14.1. 薬剤調製時の注意
14.1.1. 溶解約30分前には室温に戻すこと。用時1バイアルを日局注射用水7.2mLで溶解し、アガルシダーゼ ベータ(遺伝子組換え)として5mg/mLの溶液とする。各バイアルに規定量の日局注射用水を加え、溶液が泡立たないように静かに混和する。異物や変色の見られたバイアルは使用しないこと。溶解後は速やかに希釈すること。
14.1.2. 各バイアルから規定の液量(患者の体重あたりで計算した必要量)を採取し、日局生理食塩液中に注入し、最終容量50〜500mLまで希釈する(その際、投与液剤をゆるやかに混和すること)。投与量が35mg以下の場合は50mL以上、投与量が35mgを超えて70mg以下の場合は100mL以上、投与量が70mgを超えて100mg以下の場合は250mL以上、投与量が100mgを超える場合は500mLまで希釈する。
14.1.3. 溶解・希釈後は速やかに使用すること(やむを得ず保存する場合は、遮光して2〜8℃で保存し、24時間以内に使用すること)。
14.1.4. 他剤<日局注射用水・日局生理食塩液を除く>との混注を行わないこと。
14.1.5. 各バイアルは一回限りの使用とすること。
14.2. 薬剤投与時の注意
たん白質を吸着しにくいポアサイズ0.2ミクロンのインラインフィルターを使用することが望ましい。
(取扱い上の注意)
20.1. 外箱に記載された使用期限を過ぎた製剤は使用しないこと。
20.2. 外箱開封後は遮光にて保存すること。
15.1. 臨床使用に基づく情報
15.1.1. IgE抗体産生:海外において、本剤に対するIgE陽性あるいは皮膚試験陽性となり投与を中止したが、その後投与を再開した患者が報告されている(再投与は、投与量0.5mg/kg、最初の30分の点滴速度を0.01mg/分(0.6mg/時)で開始し、その後は患者の様子をみながら徐々に投与速度を上昇させ、忍容性が良好な場合、通常の投与量(1mg/kg)に戻る投与方法で、再投与に成功している)。
15.2. 非臨床試験に基づく情報
15.2.1. ラットを用いた生殖発生毒性試験において、10〜30mg/kg/日で11日間連続投与したところ、連日の高用量投与による蓄積が原因と考えられる肝細胞壊死が認められた。
(保管上の注意)
2〜8℃。
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